ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウク共演の大ヒットロマンス時代劇。
実在した奇皇后の人生を描いた愛と戦いのエンタメドラマ。
キャスト、あらすじ、最終回感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
奇皇后キャスト一覧
U-NEXT全51話
放送期間:2013年10月28日~2014年4月29日まで韓国MBCで放送
演出:ハン・ヒ
「Dr.JIN」
「グッバイ・ミスターブラック」など
/イ・ソンジュン
「階伯-ケベク-」
「太陽を抱く月」「夜を歩く士」など
脚本:チャン・ヨンチョル/チョン・ギョンスン
「ジャイアント」
「サラリーマン楚漢志<チョハンジ>」「お金の化身」など
【キ・スンニャン(キ・ヤン)役】ハ・ジウォン
高麗から元に貢女として送られ、のちに皇帝に見初められ皇后となる高麗人。
【ワン・ユ役】チュ・ジンモ
高麗の世子→王。
【タファン役】チ・チャンウク
元の皇太子→皇帝。
【タナシルリ役】ペク・ジニ
皇后。
【皇太后役】キム・ソヒョン
タファンの叔母。
【タルタル役】チン・イハン
元の武将。
【ヨム・ビョンス役】チョン・ウンイン
武官。
2013年MBC演技大賞で7冠を獲得し、平均視聴率21.9%、最高視聴率33.9%を記録した大ヒット時代劇!
ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウクらの代表作の一つであり、ペク・ジニが初めて悪役を演じた出世作。
キ・ヤンの少女時代を演じたのは映画「パラサイト 半地下の家族」にも出演するチョン・ジソ。
挿入歌はJYJジュンスが担当。
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奇皇后あらすじ
舞台は14世紀頃の元。
かつて東アジアから東ヨーロッパにかけての広大な地域を支配したモンゴル帝国。
その属国であった高麗は“貢女(コンニョ)”と呼ばれる女性の貢ぎ物を送っていた。
そんなコンニョの一人であった少女ヤン(チョンジソ)は、元への人質として同行していた高麗の世子ワン・ユ(チュジンモ)の助けで逃亡するも、ヤンの母親は元の武将に殺されてしまう。
命からがら逃げのびたヤンは、少年スンニャンとしてワン・ユの叔父に仕えることに。
その後、弓の名手へと成長したスンニャン(ハジウォン)は弓の名手となり、叔父の密貿易の証拠をつかもうと調査中のワン・ユと再会を果たす。
一方、元の皇太子タファン(チチャンウク)は、元を牛耳る丞相ヨンチョルの企みにより高麗へ流罪となる。
高麗の兵士となっていたスンニャンはタファンの護衛を担当することになるのだが・・・。
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奇皇后感想・評価
王宮内を舞台としたお決まりの権力闘争に飽きた人にオススメしたいエンタメ時代劇!
権力闘争とロマンスを描くのは他の韓国ドラマと同様ですが、そこに元という大国が関わることで他のドラマとは一線を画す内容になっています。
史実に基づいているかといえばフィクション要素が満載だと思いますが、韓国や東アジアの歴史に詳しくない者からすれば問題ないですし、二人の王(皇帝)が一人の女性を巡って三角関係になるという展開もドラマチックで見応えがありますよね。
キャストが豪華なのも見る切っ掛けになり、今や主演クラス、もしくは名優となった人たちが多数出演しているのは近年の韓国時代劇では見れないスケールで圧巻ですね。
まぁ、今見ると話が長いと思ってしまうところは弱点ですが。
そして奇皇后がハ・ジウォンにとって最適なキャラクターだということも本作を面白くさせた要因で、大ヒットドラマ「シークレット・ガーデン」で既にアクションと男装(入れ替わりによるもの)は披露していましたが、戦闘シーンなどは言うまでもなく本作のほうが本格的ですし、ハ・ジウォンならではの目力の強さも時代劇だからこそ活かされるものだと思いました。
女戦士としてのカッコよさと、女性としての美しさの両方が見れるのもポイントですね!
ただ、主人公がヒーローでありヒロインでもあるため、男性キャストが軟弱にみえてしまうのは弱点で、特にタファンの成長の遅さにはイライラさせられっぱなしでした。
特にハ・ジウォン好きの人にとっては必見の作品!
最後に
個人的には似たりよったりな朝鮮時代を舞台とした作品よりも、本作のようなフィクションやフュージョン時代劇の方が好みですね!
そんな本作の最終回を見た感想としては、国は違えども権力を巡って闘いが起きるのは同様だということ。
そして生まれた国の強さによって人々の幸せにも差が生まれるということですかね。
スンニャン、ワン・ユ、タファンの3人が同じ国に生まれていればこんな悲劇は起きなかったかもしれませんし、ビョンスにしても違った生き方ができていたかもしれません。