チョンジヒョン・イミンホの豪華キャストによる2016年大ヒットドラマ「青い海の伝説」!
イミンホの入隊前最後の作品で、チョンジヒョンにとっては「星から来たあなた」に続く代表作となりました。
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
青い海の伝説キャスト一覧・全何話?
SBS 全20話
テレビ東京 全22話
BS-TBS 全26話
※話数は放送局によって異なります
最高視聴率21%
放送年度(2016年11月から韓国で放送)
脚本:パク・ジウン
演出:チン・ヒョク
【キム・タムリョン役(前世)】
【ホ・ジュンジェ役(現世)】イ・ミンホ
【セファ役(前世)】
【シムチョン役(現世)】チョン・ジヒョン
【チョ・ナムドゥ役】イ・ヒジュン
【テオ役】シン・ウォンホ(CROSS GENE)
【ホ・チヒョン役】イ・ジフン
【チャ・シア役】シン・ヘソン
【ホン・ドンピョ役】パク・ヘス
脚本家パクジウンは「星から来たあなた」で主演のチョンジヒョンとすでに作品を成功に導いており、今回チョンジヒョンが出演を決めたのもその縁があったようです。
チョンジヒョンはもともと水泳が得意で運動神経もいいため、水中での撮影がこれほどキツイとは思わなかったとのこと。
アジアの大スターであるチョンジヒョンは近寄りがたいイメージがあり、親しくなるのに時間がかかった、とイミンホ。
チョンジヒョンはバラエティにも出ず、私生活がほとんど明かされていないため、気さくな感じがしないようですね。
しかし打ち解けると、天然でとても愛らしい人なんだそうですよ!
イミンホにとって本作は入隊前最後の作品となり、それだけに思い入れがあったことと思われます。
シンウォンホは撮影中のエピソードとして
「6ヶ月ほどの撮影期間中、チョンジヒョン先輩は会うたびに緊張した。性格がよくていつも気にかけてくださって、最後のほう一緒に車に乗るシーンでは緊張してうまく運転できなかった。本当にこんな完璧な人がいるのかと思うほどだ。」
と語りました。
青い海の伝説 あらすじ
朝鮮時代、都からやって来た新任の県令キム・タムリョン(イミンホ)は、領主ヤン氏の屋敷で自慢の人魚を見せられます。
悲しい瞳をした人魚に見つめられたタムリョンは、ヤン氏の不正に目をつむる代わりに人魚を譲ってもらいます。
そして、タムリョンは人魚を海へ帰してあげたのです。
時は流れ、2016年のソウル。
タムリョンと同じ顔をしたホ・ジュンジェ(イミンホ)は、生き別れた母を探しにスペインにやって来ました。
ジュンジェが泊まるホテルの部屋に、ある日女が侵入してきたのですが、彼女が豪華な翡翠の腕輪をしていた為、何とかして腕輪を盗もうと謎の女としばらく過ごすことにします。
しかし、ジュンジェが詐欺を働いた相手が殺し屋を雇い、スペインにまで追いかけてきたのです。
成り行きで一緒に逃げることになった二人は、殺し屋たちに追い詰められ海に飛び込むことになります。
すると女は人魚となり、男にキスをし陸に帰したのでした。
腕にはめている翡翠の腕輪の記憶がないまま韓国に帰国したジュンジェでしたが、後日彼を追いかけて人魚がやって来て・・・。
青い海の伝説 みどころ
「青い海の伝説」は、絶滅寸前である地球上の最後の人魚が都市の天才詐欺師に会って陸地の生活に適応しながら、予測不可能の事件を通じて繰り広げるファンタジーロマンスドラマ。
現世で生きている主人公が前世での記憶を夢で見たりして何らかの暗示を貰い、自分と前世で関わり合った人が現世でも非常に重要な関わりがあるということ、自分もそういう世界に生きているのではないかと考えさせられます。
これまで、気の強い役柄のイメージが強かったチョン・ジヒョンが、変わり者(何も知らないだけ)の人魚を演じます!
人魚の姿で泳ぐシーンや、水中シーンも多く、チョン・ジヒョンの自然美溢れる役となっています。
人間社会に適応しようとするさまはいとおしくなるコメディエンヌっぷり!
さまざまな経験を通して人間とかかわることで、ある意味人間より人間らしくなっていく様子がほほえましく、このドラマに感情移入してしまう大きな要素といえます。
相手役には人気俳優のイ・ミンホが起用され、美男美女コンビとして注目を集めました。
イミンホは天才詐欺師役であるため、パイロットや検事などさまざまなコスプレで登場しファンを魅了しています。
ドラマの内容としては、朝鮮時代と現代を同時進行で描き、前世や生まれ変わりというテーマの元に、人魚と人間の恋を描いたファンタジー・ラブロマンスとなっています。
人間の世界のことを何も知らない人魚が、一人の男に恋をしてスペインから韓国まで泳いできた!というのも面白いのですが、スペインで見せたとんでもない怪力や、殺し屋達との格闘シーンはカンフーコメディのようでもあり、爆笑の連続でした。
主人公があらゆる手を使って詐欺を働くシーンも面白く、エンターテイメント性の高い内容となっています。
そして、ジュンジェと人魚(シムチョン)の恋愛に、長年ジュンジェに片想いをしているシアとのラブコメも面白く、特にシムチョンの世間知らずっぷり・・・というか、本当に何も知らないだけ・・・がシュールで、かなり特異なキャラクターとなっています!
シムチョンが、ありきたりなヒロイン像と違うというのが、このドラマのポイントだといえます。
更に主人公の家族問題だったり、そこから発展するサスペンスドラマ、複雑な前世と今世との繋がりや、シムチョンを執拗に狙うマ・デヨンの存在など、ラブコメとサスペンスドラマが融合した作品が本作です!
さらに海外ロケ映像の美しさも特筆すべき点でしょう。
スペインの綺麗な風景が美しい二人にとても合っていて、観るだけで旅行している気分に。
このドラマの人気により、ロケ地を訪れる観光客も増えたそうです。
青い海の伝説 感想・評価・評判
シムチョンが人間の世界のことを学んでいく展開や、ホームレスや子供と友達になったり、ジュンジェの詐欺の手伝いをしたりと、前半のコメディパートはとても楽しかったですね。
しかし、ジュンジェの父の再婚相手の悪さが半端なく、あまりにも生々しい犯罪の数々で正直引いてしまいます。
ラブコメがかなり笑えるものな為、このサスペンスとの落差が激しすぎてバランスが悪いとしか思えません。
性格の悪すぎるシア(後半はいい味出してきます)や、極悪女カン・ソヒ、怖すぎるマ・デヨン、朝鮮時代の悪人ヤン氏など、悪人が多過ぎて、見ていて嫌な気分になるんです。
主人公のジュンジェも、天才詐欺師であるはずなのに、悪人も見抜けず、感情でつっ走る場面も多く、かなり物足りない印象。
ヒロインのシムチョンは、キャラクターも良く、チョン・ジヒョンの新たな一面も見れて大満足だった分残念です。
ドラマの設定や、キャラクターの魅力はあったのに、サスペンス要素があまりにも強かった為、恋愛ドラマの印象がかなり薄れてしまったんじゃないでしょうか。(40代男性)
最後に
個人的にはドラマの前半は「これは、星から来たあなた並の傑作か!?」と思っていた分、期待が大きすぎたのかイマイチな印象で終わってしまいました。
チョン・ジヒョンは相変わらず最高だったのですが、後半はちょっと落ち着き過ぎで、序盤のぶっ飛びキャラをもっと保ってほしかったですね。
そして、ジュンジェのキャラクターが微妙だった分、イ・ミンホの印象もあまり良くなかったですね。
そもそも、シリアスパート(サスペンスシーン)は突っ込みどころが多すぎましたね。