「思いっきりハイキック」「太陽を抱く月」「シンデレラと四人の騎士」などの代表作で知られるチョンイルは少年っぽいさわやかな笑顔が魅力的な演技派俳優です。
韓国での知名度もさることながら、中国では絶大な人気があります。
プロフィールや過去の事故について、また兵役への影響など調べました。
(トップ画像http://www.newsen.comより)
チョンイルのプロフィール
정일우(チョン・イル)
1987年9月9日生まれ
ソウル市出身
181cm
65kg
O型
父・母・姉
漢陽大学演劇映画学
2006年ドラマ「思いっきりハイキック」でデビュー
お母さんは過去に古代織物研究所の所長を務め、現在韓国伝統文化学校の教授であるシム・ヨノクさん。
母方の祖父は総合病院の院長だとか。
お父さんは元KBS記者で、現在は北方圏交流協議会の理事長。これまで300回以上中国を訪れたことのある中国専門家だそうです。
そのためチョンイルも子供のころに何度も中国に旅行したことがあるとか。
チョンイルは高校時代、学校の演劇部で部員として活動しながら演技に対する関心が高まっていき、俳優を夢見るように。高校2年生のときオーディションを通じ、練習生として芸能事務所に所属。本格的な芸能界デビューを目指しました。
大学はソウル芸大放送演芸科(現放送映像科)演技専攻に一旦進学しましたが、秋の随時選考に合格し漢陽演劇映画科に入学。2017年現在では漢陽大学大学院に在学中です。
ソウル芸大時代は、その美しいお顔から女装美女コンテストでミスに選ばれたことがあるそう。
デビュー作については2006年12月に公開された映画「静かな世界」だと記されていた時期がありましたが、「静かな世界」映画公開日より約2ヶ月放送が早かった「思いっきりハイキック」がデビュー作だと書き換えられました。
思いっきりハイキックの主役イユンホを選ぶオーディションではキムビョンウク監督によって「笑顔がかわいい」という理由で選ばれ、この作品の人気でデビューとともに青春スター隊列に上がりました。
しかしその後、1年ほど空白期があります。役者としての下積みもなく一気に有名になったチョンイルは次回作を選ぶことに慎重にならざるを得なかったそうでその間に学業にも専念しました。
この期間中テレビに登場しないことで大衆からすぐに忘れ去られ、人気には波があることを悟ったそうです。
それから映画2007「私の愛」2009ドラマ「美賊イルジメ伝」「お嬢さまをお願い!」に相次いで主演しましたが、演技がぎこちないという酷評を受けました。
俳優としてのキャリアが不足していたため、当然ともいえる結果ではありますが、デビュー作が絶賛されていたチョンイルにとってこれらの評価は相当応えたのではないかと推測できます。
しかし「足りない部分があるのは当然だ」としてこれらを認め、危機をチャンスに変える力がありました。
その後挑戦した演劇では難しいゲイの役を熱演し、興行に成功しました。
さらにその後2年間の空白期を経て2011年ドラマ「私の期限は49日」で久しぶりに大衆の前に現れたチョンイル驚くほど成長した演技で視聴者たちを感嘆させました。
この作品は俳優として成長するきっかけになったようです。演技に対する情熱が再び燃え上がり、迷走の日々は幕を閉じました。
チョンイルは、あるメディアでのインタビューで、
「2年の空白期の間、つらかった。過ぎた時間について考えてみるきっかけになった。心をつかむために努力し、すべてのものを降ろした。初心に戻ろうと決心した。心を空にしたら、むしろ多くのことが満たされた」(http://hei.hankyung.com)
と語りました。
カムバック以後は、「美男ラーメン店」「太陽を抱いた月」に出演し、さらに役者としての幅を広げ、単なる美男スターではなく、演技派と呼ばれるにふさわしい俳優となりました。
太陽を抱く月で共演したキムスヒョンとはこの作品以来親友なのだそうです。
しかしこの後また1年半の空白期があります。その間に漢陽演劇映画科を卒業。
2013年「黄金の虹」でカムバックしました。
その後、「夜警日誌」「素敵な片思い」「シンデレラと4人の騎士〈ナイト〉」に主演し、ヒットに導きました。
チョンイルとイミンホの事故と兵役
デビュー前の2006年8月、チョンイルは現在韓流スターとして人気のあるイミンホとともに、車事故に遭いました。命にかかわる大事故だったそうです。
二人は幼いころから近所の友達でしたが大学に入り親しくなったとのこと。
19歳だったこの年、車で旅行中に対向車線の飲酒運転車両が中央線を越えて、二人の車と正面衝突。このとき加害車両の運転者と同乗者は死亡。
イミンホは全治7ヶ月の重症を負い、予定されていた仕事はすべてキャンセルとなりました。
チョンイルは脳出血や脳震盪の症状があり、部分的に記憶が失われるなどしましたが、イミンホに比べて回復が早く、事故直前のオーディションで合格していた「思いっきりハイキック」の撮影に参加することができました。
これがデビュー作となったわけですが、このドラマは当初の予定より2か月延期して放送されたため、ギリギリ出演することができたとのことです。
しかし充分に回復していない体でアクションシーンの撮影はとてもつらいものだったとか。
やっとつかんだ夢を逃すまいと、周囲には軽い交通事故だったと伝えており、鎮痛剤を打ちながら撮影に臨みました。
それから7年後の2013年ごろから頭痛に悩まされ、検査の結果、脳動脈瘤と診断されました。
脳動脈瘤とは?脳の動脈の壁の一部分が、こぶや風船のようにふくらんでくる病気です。 動脈の内側からかかる圧(血圧)に耐えきれなくなって、動脈のふくらんだ部分が破裂(はれつ)(脳動脈瘤破裂(のうどうみゃくりゅうはれつ))すると、くも膜下出血(まくかしゅっけつ)(「くも膜下出血」)になります。(https://kotobank.jpより)
現在も完治しておらず、3か月に一度検査を受けており異常が発見されればすぐ手術しなければならないとのことです。
兵役への影響
こういった事故の後遺症により、入隊前の身体検査で「社会服務要因」と判定されました。本来脳動脈瘤は再検査をすれば兵役免除の可能性もあるのですが、あえて再検査をせずに任務を果たすことにしたということです。
社会服務要因とは身体的な事情があったり、家庭の事情で一般兵につけない人が”自宅から通う”スタイルの兵役。自治体や市役所などの公的機関に勤務し、公務員と同じような仕事内容で週5の定時に終わります。
2016年12月8日、論山陸軍訓練所に入所して4週間の間の基礎軍事訓練を終え、2017年1月から瑞草洞瑞立瑞草療養センターで現在服務中。
この施設では多くの高齢者が治療を受けており、チョンイルは高齢者の食事や医療活動をサポートしているとのこと。
日ごろからチャリティ活動に関心の高く、これまでも恵まれない方々へたびたび寄付していたチョンイルはこの施設に2000万W(約200万円) を援助したと報道されました。
瑞草区役所長は
「チョン・イル社会服務要員は、強い責任感とボランティア精神を持って服務している。召集解除後も、社会の恵まれない人々を後援する他の模範となる芸能人になってほしい」Kstyleより
と語っています。
兵役はいつ戻る?
【追記】2018年11月30日に除隊した、とニュースがありました!
復帰作には新ドラマ「獬豸(カイチ)」への出演が決定してるそうです。楽しみですね!
チョンイルの熱愛彼女は?
これまで公にした熱愛はありません。
2007年「思いっきりハイキック」で共演したパクミニョンと”デートを楽しんでいる”と熱愛報道がありましたが、2人きりではなく、共演者のキムボムも同席していたとのことで、お互いに否定しました。
このドラマでブレイクしたチョンイルについて当時、「彼女はいるのか?」「彼女のSNSは?」といった書き込みが多数されました。
ネット上には「噂になってるナヘミやパクミニョンではない」という具体的な名前のあるものも。結局「いないと本人が言ってた」「いるけど一般人だ」など情報が交わされましたがあやふやなまま終わりました。
自身の恋愛スタイルについては「太陽を抱く月」で演じたヤンミョンと同じく、
「好きな人には積極的に行動し、一途だ」
とのこと。(http://news.kstyle.com)
2012年のインタビューで過去の恋愛について
「ちゃんとした恋愛は、4回。一番最近の恋愛が終わってからもう1年以上経った。」(http://www.mydaily.co.kr/)
と話しました。
理想のタイプはこれまで色々語られており
・「心がきれいで一重まぶたの人」
・「(僕の)仕事を理解し配慮してくれる人」
・「気さくで、クールな人。執着のある人は好きではない。肌の白い人が好きだけど、ルックスはそれほど重視しない。その人が好きならすべてかわいくみえる」
などなど。
結婚については”結婚している友達がうらやましい”として、
「僕も早く結婚したいと思います。真剣に考えてみたんですが、賢明で、僕の仕事を理解してくれて、たくさん話し合える女性がいいですね」Ksytle
と語りました。
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チョンイルのインスタグラム
2018年3月11日、チョンイルはすべての画像を削除してしまいました!
それまでパリスヒルトンや有名サッカー選手であるパクチソンとの2ショット、愛犬のアウ(シャーペイ)のことなど、プライベートもたくさん載せていたのですが、残念です!
最後に
チョンイルが高校3年生のときから演技指導をしているという演技トレーナー、ユン・ヒヨンは
「チョンイルほど運のいい人を見たことがない。大学入試、その後の編入も一発で合格し、作品運もある。ひねくれたところがなく、少年のように笑う。ただ運がいいだけでなく、本当の努力家」
だと語っています。今後の活躍も期待しています!
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