シン・ヘソン、キム・ジョンヒョン主演のフュージョン時代劇。
現代の男性の魂が200年前の朝鮮時代にタイムスリップし、何故か王妃の体に入り込んでしまうというユニークな設定が特徴の魂入れ替わりコメディ。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
哲仁王后(チョルインワンフ)キャスト一覧
原題:哲仁王后 竹の森
全20話
平均視聴率:12.58%
最高視聴率:17.37%
放送期間:2020年12月12日~2021年2月14日まで韓国tvNで放送
演出:ユン・ソンシク
「最高です!スンシンちゃん」
「王の顔」「バベル~愛と復讐の螺旋~」など
/チャン・ヤンホ
脚本:パク・ゲオク
「カインとアベル」
「愛の贈りもの〜My Blessed Mom〜」など
【キム・ソヨン役】シン・ヘソン
女好きの男の魂が入った王妃。
【哲宗役】キム・ジョンヒョン
第25代王。
【チャン・ボンファン役】チェ・ジニョク
大統領府専属のシェフ。
【キム・ビョンイン役】ナ・イヌ
キム・ソヨンの従兄。
【チョ・ファジン役】ソル・イナ
宜嬪(ファビン)。哲宗の側室で初恋相手。
【純元(スンウォン)王后役】ペ・ジョンオク
大王大妃。哲宗の祖母。
【キム・ジャグン役】キム・テウ
純元王后の弟。
韓国で「国民の娘」と呼ばれるシン・ヘソンと、「愛の不時着」で大ブレイクしたキム・ジョンヒョン主演によるフュージョン時代劇。
2021年時代劇ドラマ部門視聴率No.1!
ケーブルテレビ局作品でありながら最高視聴率17.4%という高視聴率を記録しています。
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哲仁王后(チョルインワンフ)あらすじ
最年少で韓国の大統領府の料理長になったチャン・ボンファン(チェジニョク)は、常に自信満々で女好きなプレイボーイ。
料理の実力も確かだったのだが、そんなボンファンを嫉んでいた何者かの罠によって濡れ衣を着せられ、警察に追われる羽目に。
そして捜査の手から逃れる途中で高所からプールに落ちてしまい頭を打ってしまう。
ボンファンが目を覚ますとそこは朝鮮時代の王宮で、しかも彼は明日婚礼を挙げるキム・ソヨン(シンヘソン)の体の中にいたのだ。
突然過去にタイムスリップし、男から女の体に入れ替わってしまったボンファンは、婚礼相手の第25代王哲宗(キムジョンヒョン)に自分が男であることを告白するのだが…。
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哲仁王后(チョルインワンフ)みどころ
朝鮮時代の王妃と魂が入れ替わってしまった女好きなシェフと、そんな王妃の男気に惹かれてしまう王との痛快な宮廷生活を描いたラブコメフュージョン時代劇!
いわゆる魂の入れ替わりとタイムスリップという王道設定のドラマですが、ただ本作には現代の男性の魂が朝鮮時代の王妃の体に入り込むというユニークな設定があり、これまでのフュージョン時代劇やラブロマンスとは一線を画した作品になっています。
現代から朝鮮時代にタイムスリップしてきたことによるドタバタ模様はもちろん、女性の体に男性の魂が入ることによるキャラクターの変化や、生来のプレボーイぶりにより王妃が側室言い寄るというヘンテコな展開など、コメディ要素満載などが特徴です。
そんなファンタジー&ラブコメ要素のみならず、時代劇ならではの権力闘争や王宮内でのラブロマンス、シェフの実力を活かして王妃が料理の腕前を披露して驚かせる展開など、現代劇要素が多分に散りばめられた新感覚時代劇の誕生です!
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哲仁王后(チョルインワンフ)感想・評価
未だに悪女イメージが強いシン・ヘソン主演作品なのであまり期待はしていなかったのですが、女好きなガサツな王妃というトンデモキャラクターとうまくマッチしていて予想以上に楽しめました!
タイムスリップだけなら「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」が現代から過去にという点では近いですし、奇抜さでは「医心伝心〜脈あり!恋あり?〜」、コミカルさなら「マイ・オンリー・ラブソング」など、現代から過去にタイムスリップする流れや、魂が別人と入れ替わる設定もよくある話なんですよね。
しかし、タイムスリップした上に男性の魂が女性に!というユニークな設定があるからこそ、男同士のロマンスになるの?とか、意外に女性たちからもモテたりするのか?などの予想外の展開も期待させることができて新鮮に楽しめたんです!
最初はタイムスリップした理由や、入れ替わった王妃の魂はどうなったのか?などが気になりはしましたが、基本的に痛快でコミカルに展開していくので気にならなくなりました。
なにせ、現代に何とかして戻ろうとする王妃の行動や、礼儀知らずで慣例も無視した様は傍から見ればメチャクチャなんですが、王妃という地位にあるから何か意味があるのか?と思われたり、理解してない自分の方がおかしいのか?と思ったりと、とにかく面白い方へと転がっていくんです。ここは大きかったですね!
王道の韓国時代劇を期待すると、ドロドロな人間関係や権力闘争が控え目なのはものたりなく感じるかもしれませんが、そんな要素が苦手だから時代劇は敬遠している!という人たちにとっては抵抗なく見れる作品だと思います。
現代の女好きシェフの魂が入った王妃というキャラクター設定と、そんな男気溢れる(?)王とのBLチックなロマンスと痛快コメディぷりが面白い良い意味で時代劇らしからぬ作品でした。
最後に
正直なところ、シン・ヘソンは苦手だったんですが、このドラマを見たら苦手イメージは払拭され、むしろ好きになるほどでした!
やっぱり俳優のイメージって、演じる役柄に大きく影響されるんですね。