
甘くない女たち~付岩洞の復讐者たちはヨウォン主演で贈る、財閥令嬢、鮮魚店主人、教授夫人、高校生の4人が繰り広げる痛快復讐ドラマ!
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
甘くない女たち【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
全12話
平均視聴率:5.16%
最高視聴率:6.33%
放送年度2017年10月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN )
演出:クォン・ソクチャン/キム・サンホ/イ・サンヨプ
脚本:キム・イジ/ファン・ダウン
【キム・ジョンヘ役】イ・ヨウォン
【ホン・ドヒ(ホンド)役】ラ・ミラン
【イ・ミスク役】ミョン・セビン
【イ・スギョム役】イ・ジュニョン(U-KISSジュン)
【イ・ビョンス役】チェ・ビョンモ
【ペク・ヨンピョ役】チョン・ソギョン
【キム・ヒス役】チェ・ギュジン
【ペク・ソヨン役】キム・ボラ
【イ・ジェグク役】チャン・ヨン
【イ・ビョンホ役】ホ・ヒョンギュ
【ハン・スジ役】シン・ドンミ
【キム・ヒギョン役】パク・セミ(元JEWELRY)
大人気web漫画「付岩洞(プアムドン)復讐者ソシアルクラブ」をドラマ化した作品!
本作は『パスタ~恋が出来るまで~』『ミス・コリア』などのクォン・ソクチャン監督が手掛ける新感覚復讐コメディです。
本作は主要キャスト4人を中心として展開される作品で、一人目はガールクラッシュ(女性が憧れる女性)女優の代表格として知られるイ・ヨウォンさん。
映画『光州5・18』やドラマ『善徳女王』『馬医』など数多くの大ヒット作に出演しており、清純な役からクールな役までこなす演技派女優さんです。
本作では財閥の令嬢でありながら、不妊に悩み夫も隠し子を連れてくるという幸薄い役を演じています。
二人目は、長い下積み時代を経て現在はシーンスティーラーとして映画やドラマで引っ張りだこのラ・ミランさんです。
近年はドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~』『月桂樹洋服店の紳士たち』、映画『国際市場で逢いましょう』『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆』など、大ヒット作に欠かせない女優として知られています。
3人目は、クォン・サンウさんと共に主演したドラマ『太陽の中に』で知られるミョン・セビンさん。その後も『キツネちゃん何してるの?』『宮S』 『帝王の娘スベクヒャン』『キルミー・ヒールミー』などに出演しています。
最後の一人、高校生のスギョムを演じるのはU-KISSのジュンこと、イ・ジュニョンさん。
U-KISSは2008年デビューのアイドルグループですが、ジュンさんが加入したのは2014年から。
本作ではベテラン女優3人と共に演技初挑戦とは思えない自然な演技を見せ好評を得ました。
2018年にはドラマ『別れが去った』に出演し、こちらもメインキャストの一人を務めています。
本作のOSTは、サスペンスチックなオープニングやスカ調のエンディングをはじめ、「ジョンイン/奇跡を信じて」「オ・ヨンジュン/秋の空」「アンニョンハシンガヨン/心がつらい日には」などがあります。
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甘くない女たち【韓国ドラマ】あらすじ
大財閥の令嬢であるキム・ジョンヘ(イヨウォン)は、思ったことをズバズバ言い、何事にも物怖じしないクールな性格で知られていました。
政略結婚した夫ビョンス(チェビョンモ)との仲は冷め切ってていましたが、子宝に恵まれないことは悩みの種でした。
ある日、ビョンスが自分の息子だという高校生イ・スギョム(ジュン)を連れてきます。
あまりに身勝手なビョンスに嫌気がさしたジョンヘは、そんな夫へ復讐することを考えるようになります。
そんな中ジョンヘは、鮮魚店を切り盛りするシングルマザーのホン・ドヒ(ラミラン)と、夫から暴力を受ける大学教授のイ・ミスク(ミョンセビン)と出会います。
それぞれに復讐したい相手を持つ3人は”復讐クラブ”を結成し、復讐計画を立てるのですがスギョムも仲間に入れてほしいと言い出し・・・。

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甘くない女たち【韓国ドラマ】 みどころ
本作はタイトルだけを見ると壮大な復讐劇が繰り広げられるかのように思うかもしれませんが、実際には夫婦間の問題や子供の学校での問題など身近な話を扱ったもので、復讐そのものよりもキャラクターの面白さと復讐を誓ったメンバーたちとの友情を描いています。
ドロドロとした展開を見るのではなく、ドタバタコメディーのような面白復讐劇を楽しむ作品と言えます。
無実の罪を着せられたり、家族や愛する人を殺されたり、会社を乗っ取られたりしたことへの復讐といったスケールの作品ではないのですが、本作で描かれている内容は私たちの身に起きてもおかしくないような現実的な問題で、その分共感が得やすいテーマだと思います。
スケールの大きさが無い分、先の読めない展開や裏切りにどんでん返しなどを楽しむ従来の復讐ドラマとは一戦を画しますが、サクサク見れて後味が悪くないのがポイントでもあり、笑える上にホロッとくることもあるのが面白いところです。
こういったドラマの場合はキャラクターの面白さが重要となってくるのですが、メインのイ・ヨウォンさんは言うまでもなく抜群の存在感を発揮していますし、それに負けず劣らずのラ・ミランさんの引きの強さ!
大人しい雰囲気のミョン・セビンさんに、奥さま3人に混じって一人だけ高校生役のイ・ジュニョンさんと、様々なキャラクターが揃っています。
果たして4人のささやかな復讐劇は成功するのでしょうか!?
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甘くない女たち 評価・評判!最終回感想は?
復讐ドラマというと、何度も一進一退の展開を繰り返したり、ドロドロとした人間関係を見せられるというものや、金持ちや権力者に立ち向かうといったエンターテイメント作品などがありますが、本作は日常的に起こりそうな身近なものをテーマにした作品です。
タイトルは仰々しいですが実際にはとても見易い内容ですし、全12話という短さも中だるみを感じず良かったですね。
基本は女性という立場の弱さや、子供の立場から思う親への不満といったものが描かれていて、パッと見ではクールに見える彼女たちのドジで間抜けな復讐がギャップがあって笑えます!
最初の方は、ヘビーな内容や重苦しい展開などもあるのですが、復讐クラブを結成してからは痛快な展開となり、しかも復讐の内容も可愛らしいもので、意地悪といったレベルだったりします。
復讐される側も飛び抜けて悪人というのでもなく、嫌な奴だけど単におバカだったりというもので、変にあり得ない設定やキャラクターにしていないのが良かったです。
そんなキャラクターを演じた俳優さんたちもみんな魅力的で、クールでシリアスな役柄のイメージがあるイ・ヨウォンさんのキュートでコミカルな一面が見れたり、ラ・ミランさんは登場するだけで笑えたりと、さすがにこの二人は存在感は他とは違いました。
そんな存在感抜群の二人に、大人しいミョン・セビンさんと高校生のイ・ジュニョンさんというバ4人のバランスもいいですね。
メインが女優さん3人だけだと、既婚女性向けの作品といった感じになったところですが、イ・ジュニョンさんやドヒの息子などの高校でのエピソードもあるため、若者の目線からも楽しめると思います!
最終回では、みんなの復讐劇がついに終止符を打つことになります。
それぞれに離婚や夫の更正、新たな恋など様々な展開を見せるのですが、共通しているのは皆一歩前へと進みだしたということ。
実に爽やかな締め括りかただと思います。
まとめ:愉快痛快復讐ドラマ!
ドロドロとした展開が苦手な人でも大いに楽しめるコミカルかつキュートな復讐ドラマです。
キャラクターも魅力的!!
最後に
見る前のイメージではイ・ヨウォンさん演じるお嬢様を中心とした、財閥の令嬢の複雑な人間関係を描いた重苦しいドラマだと思っていたんですが、実際は気楽に見れる愉快な作品でした。
ドラマの話数も長くないので、同じパターンを繰り返していないのも飽きずに見れて良かったです。
飛び抜けて面白い!という訳ではないですが、復讐ドラマというよりもコミカルなヒューマンドラマが見たい人にオススメな作品だと思います。