イ・ジュニョク×ナム・ジヒョン主演。
日本のドラマ「リピート〜運命を変える10か月〜」をベースとして韓国ドラマ化したミステリー・サスペンス。
ハリウッドリメイクも進行中!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
リセット運命をさかのぼる1年キャスト一覧
原題:「365:運命をさかのぼる1年」
全24話
平均視聴率:4.3%
最高視聴率:5.1%
放送期間:2020年3月23日~2020年4月28日まで
演出:キム・ギョンヒ
「どれだけ好きなの」
「グロリア」「運勢ロマンス」など
脚本:イ・ソユン/イ・スギョン「空港に行く道」など
【チ・ヒョンジュ役】イ・ジュニョク
殺人課刑事。
【シン・ガヒョン役】ナム・ジヒョン
人気のウェブマンガ家。
【イ・シン役】キム・ジス
精神科医。
【ぺ・ジョンテ役】ヤン・ドングン
廃品回収スタッフ。
【ソ・ヨンス役】イ・シア
結婚を控えた女性。
【ファン・ノソプ役】ユン・ジュサン
カフェ経営。
【チェ・ギョンマン役】イム・ハリョン
警備員。
【チャ・ジュンソク役】チョン・ミンソン
ファンドマネージャー。
【パク・ヨンギル役】チョン・ソクホ
配送業者。
【コ・ジェヨン役】アン・スンギュン
プロゲーマー。
【キム・セリン役】イ・ユミ
浪人生。
【ホ・ジャンイル役】リュ・テホ
警察/強力係チーム長。
【パク・ソノ役】イ・ソンウク
ヒョンジュ先輩刑事。
【ミン・ジュヨン役】ドヒ
マンガのアシスタント。ガヒョンの友人。
【ハン・オジン役】イム・ヒョンス
ウェブ漫画会社副チーム長。ガヒョンの婚約者。
【ナム・スヌ役】リョウン
ヒョンジュの後輩刑事
映画化もされた大ヒット小説「イニシエーション・ラブ」などで知られる乾くるみの小説「リピート」をドラマ化したのが「リピート〜運命を変える10か月〜」(貫地谷しほり、本郷奏多主演)ですが、そのドラマ版を韓国でアレンジしたのが本作です。
スポンサーリンク
リセット運命をさかのぼる1年あらすじ
自分のせいで兄のように慕っていた先輩刑事を殺されてしまった刑事チ・ヒョンジュ(イジュニョク)と、不慮の事故により車椅子生活をすることなった人気ウェブ漫画家シン・ガヒョン(ナムジヒョン)。
ある日そんな二人のもとに、精神科医イ・シン(キムジス)から電話がかかってきて「現在の記憶を持ったまま1年前に戻れる」という”リセット”について聞かされることに。
謎の精神科医から指定された場所に向かうと、そこには同じようにして集められた8人の男女が集まっていて・・・。
スポンサーリンク
リセット運命をさかのぼる1年みどころ
本作は、1年前にタイムスリップ出来るという”リセット”により巻き起こされる連続殺人事件を描いたミステリー・サスペンスです。
タイムスリップを扱った作品というのは数多くありますが、本作は1年前の過去にしか戻れないという条件付きなのが外の作品と違うところ。
刑事とウェブ漫画家というコンビが次々に起きる事件と、リセットについての謎を解いていくことになります。
そしてリセットを何度も繰り返すことができるのですが、その度にリセット参加者が次々と死亡していくというスリリングな展開になっているのも特徴。
リセットが死者を生み出す要因なのか、それとも別の理由があるのか?
人生をやり直すために参加したはずだったリセットにより、主人公や参加者たちの人生は更に複雑かつ困難なものになっていきます。
過去へ戻るという設定はそのままに、日本版とは違ったキャラクターと、ストーリーも大幅にアレンジが加えられスケール感がアップ!
原作や日本版と見比べて見るのも面白いですが、新たな作品として楽しめること間違いなしの内容になっています。
スポンサーリンク
リセット運命をさかのぼる1年感想・評価
正直なところ”イ・ジュニョク=2番手”とイメージが強かったので最初は違和感があったのですが、立場が変わればその人に対するイメージも変わるんだなぁということを実感出来た作品でした。
主役としても全く問題なかったですね!
とはいえ、サスペンス自体は好きなものの、過去に戻ったり未来から誰か来たりといったSF的な要素が入っているものはあまり好みではないんですよね。
メインがSFであり(舞台が元々未来であるとか)そこにサスペンスが加わるのならまだしも、現代が舞台の推理もの(犯人探し)ならば現代の科学で証明出来るものにしてほしいんですよね。
1年前に戻れる理由が時空の歪みを見つけたから!って肝心なところが適当すぎませんか?
それも主人公だけでなく10人ものメンバーが揃って過去に戻れるというトンでも設定。
当事者たちもちょっと証拠を見せられただけであっさりと信じすぎで、その時点で違和感を覚えたのでそれ以降あら探しするようになってしまいました。そういう所が気になる人には向かないんでしょうね。
登場人物全員が怪しかったり、その人たちが次々と亡くなっていく展開。これ「あなたの番です」やん!
一ヶ所に集められた共通点のある人々が訳もわからず一人また一人と殺されていく。この設定自体はミステリーの定番なんですが(よく離島や古い洋館なんかが舞台になりますね。)、そこに”リセット”というSF要素を加えたことで話を更に複雑にしてるんですよね。
推理、ゲーム的要素、サバイバル、殺人事件。これらの要素がすべて詰まった上に、本作はそこにタイムスリップ要素と韓国サスペンスならではの残虐な演出まで加えられていて、実に韓国ドラマらしいというかちょっとお腹いっぱい過ぎる作品になっています。
原作と日本版ドラマともラストが違うようですが、本作に至ってはそのドラマ版をベースにして新たな解釈が加えられたそうです。
どちらにしても盛り込みすぎなものはやはり好みではないですね。
まとめ:マンガチックでエンターテインメント性の高いサスペンスものが好きなら楽しめると思いますが、登場人物(特に真犯人)の背景や整合性を楽しみたい方にはもう一つの作品に感じるかもしれません。
とはいえ、誰が真犯人なのかを友人や家族と一緒に予想しあったり、ストーリー考察したりという楽しみ方をしたい人にはオススメの作品だと思います!
最後に
私の結構辛口な感想とはうらはらに、世間一般的な評判は高い作品のようです。
韓国ドラマ「シグナル」や今度映画版も公開になる「あなたの番です」など、そもそもこういった話題のサスペンスドラマ自体が好みではないんですよね。
別に古典的なミステリーの方が好みというわけではないのですが、設定の中に一つでも疑問な要素があるものは基本受け付けないというのが理由ですかね。
もちろん、コミカルな設定が売りな作品ならそんな無粋なことは言いませんが、シリアスな推理ものであるならばそこはこだわりたいところです。