ソ・ジヘ、イ・ソンジェ、ホン・スヒョン、イ・サンウ、チョン・ユミン共演。
親友の夫に恋をする女性を主人公にした略奪愛と欲望をテーマにしたドロドロ不倫マクチャンドラマ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
赤い風船【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全20話(独占配信)
放送期間:2022年12月17日~2023年2月26日までTV朝鮮で放送
平均視聴率:6.49%
最高視聴率:9.19%
演出:チン・ヒョンウク
「どうしたのプンサンさん」
「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」など
脚本:ムン・ヨンナム
「オーケー、グァン姉妹」
「王家の家族たち」など
【チョ・ウンガン役】ソ・ジヘ
家庭教師兼友人パダの手伝い。
【チ・ナムチョル役】イ・ソンジェ
義父の事業を引き継いだ見せかけだけの社長。
【ハン・パダ役】ホン・スヒョン
売れっ子のジュエリーデザイナー。ウンガンの親友。
【コ・チャウォン役】イ・サンウ
皮膚科医。パダの夫。
【チョ・ウンサン役】チョン・ユミン
ナムチョルの部下。ウンガンの妹。
【コ・グムア役】キム・ヘソン
ナムチョルの妻でチャウォンの姉。
【コ・ムルサン役】ユン・ジュサン
ナムチョルの義父。鉄鋼会社と古鉄中間処理会社の会長。
【ナ・ゴンジュ役】ユン・ミラ
ムルサンの妻。
【チョ・デボン役】チョン・ボソク
ウンガンの父。個人タクシーの運転手。
【ヤン・バンスク役】イ・ボヒ
ウンガンの母。タクシー運転手食堂で働いている。
【チョ・デグン役】チェ・デチョル
チョ・デボンの異母兄弟。
【ヨ・ジョンヒ役】イ・サンスク
パダの実の母。
【クォン・テギ役】ソル・ジョンファン
ウンガンの彼氏。年上のウンガンを散々利用して捨てる。
「怪しい三兄弟」「王家の家族たち」をはじめとするドロドロな愛憎劇を多数手掛けてきた演出家チン・ヒョンウクと脚本家ムン・ヨンナムコンビによる最新作。
スポンサーリンク
赤い風船【韓国ドラマ】あらすじ
教師志望のチョ・ウンガン(ソジヘ)とジュエリーデザイナーのハン・パダ(ホンスヒョン)は高校時代からの親友だ。
ジュエリーデザイナーとして成功し医者の夫もいるパダに対してウンガンは、未だに教師採用試験に落ち続け家庭教師のバイトやパダの仕事の手伝いをしていた。
ウンガンにも公務員を目指す年下の恋人テギ(ソルジョンファン)がいたが、実は密かにある男性のことを想い続けていた。
そんな事はつゆ知らずウンガンのことを信頼しきっていたパダだったが、公務員試験に合格したことを機にテギに捨てられたウンガンは、今まで抑えていたパダへの嫉妬や欲望が溢れ出し、遂に思い切った行動に踏み切ることに…。
スポンサーリンク
赤い風船【韓国ドラマ】みどころ
数多くの大ヒットマクチャンドラマを手掛けたスタッフによる嫉妬と欲望のドラマ。
本作は“相対的剥奪感”(他人と比べて自分が損している、劣っていると不満を抱くこと)をテーマにしており、そんな思いを長年抱き続けた主人公が波乱を巻き起こすという内容です。
20年来の親友の夫に対する想いと、親友への嫉妬と劣等感、そして自身の境遇からくるコンプレックスを抱いたウンガンと、幼い頃より何不自由なく暮らしてきてお金持ちで医師の夫まで手に入れたパダ、という二人の女性を中心にドラマは展開されて行きます。
そこに、若い頃より世話になりっぱなしなのに期待に答えられない肩書だけの社長のナムチョルや、ウンガンとパダの二人の女性や両親からも翻弄されるチャウォン、そして情けないナムチョルに母性本能をくすぐられるウンサンが加わりドロドロの不倫模様が繰り広げられることに。
スポンサーリンク
赤い風船【韓国ドラマ】感想・評価
全20話のドラマなのでと油断していましたが、中身はまんま王道の韓国愛憎劇でした!
スタッフは同様の長編ドラマばかり手掛けてきた人たちなので当然っちゃあ当然なんですけどね…。
とはいえキャストもマクチャンものに比べると豪華ですし、健気なヒロインが主人公でないのも少し新鮮に感じましたね。
ゴージャスで謎めいた印象の強いソ・ジヘが嫉妬と欲望のかたまりなキャラクターを演じたのは良かったですし、悪女イメージの強いホン・スヒョンがやられる側になる(良い人ではないですが…)のも良い意味で裏切られた気がして面白かったところ。
ですが、このまでの役柄のイメージからすると、ソ・ジヘが地味なキャラクターを演じることや、年下の彼氏に都合よく捨てられるというのは「そんなわけないでしょ!?」と思ってしまいました。見た目で損してる??
そして主人公の嫉妬心が理解できないというのも難点で、確かに仕事も恋も上手くは行ってないですが、見た目的にはどう見ても勝ち組ですし(くたびれた感じはありましたが…)、普通に有能なのに何故試験に合格しないのかも不明。
そして、コンプレックスに囚われすぎて人のせいにしたり妬んでばかりいるというのも…。
それと比べるとどんなタイプもござれのイ・ソンジェは流石でしたし、ホン・スヒョンの人を見下す感じも、イ・サンウの優柔不断っぷりもバッチリでした。
あとは、その親たちもマクチャンドラマではお馴染みのムカつくキャラクターばかりで、人を見下すタイプのキャラクターが多かったのは見ていて辛かったところでしたね。
このようにキャラクター的な面白さはありますが、所詮はよくある不倫ドラマなんです。
まぁ、長すぎない!という点は長所ですが、それでも1話約80分×20話もあるので、日本のそれと比べると長期戦は必至ですよね。
赤い風船最終回は?
韓国ドラマではおなじみですが、それまでのドロドロストーリーがラストで一転するのも不自然に感じました。
韓国では不倫を美化しながら作品を終えるというのは社会通念上容認できない、として批判が殺到。
最近不倫ドラマが人気だとはいえ、尺が短くなったとしても好みで無いものは好みではありませんでした!
短くなったことが要因ではないですが、本作には思いっきりの良さ(マクチャンぶり)が欠けていたようにも思えます…。
手近なところでくっついたり別れたりという展開は相変わらずでしたし、最終回で都合よく丸く収まる展開もいつも通りでしたが、それにしてもそれまでのドロドロな展開がラストで一転する(ハッピーエンド?)というのは一体誰が望んでいるんでしょうか?こういった展開の作品が多いことを見ると、韓国ではこれで正解なのかな!?