イ・ジェフン主演による痛快復讐エンターテインメント!
正義が消えた社会で弱者の代わりに悪の実態を暴き、正義の鉄槌を下すダークヒーローたちの活躍を描く。
キャストex画像、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
復讐代行人【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全32話
放送期間:2021年4月9日~5月29日まで韓国SBSで放送
平均視聴率:12.69%
最高視聴率:16.0%
演出:パク・ジュンウ
「ドクター探偵」など
脚本:オ・サンホ/イ・ジヒョン
【キム・ドギ役】イ・ジェフン
元特殊部隊出身のムジゲ運輸のタクシー運転手。
【カン・ハナ役】イ・ソム
正義感の強い女性検事。
【チャン・ソンチョル役】キム・ウィソン
復讐代行人組織、ムジゲ運輸の社長。
【アン・ゴウン役】ピョ・イェジン
ムジゲ運輸の経理担当。ハッカー。
【チェ主任役】チャン・ヒョクジン
ムジゲ運輸の整備室エンジニア。新車開発出身。
【パク主任役】ペ・ユラム
ムジゲ運輸の整備室エンジニア。航空機整備員出身。
【ペク・ソンミ役】チャ・ジヨン
楽園信用情報会長。地下金融界の大物。
2021年SBS演技大賞6冠!
最高視聴率16%を記録した復讐エンターテインメントドラマ。
法では裁けなかった悪人たちを懲らしめる元特殊部隊出身の凄腕タクシー運転手をイ・ジェフンさんが演じ、初挑戦とは思えない本格的なアクションと天才的運転技術を披露しています。
復讐のためにキャラクターを七変化させるコミカル演技も必見!
またイ・ヨンエさんがナレーターを担当している点も注目です!
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復讐代行人【韓国ドラマ】あらすじ
近年、世間から注目された事件の容疑者が何人も行方不明となる事件が多発していた。
その現場ではいつも同じタクシーが目撃されており、検事のカン・ハナ(イソム)はタクシー運転手により拐われたのか、それとも容疑者とグルなのかを探っていた。
一方、タクシー運転手のキム・ドギ(イジェフン)は、“模範タクシー”のメンバーとして被害者に代わって復讐を代行する日々を送っていた。
ムジゲ運輸と被害者の支援団体“青い鳥財団”の代表をするチャン・ソンチョル(キムウィソン)は、法では裁けなかった悪人たちを懲らしめるために復讐代行人組織を作り、元特殊部隊出身のキム・ドギもそのメンバーとなったのだ。
ムジゲ運輸のメンバーたちはそれぞれに辛い過去を抱えており、自分たちと同じような被害者たちを救おうと立ち上がる!
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復讐代行人【韓国ドラマ】みどころ
元特殊部隊出身の天才タクシー運転手が、法では裁けなかった悪人たちを仲間たちと共に人知れず懲らしめていく様を描いた痛快アクションエンターテインメント!
被害者よりも犯罪者に優しい不平等な社会を憂いた者たちが、復讐代行人組織を作り被害者たちの無念を晴らしていくという復讐劇で、実際の事件をもとにしたストーリーは社会に問題提起する内容となっています。
一方で、ダークヒーローが暗躍するエンタメ作品でもあり、格闘も運転技術も天才的な主人公キム・ドギをはじめ、ハッカーやタクシー改造のエンジニアなど個性的なメンツが“模範タクシー”のメンバーとして登場します。
そして、本作では悪を断罪するために法を犯してもいいのか?というテーマもあり、ダークヒーローたちに協力する者たちや、犯罪者が連続して失踪する事件を追う検事たちとの対立もみどころとなります。
それと同時に「なぜ復讐代行人になったのか?」という“模範タクシー”メンバーたちの過去も描かれ、法では守られなかった人たちや心に傷を負ったもの同士の支え合いも見逃せません!
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復讐代行人【韓国ドラマ】感想・評価
正に“現代版必殺仕事人”とでも言うべき痛快復讐劇!
法律で裁けなかった犯罪者を警察や検察の代わりに成敗するというテーマの作品は数多くありますが、本作は記者や弁護士などが主人公ではなく、表向きはタクシードライバーの主人公が悪人を退治するというダークヒーローの話なんです!
タクシーを使ってのカーアクションは、リュック・ベッソン製作の「TAXi」シリーズのようですし、仲間たちと共に悪人を追い込んでいく組織的復讐代行は「必殺仕事人」のよう。そんなエンタメ要素満載でありながらも、犯罪者に寛容な社会や被害者が蔑ろにされる現状に対してのメッセージ性もあり、さらにそんな現状にヤキモキする検事たちの姿も描かれています。
この程よいメッセージ性とエンタメの融合は、近年韓国でサイダードラマと呼ばれ増えてきているようで、過激になりすぎた感のある韓国サスペンスの中では万人向けでとても見やすい作品になっていると思います。
エグい犯罪シーンや、ミステリー要素満載の連続殺人事件ものは確かに韓国のお得意とするところですが、あまりにもそればかりになると驚きは薄まりますし見るのが辛くなってくるというもの。そんな中でも本作のような痛快作品が増えてきたのは私以外にも同じように感じていた人が多かったということでしょうかね?
とはいえ、ただ単に痛快なだけの作品ではなく、復讐代行人に依頼しなければ悪人を処罰できないという不平等な社会を描いている作品でもあるんですよね。
金持ちの元にさらに金が集まり、貧しい者はさらに搾取されていく。犯罪者よりも被害者の方が生きにくい社会。
そんな社会を政治家や警察・検察では解決できないから、復讐代行人という人たちが登場するしかなかったということ。考えさせられます…。
これは面白いですね!!
まとめ:“現代版必殺仕事人”とでも言うべき痛快復讐劇!
悪を断罪するために法を犯してもいいのか?というテーマもありながらも、のうのうと生きている悪人たちにダークヒーローが復讐するのは痛快でした。
後半はヒリヒリとした展開にシフトしますが、犯罪ノワールものが好きなら大歓迎な展開だと思いますね。
最後に
本作は視聴率的にも成功し、そして設定やテーマが優秀だったこともあり、2023年上半期放送予定でシーズン2が決まっているみたいですね!
ただ、続編になると変にアレンジを加えてしまい、全くの別物となってしまうという危険性があるんです。
韓国の犯罪者のシリーズだと「ボイス」シリーズが有名ですが、正直続編はテイストが変わってしまい面白さが失われてしまいました。
一方、ボイス以上に長年続いている「神のクイズ」シリーズは、メンバーの入れ替わりはあるものの一貫して持ち前のテイストを貫いている名作だと思います。
本作がシリーズ化されたとしても、「神のクイズ」のように良い意味で変わらないでほしいですね!