マ・ドンソク主演、ソン・ソック共演でおくる大ヒットクライムアクションの第二弾!
今回最強刑事が対決するのはベトナムと韓国を行き来する最狂最悪な誘拐殺人犯。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
犯罪都市2 THE ROUND UPキャスト一覧
2022年5月18日より韓国にて公開
(日本公開日2022年11月3日)
上映時間:106分
観客動員数:約1270万
監督:イ・サンヨン
脚本:キム・ミンソン
【マ・ソクト役】マ・ドンソク
犯罪者も恐れる怪物刑事。強力班刑事・副班長。
【カン・ヘサン役】ソン・ソック
ベトナムを拠点に複数の誘拐殺人事件を起こす凶悪犯罪者。
【チョン・イルマン役】チェ・グィファ
強力班・班長。
【チャン・イス役】パク・ジファン
元イス派のボス。現在は外国人相手の結婚相談所を開いている。
【オ・ドンギュン役】ホ・ドンウォン
強力班刑事。
【カン・ホンソク役】ハジュン
強力班刑事。
【キム・サンフン役】チョン・ジェグァン
強力班新人刑事。
マーベル映画「エターナルズ」で世界デビューを果たしたマ・ドンソク主演の大ヒット映画第二弾!
観客動員数12,693,175人は2022年公開の韓国作品1位の記録で、歴代でも10位の記録となります。
因みにシリーズ第三弾は2023年上半期に韓国で公開予定!!
監督は第三弾「犯罪都市3 THE ROUNDUP : NO WAY OUT(仮)」も手掛けるイ・サンヨン。助監督として「犯罪都市」「英雄都市」などを担当。
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犯罪都市2 THE ROUND UPあらすじ
舞台はカリボン洞掃討作戦から4年後の2008年。
韓国クムチョン署強力班に、ベトナムに逃亡した容疑者の引き渡しの任務が命じられる。
その任務に向かったのは、強引な捜査で度々世間を騒がせる怪物刑事マ・ソクト(マドンソク)と班長のチョン・イルマン(チェグィファ)。
任務は容疑者を連れて帰国するだけの簡単なものだったが、ソクトが容疑者から怪しさを感じたことからベトナムで起きている韓国人誘拐事件と関わることになる。
その越権行為により現地警察から邪魔者扱いされる二人だったが、ソクトの持ち前の正義感により強引に捜査を実行することに。
その結果明らかになったのは、無慈悲な凶悪犯カン・ヘサン(ソンソック)の存在と数多くの誘拐殺人事件だった。
しかもカン・ヘサンは謎の殺し屋集団から狙われていて、その死闘にソクトたちも巻き込まれることに…。
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犯罪都市2 THE ROUND UPみどころ
マ・ドンソク節全開の痛快クライムアクション!
“最強マ・ドンソク VS 最狂ソン・ソック”という人気者同士の対決が実現した大ヒット作第二弾。
韓国では珍しい刑事アクションドラマを主軸に、主人公マ・ソクトと凶悪犯罪者との対決や、その戦いに巻き込まれる強力班班長の苦労と強力班刑事たちとの奮闘、そして犯罪者たちによる刺激強めの犯罪行為が描かれていくのは前作同様となります。
本シリーズのみどころはマ・ドンソクの格闘シーンなんですが、ナイフや拳銃を持った犯罪者たちに拳一つで立ち向かい叩きのめしていく様は痛快そのもので、一撃必殺のヘビー級パンチやプロレスラーさながらの強力キックは見応え抜群!
しかし、本作にはソン・ソック演じるカン・ヘサンという最狂犯罪者が登場し、金に執着し人を簡単に殺す冷酷無比さでソクトたちの前に立ち塞がります。
その悪逆非道っぷりでマ・ドンソクに匹敵する存在感を発揮しています!!
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犯罪都市2 THE ROUND UP感想・評価
ハリウッドばりの痛快アクションと韓国お得意の残虐犯罪映画が融合した快作!
ストーリー的には刑事映画でよく見るものでしたが、そこに一撃必殺のマ・ドンソクの拳と狂気じみたソン・ソックの怪演が加わることでより刺激的な映画となっていました。
マ・ドンソクのお家芸である剛腕ぶりは見ていて笑ってしまうレベルですし、あまり感情的でないクールなキャラクターのイメージがあったソン・ソックが、金のために平気で人を殺すキャラクターを好演していたのは意外で、それが妙にハマっていて違和感を全く感じなかったのにも驚かされました。
ストーリー自体に驚きや目新しさなどはなく、良くも悪くも王道の刑事アクションといった感じなんですが、この二人のキャラクターが飛び抜けて際立っているのと、刑事映画としては珍しく個人戦だけでなくチームの活躍が見れることでありきたりには感じませんでした。
近年のハリウッド作品では刑事アクション自体あまり見かけませんが(ヒット作がないだけであるのかもしれませんが…)、本作からは80年代から90年代作品のテイストを感じました。
主人公が所轄外で騒動を起こすところは「ビバリーヒルズコップ」的ですし、刑事としては有能だけど犯人をボコボコにしたり、逮捕のために器物破損などをするところは「リーサル・ウェポン」や「ダイ・ハード」的。
ただ、これらの作品はどれもバディもの(ビバリー〜はトリオかな)や主人公が単独で犯人に立ち向かうものなので、本作のように同じチームのメンバーが個々に活躍したりキャラ立っていることはないんです。
まぁ、一番目立つのは当然マ・ドンソクなので単独活躍作品といっても間違いはないんですけど。
ともかく本作は、これらの古き良き刑事アクションが好きなら間違いなく楽しめる作品なんです!
ですが、前作以上に残虐描写が多かったのはちょっとキツかったですね…。
特に歯の治療道具で拷問するシーンは、あのキーンというドリル音も相まって目を逸らしてしまいました。
アクション、コメディ、チームワークなどは抜群なんですけど、格闘シーンやナイフ(ナタ?)でのアクションはまだしも、血みどろの拷問といった残虐シーンはもう少しマイルドにしてほしかったですかね。
まとめ:痛快格闘アクション、個性的なキャラクターたちとのユーモラスなやり取り、強烈な悪役との骨太な対決シーンなど、見どころ満載の王道刑事アクション!
マ・ドンソク対ソン・ソックの戦いは想像以上にスリリングで手に汗握るものでしたが、エグい残虐シーンは少しマイルドにしてほしかったところ…。
最後に
前作でいい味を出してたホン・ギジュンが諸事情で出演できなくなり、ユン・ゲサン、チョ・ジェユン、チン・ソンギュ、ホ・ソンテといったアク強めな悪役がいないのも寂しく感じました。
その代わりにソン・ソックがジョーカーばりの存在感を発揮して何人分もの活躍をしていたり、前作にも登場したパク・チファンがお笑い担当として輝いていたり、班長役のチェ・グィファがマ・ドンソクのツッコミ役として前作以上に目立っていたりと、キャスト面では前作を下回るかな?という心配は一切必要ありませんでしたね!
ソン・ソック、マジでハンパないって!?