藁にもすがる獣たち【韓国映画】キャスト・あらすじ・結末の感想!

韓国映画藁にもすがる獣たち

チョン・ドヨン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ共演!

日本の同名小説を豪華キャスト陣により映画化した予測不能のクライムサスペンス。

キャスト、あらすじ、感想、結末についてなどをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

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目次

藁にもすがる獣たち【韓国映画】キャスト一覧

2020年2月19日韓国にて公開(日本公開日2021年2月19日)

上映時間:108分

監督・脚本:キム・ヨンフン

製作:チャン・ウォンソク
「悪人伝」「犯罪都市」など

原作:曽根圭介「藁にもすがる獣たち」

【チェ・ヨンヒ役】チョン・ドヨン
クラブの女社長。

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【カン・テヨン役】チョン・ウソン
出入国管理事務官。

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【ジュンマン役】ペ・ソンウ
カボホテルのサウナ職員。

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【ソ・ミラン役】シン・ヒョンビン
ホステス。夫のDVに悩む。

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【ジンテ役】チョン・ガラム
出稼ぎに来た中国人。ミランに惚れる。

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【パク・トゥマン役】チョン・マンシク
高利貸し。

【プンオ/デメキン役】パク・チファン
クラブ店員。テヨンの友人。

【ヨンソン役】チン・ギョン
ジュンマンの妻。

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【スンジャ役】ユン・ヨジョン
認知症を患うジュンマンの母。

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曽根圭介による同名小説を映画化したクライムサスペンス。

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藁にもすがる獣たち【韓国映画】あらすじ

ある日、カボホテルのロッカーの中から忘れ物のバックが発見される。

そのバックの中には10億ウォンもの大金が入っており、その大金を巡って獣たちのぶつかり合いがはじまることになる。

失踪した恋人に借金を背負わされたテヨン(チョンウソン)、認知症の母親を抱えサウナの従業員として働くジュンマン(ぺソンウ、借金と夫のDVに苦しむミラン(シンヒョンビン)、金を手に入れて新たな人生を歩もうとするヨンヒ(チョンドヨン)、そして金のためなら何でもする高利貸しのトゥマン(チョンマンシク)に、惚れた女のためなら人をも殺すジンテ(チョンガラム。

追い詰められた彼らのうち誰が大金を手に入れるのか!?

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藁にもすがる獣たち【韓国映画】みどころ

金と欲望にまみれた人々が激しくぶつかり合う様を群像劇スタイルで描いた至高のサスペンスドラマ。

複雑な構成と時間軸に悩まされ、騙し騙されのドラマと二転三転する展開に夢中になる。コインロッカーの中から見つかった出所が分からない大金は一体誰の手に渡るのか?

チャプターごとに変わる登場人物と彼らの関係を予測し、ラストで全てが繋がる様に驚きが隠せない!

複数の登場人物が金を巡って衝突するサスペンスファン必見の作品です!!

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藁にもすがる獣たち【韓国映画】感想・評価

タランティーノっぽい構成と、どこか日本的な群像劇をミックスさせた韓国映画。

どこまでが原作通りかは分かりませんが、登場人物たちの設定や犯罪のエグさなどは韓国映画向きでした。

そこに日本らしい巧妙さを加えたのが本作で、90年代頃にはこの手の作品は世界中で作られてましたね。

これはタランティーノ作品がヒットした影響が大きいのですが、「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や「ユージュアル・サスペクツ」といった作品もタランティーノ作品とは違った独自の魅力があり私も大好きでした。

複数の登場人物たち物語が最後に一つに繋がる。

このパターン自体は珍しいものではないのですが、韓国の犯罪ものではあまり見かけないタイプで、あまりにも似たり寄ったりの作品が増えてきた韓国サスペンスものの中では新しく映りました。

ただ、上記したような作品が好きなら展開の予想はつきますし比較する作品も多くなるので、そういった作品を見たことがない人や韓国ドラマは見るけど映画はあまり見たことないという方にこそお勧めしたい作品だと思いました。

このように、斬新さはないものの贅沢を言えば登場人物たちの必死さをもっと全面に出しても良かったかなと。

暴力的でエグいといった実に韓国ドラマシーンらしくも、感情の爆発はイマイチで、それゆえに見ていて登場人物たちのハラハラが伝わってきにくいんです。

淡々と人を殺したりするシーンではそれが逆に活きてくるんですが、疾走感はあまりないですかね。

時系列がバラバラなのはこの手のジャンルに慣れた人なら問題なく見れるでしょうし、少し難しいからこそ集中して見れるとも言えます!

まとめ:構成や展開自体は珍しいものではないのですが、出演陣の存在感とぶつかり合いが抜群の作品でした。

ただ韓国作品独特の感情の起伏はあまり表現されておらず、そこが好みが分かれるところかもしれません。

個人的にはもっと残虐でも良かったかなぁ。

藁にもすがる獣たち【韓国映画】結末の感想は?

※以下、ネタバレを含みますので注意↓

同系統の海外作品のようなエンターテインメント特化なものになるのか、それとも韓国サスペンスらしいエグさ全開になるのかに注目していましたが、結果その中間を行くようなものになっていました。

金の詰まったバックはラストでジュンマンの妻の手に渡るのですが、金に執着する者ばかり出てくる作品の中ではいいお年どころ。

韓国らしくいくなら金が燃えてしまうとかどこかに消えてしまうといった救いのない展開にしても良かったかもしれません。

そもそも、死体が見つかった現場にロッカーの鍵が落ちていたのに、警察の現場検証でそれが発見されなかったというのは無理がありましたからね。

そこに粗があるんだったら、全員死んでしまって金だけが残されるというものでも満足出来たかもな。

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