ユ·アイン×イム·スジョン×コ・ギョンピョ共演!
小説家、ゴーストライター、そして小説家のアンチファンが繰り広げるミステリー・ラブロマンス。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
シカゴタイプライター【韓国ドラマ】キャスト一覧
全22話
平均視聴率:2.24%
最高視聴率:2.82%
放送年度2017年4月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN)
演出:キム・チョルギュ
脚本:チン・スワン
【ハン・セジュ/ソ・フィヨン役】
ユ・アイン
見た目も人気の大物ベストセラー作家。ある日を境にスランプに。
【チョン・ソル/リュ・スヒョン役】
イム・スジョン
セジュの熱烈なファンからアンチファンになる獣医。
【ユ・ジノ/シン・ユル役】
コ・ギョンピョ
セジュのゴーストライター。謎多き人物。
【ペク・テミン/ホ・ヨンミン役】
クァク・シヤン
セジュのライバル小説家。いつも比較されるセジュに複雑な恋愛想いを抱いている。
【カル・ジソク役】チョ・ウジン
セジュの出版社の社長。
【マ・パンジン役】ヤン・ジンソン
チョン・ソルの幼なじみでルームメイト。
【ワン・パンウル役】チョン・スギョン
パンジンの母。霊媒師
【ペク・ドハ役】チョン・ホジン
テミンの父で、文学界の巨匠。
【ホン・ソヒ役】チョ・ギョンスク
テミンの母。
【チョン・ドゥヨプ役】パク・ジフン
ヒロインには、映画女優として知られるイム・スジョンが『ごめん、愛してる』以来、13年ぶりにドラマ出演しています。
当初、ヒロイン候補としてパク・シネやAOAのソリョンの名前が挙がったように、この役はセジュよりも年下の役なんですが、この時37歳の彼女が演じても違和感がないのは流石です。
OST情報
本作のOSTは、ドラマのテイストと同様にノスタルジックかつミステリアスな雰囲気があり、「SALTNPAPER(ソルトンペーパー)/サテライト」「ペク・イェリン/とても古い記憶」「Kevin Oh(ケビン・オー)/Be My Light」「SG WANNA BE(エスジーワナビー)/私たちの話を書きます」など、本作には優しい良曲が揃っています。
シカゴタイプライター【韓国ドラマ】あらすじ
ベストセラー作家でありながら韓流スターなみの人気を誇るハン・セジュ(ユアイン)は、彼の大ファンで何でも屋をしているチョン・ソル(イムスジョン)をストーカーだと勘違いし彼女を冷たくあしらってしまいます。
その後、シカゴで見つけた古めかしいタイプライターを譲り受けたセジュは、その夜1930年代の不思議な夢を見ます。
その内容を新作に活かそうとするも、ある事件により手を負傷してしまいしばらく執筆を休むことに。
その間にスランプに陥ってしまったセジュでしたが、書いた覚えのない「シカゴ・タイプライター」という小説が連載され、しかも大ヒットしてしまいます。
さらに、ゴーストライターだと名のる謎の男ユ・ジノ(コギョンピョ)がセジュの前に現れ・・・。
シカゴタイプライター【韓国ドラマ】みどころ
本作は、スランプに陥ったベストセラー作家、その大ファン、そして謎めいたゴーストライターの3人が、古めかしいタイプライターに隠された前世の記憶を解き明かしていくというミステリー・ラブロマンス作品です。
現代と日本統治時代の1930年代の二つの時代が描かれ、主要キャストが一人二役を演じているのも本作の特徴で、それでいてタイムスリップものではなく前世との因縁を画くというもの。
大ヒット映画に多数出演しているユ·アインさん、イム·スジョンさん、コ・ギョンピョさんの演技力もみどころですが、それぞれのキャラクターの謎や関係性にも注目が集まります。
さらに、セジュとテミンの仕事と恋でのライバル関係の行方も見逃せません!
ドラマも普通のサスペンスや恋愛ドラマとも違うミステリアスさがあり、1930年代を描いた映像や衣装などもこだわっていて、抜群に映像が美しい作品となっています。
前世での不幸な人間関係は、現代では幸せな結末を迎えることが出来るのでしょうか?!
シカゴタイプライター【韓国ドラマ】感想と評価・評判
このドラマ、最初に見たときは話が複雑で早々に見るのをやめてしまっていたんですが、似たようなテイストのドラマを見るのに飽きてきた頃に本作を再び見てみると、他のドラマにはない魅力を感じて楽しむことが出来ました。
韓国ドラマ初心者が見るには向いていないテイストの作品なのかもしれませんが、色んなドラマや映画を見てきた人こそ楽しめる作品といえるかもしれません!
ただ、内容的に『トッケビ』と比べてしまうところもあり、相手が大ヒット作なので仕方がないのですがそこは残念なところ。
『トッケビ』より先にこちらを見ていたら、また感想が違っていたのかもしれません。
作品のジャンルとしても、ミステリー、ファンタジー、ロマンス、コメディなどがミックスされたものなんですが、あまり欲張らずに現代での余計なエピソードは省いて、前世の話と恋愛に集中してもっと深く描いた方が良かったと思います。
本作には色んな謎が用意されていてそれが徐々に明かされていくのが面白いのに、仕掛けがうますぎで気付かないこともあったりと実に勿体無いんです!
キャストも演技力もストーリーも魅力的で面白かったのに、高視聴率と高評価を得られなかったのは残念で仕方ないですね。
最後に
本作のラストは、前世では不幸な結末となってしまったものが現代でハッピーエンドを迎えるというものでした。
この前世での因縁を現代で解消するという設定は、近年の韓国ドラマで良く見られるもので、『トッケビ』『青い海の伝説』『黒騎士』をはじめ、『星から来たあなた』もこれに属するものですが、これらが時代劇と現代劇を合わせたものなのに対して、本作では映画『暗殺』『密偵』『お嬢さん』などと同じ激動の時代を描いているのが特徴でした。
本作は大人のラブ&ミステリードラマとなっているので、ファンタジー要素が強いのが苦手な人でも見ていただけると思います。
出演者