ファン・ジョンウム&ユン・ヒョンミン&ソ・ジフン共演。
非婚主義のヒロインを巡って繰り広げられる前世の繋がりをテーマにしたラブコメディ!
キャスト、あらすじ、感想、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
あいつがそいつだ【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全16話
平均視聴率:2.87%
最高視聴率:4.4%
放送期間:2020年7月6日~9月1日
まで韓国KBSで放送
演出:チェ・ユンソク
「ラスト・チャンス!~愛と勝利のアッセンブリー」
「キム課長とソ理事」
「推理の女王2~恋の捜査線に進展アリ?!~」など
脚本:イ・ウンヨン
【ソ・ヒョンジュ役】ファン・ジョンウム
ウェブマンガ編集者。非婚主義者。
【ファン・ジウ役】ユン・ヒョンミン
ソヌ製薬代表。
【パク・ドギョム役】ソ・ジフン
人気ウェブマンガ家。ヒョンジュの弟分。
【キム・ソニ役】チェ・ミョンギル
セジョン医療財団理事長。
【ハン・ソユン役】チョ・ウリ
キム・ソニの娘。秘書からウェブマンガ事業部へ異動。
【ソン・ジナ役】キム・ギュソン
ヒョンジュの友人。塾講師。
【カン・ミンジョン役】ソン・サンウン
ヒョンジュの友人。主婦。
【オ・ヨンウン役】ノ・スサンナ
ヒョンジュの友人。記者。
本作は大ヒットドラマ「キム課長とソ理事」などを手掛けたチェ・ユンソクプロデューサーがラブコメディに初挑戦した作品です。
コメディエンヌとして数多くのヒット作に出演してきたファン・ジョンウムさんは、ある理由から非婚宣言をしたウェブマンガ編集者を演じ、クールなキャラクター役でおなじみのユン・ヒョンミンさんはソヌ製薬の代表を演じます。
そしてソ・ジフンさんがヒロインの弟的存在のウェブマンガ家役を演じ、ユン・ヒョンミンさんと共にヒロインを巡って三角関係を形成することに。
そんな三角関係の中に割って入ってくるのがジフンに想いを寄せる秘書役のチョ・ウリさんと、ヒョンジュとジウの関係を邪魔し娘とジウを結婚させようとする医療財団理事長役のチェ・ミョンギルさんです。
本作のOSTには、Eric Nam、Motte、AOA出身のチョアなどが参加しています。
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あいつがそいつだ【韓国ドラマ】あらすじ
ウェブマンガ運営会社でチーム長として働いているソ・ヒョンジュ(ファンジョンウム)は、一癖も二癖もあるマンガ家たちを見事に管理し業界屈指のヒットメーカーとして知られていた。ところが、そんなヒョンジュをよく思わない上司の企みによって会社をクビになってしまう。
人気マンガ家の弟分パク・ドギョム(ソジフン)と共に会社を離れるも、おかしな噂が広まったことでなかなか再就職出来ずにいたヒョンジュ。
そんな中ヒョンジュは、ソヌ製薬の代表ファン・ジウ(ユンヒョンミン)と出会う。
ヒョンジュの能力を評価し、新たにウェブマンガ事業部を立ち上げるというジウだったが、ヒョンジュに片想いするドギョムはそんなジウのことを怪しんでいた。
その後、新たなウェブマンガ事業部立ち上げに邁進するヒョンジュだったが、一方で非婚宣言をしているヒョンジュはジウとジフンの猛アピールに戸惑っていて・・・。
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あいつがそいつだ【韓国ドラマ】みどころ
本作は非婚という選択をしたヒロインと、そんなヒロインに想いを寄せる二人のイケメンたちが巻き起こす恋愛模様を描いたラブコメディです。
そんな王道の三角関係に加え、近年のファンタジードラマではおなじみの前世をテーマにした因縁のドラマが描かれます。
様々な作品で体当たりのコメディエンヌぶりを披露してきたファン・ジョンウムさんは、本作では個性的な漫画家やコミカルな両親に振り回される漫画編集者役を演じるだけでなく、非婚を宣言するも性格が正反対な二人のイケメンから猛アピールをされることに。
最初は何を考えているのか分からないキャラクターだったジウも、ジフンというライバルに対抗心を燃やし意外な一面を見せたり、最初はかわいい弟キャラだったジフンもジウという存在がいることで積極的かつ大人な行動を取るようになります。
この男たちの変化にも注目です。
さらに、ジフンのファンであるソユンの片思いと、そんなソユンを操ろうとする強烈な母親のソニ。
このソニが実に謎多き人物であり、ソニはヒロインとシウの前世にどんな関わりを持っていたのかが本作のみどころの一つとなっています。
この他にも元夫や年下イケメンとの三角関係を披露するジナや、金遣いが荒いことで夫との夫婦生活が危機のミンジョン、結婚願望はあるものの仕事ばかりなヨンウンといったヒロインの女友だちとの友情ドラマや、娘の結婚相手について意見が割れるやり取りがコントのようなヒロインの両親、そして新しく作られたウェブマンガ事業部の個性豊かな同僚たちなど、キャラクタードラマとしても魅力的な作品です。
前世の因縁が明らかになることで、ヒロインを巡るロマンスにどんな変化が訪れるのか?
そしてヒロインとジウの関係を邪魔しようとしてくるソニの目的とは?
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あいつがそいつだ【韓国ドラマ】感想・評価
ファン・ジョンウムさんの化粧が濃いのが気になるところですが(顔だけが白すぎて、スッピンの方が断然いい!)、相変わらずコメディエンヌとしては素晴らしかったですね。
ヒロインのキャラクターが良いのは当然ながら、ヒロインの両親によるコミカルなやり取りや個性豊かな同僚たち、そして序盤でのBL展開に定番の三角関係など、コメディとして面白いところは沢山あったのですが爆発力がないのが勿体ないところ。
テンポがイマイチだから?
似たような回想シーンが多いのが退屈だから?
テーマが絞られていないから?
シリアスさが増すようになると中だるみするから?
女友達との友情が薄っぺらいから?
序盤のジウはストーカーっぽくてラブコメ感が薄まってるから?
ジウとキム理事長が本来の仕事を全くしているように思えないから?
そんなキム理事長が一人浮きまくっていたから?
もちろん面白いところもあるのですが、それを上回る欠点が数多くあり非常にバランスが悪く感じました。
前世との繋がりをファンタジックかつ重めに描くのか、非婚主義のヒロインが男性たちから言い寄られる様をコミカルに描くのか。
両方をそこそこに描くのではなくどちらかに比重を置くべき!
そうしないからコメディとしてもロマンスとしても中途半端になってしまったのかと。
それに、非婚主義のヒロインがイケメンたちから言い寄られるという設定は面白かったのですが、現世で好きになっていく過程よりも前世の関係の方を優先しているのは疑問で、前世で好きだったから現世でも好きだというのはロマンスとして物足りません。
前世で好きだったからといって、現世の彼女も同じように好きになるのか?
見た目は同じでも性格は違うだろうに。その疑問に対して納得させてくれるものが無いからハマれないんですよね。。。
まとめ:ファン・ジョンウムさんの魅力を引き出し切れていなかった中途半端な作品。
前世から続くファンタジーロマンスと三角関係によるラブコメディという展開は良かったのですが、キム理事長による執念深い愛憎劇は余計でしたね。
ただ、終始笑わせてもらったヒロインの両親には感謝です!
あいつがそいつだ最終回は?
ちょっと前までの韓国ドラマは、ラストで畳み掛けるような詰め込み展開があるのがお決まりだったのですが、近年はラスト1、2話を使ってタップリとロマンスを披露する作品が増えてきました。
本作もそのタイプで、そこに非婚について考えるという本作ならではのものが描かれていました。
主人公たちのロマンスにハマった方にとっては贅沢なエピローグだと言えるでしょう。
ここでのヒロインが一番のラブコメしてたかも!?
*以下、ネタバレあり!
ですが、それまでの流れは好みが分かれるところで、前世の記憶がある人と前世で恋人や結婚相手であった人が現世で再会するという設定はいいとしても、キム理事長の初恋の相手が生まれ変わって、歳をとったキム理事長と再会する(しかも前世の記憶あり!)というのはどうにも都合が良すぎます。
そんな簡単に生まれ変わるものなのか?
しかも、この短いスパンで関係者まで揃って生まれ変わるという設定には正直納得がいきませんでしたね。
しかも好きな人と結ばれなかったことに執着してきたキム理事長は、好きな相手の生まれ変わりであるジウに執着し続け、自分の娘と結婚させようと画策するなんてスリラーとしか言いようがありません!
しかも、娘に八つ当たりしまくってるし・・・一人だけ出る作品間違えてません?
正直なところ、この嫉妬深く執念深いキャラクターは邪魔でしかないですね。
それよりもファンタジーと三角関係ラブコメディに注力して、ジウとジフンのどちらを選んだとしても納得いくようなロマンス特化型にして欲しかったです。