カジノ【韓国ドラマ】感想レビュー・評価・何話・キャスト！

 

「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクが25年ぶりにドラマ出演し、映画「犯罪都市」の監督が手掛けたクライムヒューマンドラマ！

キャスト、あらすじ、感想、評価、何話などをまとめました。

（トップ画像公式ページより）

 

 

カジノ【韓国ドラマ】キャスト・何話

ディズニープラス

シーズン1：8話
シーズン2：8話

放送期間：2022年12月21日より独占配信

監督・脚本：カン・ユンソン
映画「犯罪都市」「英雄都市」など

 

【チャ・ムシク役】チェ・ミンシク
フィリピンでカジノ王になる男。

 

【若い頃のチャ・ムシク役】イ・ギュヒョン

 

【ジョンパル役】イ・ドンフィ
ムシクの右腕。

 

【イ・サング役】ホン・ギジュン
貸金業→ムシクの部下。

 

【キム・ソジョン役】ソン・ウンソ
ホテルのマネージャー。

 

【フィリップ役】イ・ヘウ
カジノのエージェント。

 

【ミン会長役】キム・ホンパ
フィリピンでのムシクの恩人。

 

【ソ・テソク役】ホ・ソンテ
ムシクの手下。

 

【オ・スンフン役】ソン・ソック
フィリピンに派遣された警察官。

 

チェ・ミンシクさんが25年ぶりにドラマ出演したクライムヒューマンドラマ。

監督はマ・ドンソク主演の大ヒット映画「犯罪都市」のカン・ユンソン。

コロナ禍により映画制作状況が厳しくなったことではじめて動画配信サービス作品に挑みました。

本作はすでにシーズン2までの配信が決まっており、各シーズン全8話、合わせて16話となるようです。

 

 

カジノ【韓国ドラマ】あらすじ

子供の頃に児童養護施設に預けられた経験のあるムシク（チェミンシク）は、刑務所や特殊部隊、英語講師を経てカジノバーを経営することになる。

しかし、国税庁の取り締まりによりフィリピンに逃亡する羽目になったムシクは、その地のカジノで全財産を失ってしまうも、マニラでホテルを経営するミン会長（キムホンパ）に気に入られたことでカジノ事業を任されるまでに。

大きな後ろ盾を得たムシクはさらにカジノ事業の規模を拡大させ、警察や政財界までも掌握するまでになる。

しかし、そこに至るまでには友人の裏切りや仲間の金銭横領問題などもあり、領事館や警察から目をつけられてしまい・・・。

 

 

カジノ【韓国ドラマ】みどころ

韓国から逃亡しフィリピンの地にやって来た男ムシクが、どのようにしてカジノ王と呼ばれるまでになり、どのようにして殺人事件の容疑者となったのか？

紆余曲折の人生を送ってきたムシクの成功と没落を描いたクライムヒューマンドラマ！

ドラマ出演は25年ぶりという韓国の大俳優チェ・ミンシクさんが、韓国からの逃亡を経てフィリピンの地でカジノ経営で成り上がっていく過程を描いたドラマであり、カジノを舞台とした群像劇でもあります。

チェ・ミンシクさん扮するムシクのキャラクターは人間味にあふれていて、それでいて時に冷酷で狂気さもあるなど実に魅力的なのが一番のみどころとなります！

さらに、ムシクを慕う部下たちも個性的ですし、特別出演として登場する豪華メンバーも存在感が抜群なんです。

ドラマの内容的にはカジノを盛り上げるための裏工作や、借金を返さない客たちへの脅迫といった犯罪ものらしい要素もあるのですが、それでいて仲間たちとの仲睦まじいやり取りやレクリエーションなどもあり、カジノの裏側や不正の現場をメインに描く作品になっていないのが特徴です。

 

カジノ【韓国ドラマ】感想・評価

主人公ムシクの波乱万丈な人生を描いた成り上がりと破滅のドラマ。

最初は「ナルコの神」の賭博版かと思っていましたが、犯罪組織というよりもやり手のビジネスマンの成功を描くといった内容で、犯罪を犯してはいるものの刺激的なノワールものといった印象はありませんでした。

序盤は主人公の子供時代や学生時代などの若い頃のエピソードと、カジノバーの成功とフィリピンでのカジノ破産を描いていて、主人公の生い立ちと人となりを知るのに重要とはいえ、予想とは違っていたので正直拍子抜けなところも。

チェ・ミンシクさんの「オールドボーイ」で見せたような狂気性があらわれるのは第三話からで、フィリピンのカジノを任されるようになってからが本番といえます！とはいえ、イ・ギュヒョンさんの演技は見応え抜群でしたが。

それにしても、30代の主人公をチェ・ミンシクさんが演じるのは無理がありましたね…。

イ・ギュヒョンさんが高校時代の主人公を演じるのなら(とはいえ無理がありましたが…)30代の主人公もそのまま演じれば良かったと思うんですけど、それだとチェ・ミンシクさんの出番がかなり減るので仕方がなかったのかも。

このように序盤は少し期待ハズレに思っていたところもあったのですが、中盤にもなると主人公の紆余曲折の人生ドラマに面白みを感じるようになり、友人の裏切りを知ったり、金を失っても信頼を得て新たなる地位を築いていく展開が、裏社会を描くよくあるドラマとは違っていて楽しめるようになりました。

カジノという夜の匂いがする場所なのに、仲間同士が意外にも和気あいあいとしているのにほっこりさせられましたし、探偵の真似事をしているエピソードもテイストが変わって面白かったですね。

その上、サブキャラクターたちが皆魅力的で、ジョンパル、サング、フィリップのエージェント３人組や、紅一点のソジョン、そして後半からは登場するテソクとスンフンなど、彼らのスピンオフがあっても見たいと思えるほど個性的でした。

期待していたホ・ソンテさんは思ったほど出演シーンはなかったものの、本作でもお得意のチンピラ役を好演していて、明らかに裏切り者になりそうな匂いがするキャラでした。真に活躍するのは続篇からかも？？

ソン・ソックさんは警察サイドのメインキャラといった感じで、主人公と敵対する立ち位置となるのかは続篇を見てのお楽しみですね！

 

 

最後に

期待していたほど犯罪要素もハードボイルドさもなかったのですが、ヒューマンドラマとしては期待以上のものでした！

最初は少し退屈に感じた序盤も、主人公の現在の姿を知ってみるとなかなかに面白い歩みをしてきたなぁと楽しめますし、誰が裏切り者で誰を信用していくのかという展開もスリリングで見応えがありました。

本来は喧嘩っ早くて腕に覚えもある主人公が、意外にも言葉で相手をなだめたり説得しようと頑張るのですが、あるラインを超えてしまうと冷酷無比になってしまうというキャラクターにシビレました。こういうのを期待していたんだよ！！

続編がハードになることを期待しつつも、本作ならではのコミカルさやゆるさも備えていてほしいですね。

 

続きシーズン２↓