パク・ギュヨン、カン・ミンヒョク主演。
インフルエンサーの世界の闇と実態をミステリータッチに描いたドロドロの人間ドラマ!
キャスト、あらすじ、カメオ、最終回感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
セレブリティ【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全12話
放送期間:2023年6月30日よりNetflixで独占配信中
演出:キム・チョルギュ
「マザー 無償の愛」「悪の花」など
脚本:キム・イヨン
「トンイ」「イ・サン」
「ヘチ 王座への道」など
【ソ・アリ役】パク・ギュヨン
化粧品の訪問販売員からトップインフルエンサーに上り詰める。
【ハン・ジュンギョン役】カン・ミンヒョク(CNBLUE)
ザ・ヒューコスメの代表。
【ユン・シヒョン役】イ・チョンア
ヘウム文化財団の理事長。国会議員の娘。
【チン・テジョン役】イ・ドンゴン
法律事務所テガン代表。シヒョンの夫でジュンギョンの親友。
【オ・ミネ役】チョン・ヒョソン(元Secret)
人気インフルエンサー。ソ・アリの昔の友人。
【チン・チェヒ役】ハン・ジェイン
SNSインフルエンサー。 チン・テジョンの妹。
主人公アリ役を演じるのは今注目の女優パク・ギュヨン。
2024年公開予定の「イカゲーム2」のヒロインに抜擢され、更に活躍すること間違いなしの女優です。
セレブリティカメオ主演
2PMのイ・ジュノ
ソル・イナ
チョン・ユミ
イ・サンユン
チョン・ユジン
ユン・ボラ
(G)I-DLEのウギ
この他にも
・トップユーチューバー
・アナウンサー
・モデル
・ミュージシャン
・ダンサー
・トレーナー
・美容師
といった韓国のSNS界隈で有名な人物が多数登場します!
ちなみに、撮影監督は「トッケビ」「愛の不時着」「悪の花」で知られるキム・ソンヨン監督。
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セレブリティ【韓国ドラマ】あらすじ
平凡な化粧品販売員から130万フォロワーのトップインフルエンサーとなったソ・アリ(パクギュヨン)。
死んだはずの彼女が突然ライブ配信を始めたことから、彼女と関係のあったインフルエンサーたちは騒然となる。
元々は裕福な家庭に育つも父親の会社が倒産したことから貧しい生活を送ることになったアリは、SNSを活用する暇もないほど日々の生活に追われていた。
そんなある日、有名インフルエンサーとなった高校時代の友人と再会したことから、アリはSNSをはじめることになる。
そして、ひょんなことからインフルエンサーたちが集まるパーティーに参加することになったアリは、そこで騒動に巻き込まれ一躍話題の人となる。
他のインフルエンサーたちとは違った魅力や正直さがウケてフォロワー数を急速に増やしていくアリ。
そんな彼女に何が起きたのかが明かされていく···。
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セレブリティ【韓国ドラマ】感想・評価
個人的にはインフルエンサーたちの裏側なんてまったく興味ありませんでしたが、そんな私と同じ考えの持ち主だったヒロインがどのようにしてインフルエンサーとなり、なぜ死んだ(?!)のかに興味があり見はじめました。
ストーリー的には韓国ではお決まりの女たちのドロドロ誹謗中傷劇なのに、そこにリアリティとミステリー要素が入るから面白いんです!
それにありきたりな嫁姑問題や、財閥周辺のゴタゴタを描くよりも、インフルエンサーたちの事情という方が親近感がありますし、裏側をあけすけに描いているのも良かったですね。
キャラクター面の感想を言うと、まずヒロイン・アリの友人はウザかった···。
現在のアリは昔のような金持ちではなく落ちぶれているのに、セレブのフリをさせようとしたり、勝手に写真を撮ってアップしたりして、自分のミーハー気分を満たそうとします。
その後、インフルエンサーと一緒にパーティーに行くはめになるのですが、借り物の服から直ぐに身バレしそうになりますしね。
まぁ、その友人だけでなくアリの母親も過去の栄光にすがっていてイラつきますし、客の服を勝手に着るのが常習的なのも最悪です。
そして、インフルエンサーたちも当然いけ好かないヤツばかり。
誰も彼も似たり寄ったりなのに自分だけは特別と思っていますし、基本自己中な上に高飛車で、すぐにランクをつけて人よりも優位に立つとご満悦。
特に眉間のシワがトレードマークのミネと癇癪持ちなお嬢様のチェヒは最悪で、どこでだろうと喚き散らす様はとてもインフルエンサーとは思えません。
そんなことしたら絶対盗撮されて炎上しそうなもんなのに..。ほんと、素晴らしい人達です!
それと違ってシヒョンは大人ですし、アリの正直さを気に入る一番好感を持てるキャラクターでしたが、ジュンギョンはインフルエンサーたちのような子供じみたところはないものの、生まれつき裕福なせいか階級意識がありアリのことを面白がっているだけに見えますし、シヒョンの夫テジョンも金持ちだけ弁護するようなゲスい男で、最初はいい人のように映りますが、実際はアリをバカにして脅すような最低男。
このように本作に登場する人物のほとんどが嫌なヤツばかりなんですよね。
アリも最初は元金持ちだけど平凡な人物でしたが、SNSにハマってからは無謀になり調子に乗り潰される。
まぁ、そこから再起するんですけど、痛快と言うよりは見ていて危なっかしいとしか思えませんし、最初毛嫌いしていた人種に自分もなるなんてちょっと滑稽でした。
ただ、そんな人物たちがSNS上で悪口を言われたのどうのと真剣に怒ってたり、大勢の前でケンカして恥を晒したり、自分は特別だと息巻いている姿を見るのはハッキリ言って爆笑もので、この楽しみ方で合ってるのかどうかはさておいて、SNS上でのやり取りを一歩引いて見ていたからこそ笑えたのかもしれません!
共感できたり感情移入できるキャラクターはいませんでしたが、他人事だから楽しめるというのが魅力なのかも!!
インフルエンサーたちの泥試合や愛憎劇を一般の人達はエンタメとして楽しんでるのかもしれませんが、それによって人が死ぬこともあるというのは意識しておかなければなりませんね。
ただ、後半になると裏切りや手のひら返しの展開を見続けるのに疲れてきて、前半では笑って見れた誹謗中傷劇も楽しめなくなりました。もう少し痛快さがある方が好みでしたね。
セレブリティ最終回は?
韓国では日本で言うところのインフルエンサーを“セレブ”と呼ぶようですが、そこからもフォロワーのセレブに対する憧れや関心がみえてきます。
フォロワー数のために血眼になっている姿や、それと共に欲望が増大していく姿は正直狂っていて、これまでの財閥を題材としたドラマとは違ったヒリヒリ感がありました。
最初からお金持ちなインフルエンサーもいますが、オ・ミネをはじめとする人たちは底辺から這い上がってきましたし、後半になって化けの皮が剥がれていくテジョンも国会議員である妻の父親の力を利用しているだけ。
元々上流階級でも何でもないのに、いざ自分が成り上がるとアリのようにこれから成り上がろうとするものを見下しバカにする。最低です。
しかし、最終回にはそんな最低な人たちの化けの皮が剥がれ、次々と破滅していく痛快な展開となります。
そして、ようやく謎の人物_bbbfamousの正体とアリの生死についても明らかになり、現代社会が抱えた闇についても考えさせられました。
何度となく手のひら返しする展開を見るのにはイライラさせられましたが、結論としてはSNS上のことに感情移入しすぎたり妬むような人は、SNS自体から距離をおくべきですね。
腹が立つのが分かってるのなら、最初からエゴサーチなんてするなよ!というのと同じことですよね。