キム・ドンウク×キム・ジェウク主演。
再競演!「コーヒープリンス1号店」以来11年ぶりの再競演となるホラー・ミステリー。
悪霊に立ち向かう霊媒師、悪魔払い、刑事の活躍を描いた韓国版「スーパーナチュラル」とも呼べる作品です。
キャスト、あらすじ、感想、最終回などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
客-ザ・ゲスト【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全16話
平均視聴率:3.02%
最高視聴率:4.07%
放送期間:2018年9月12日から2018年11月1日まで韓国OCNで放送
演出:キム・ホンソン
「ペク・ドンス」「交渉人~テロ対策特捜班~」
「ボイス~112の奇跡~」「ブラック~恋する死神~」など
脚本:ソ・ジェウォン
「アントラージュ~スターの華麗なる人生~」「別れが去った」など
【ユン・ファピョン役】キム・ドンウク
代々シャーマンの家系に生まれた霊能力者。普段はタクシー運転手をしている。
【チェ・ユン役】キム・ジェウク
カトリックを信仰する家に生まれた悪魔祓い司祭。
【カン・ギルヨン役】チョン・ウンチェ
強力班刑事。警察官だった母親を見習い刑事になった。
【ユグァン役】イ・ウォンジョン
ファピヨンの相棒的存在な霊媒師。
【コ刑事役】パク・ホサン
ギルヨンの相棒。
【ユン・グンホ役】ユ・スンモク
ファピヨンの父。20年前から行方不明に。
【ユン・ムイル役】チョン・ムソン
ファピヨンの祖父。
【チェ・ソンヒョン役】ユン・ジョンソク
チェユンの兄。神父。20年前から行方不明に。
【パク・ホンジュ役】キム・ヘウン
国会議員。
【ヤン神父役】アン・ネサン
幼い頃のファピヨンに悪魔払いをした神父。
本作は数多くのサスペンスドラマを手掛けてきたキム・ホンソン監督による作品です。
キム・ドンウクとキム・ジェウクは大ヒットドラマ「コーヒープリンス1号店」で競演しており、それ以来11年ぶりとなる再競演が話題となりました。
視聴率に関しては平均3%と高いものではありませんでしたが、最終回に最高視聴率を記録するなどある程度結果を出した作品です。
そんな本作は続編の制作を熱望するファンも多く、主要キャストや監督も続投による映画化が決定しています。
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客-ザ・ゲスト【韓国ドラマ】あらすじ
20年前、ある小さな村で凄惨な殺人事件が起きました。
その村で代々シャーマンの家系に生まれた少年ユン・ファピョンは、パク・イルドという最強悪霊に取り憑かれることに。
祖母と母親を悪霊により殺されてしまった家族は、ファピヨンに憑いた悪霊を祓おうとするのですが、悪魔祓いの司祭に助けを求めるも逆に司祭の助手であったチェ神父が取り憑かれてしまいます。
そしてチェ神父は自らの家族と、その場所に居合わせた刑事を殺害し行方をくらませてしまいます。
それから20年、大人となったファピヨン(キムドンウク)はタクシー運転手をしながら、悪霊が取り憑いたチェ神父の行方を追っていました。
そんな中でファピヨンは、司祭となったチェ神父の弟チェ・ユン(キムジェウク)と、チェ神父に母を殺され刑事となったカン・ギルヨン(チョンウンチェ)と出会います。
20年前から因縁のある3人が再会したことで、次第に共通の敵であるパク・イルドを倒すために協力していくこととなります。
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客-ザ・ゲスト【韓国ドラマ】みどころ
本作は悪霊を祓うエクソシストドラマと、悪霊にまつわるサスペンスドラマを融合させたホラー・ミステリーです。
みどころは、謎の悪霊パク・イルドによって心の隙をつかれて豹変していく人々、憑依される原因となった様々な社会問題、そして憑依されたキャラクターたちを演じた俳優たちの熱演など多数。
幼い頃に出会っていた因縁のある3人が、どのように協力してパク・イルドを追い詰めていくのか、そしてファピヨンと深い関わりのあるパク・イルドの正体とは?
オカルト要素満載のホラーと様々な要素怪事件を解決してくサスペンス/ミステリー要素とが融合した斬新なドラマです!
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客-ザ・ゲスト【韓国ドラマ】感想・評価
まず本作では悪霊のことを”客”と呼びます。ゴーストだとか化物だとイメージがつくのですが、客だと全然怖く感じないですよね。
ですが、話を見進めていけばその意味も分かってきます。とはいえ、ドラマのタイトルとしてはもっと引きの強いものの方が良かったですね。
ホラー/スリラージャンルの作品というのは日本だと映画やスペシャルドラマ位でしかお目にかかれません。それを全16話のドラマにしてるのはすごいですよね。
韓国では映画やドラマで霊媒師などが登場することがよくあるのですが、かなり身近な存在なんですかね?
霊媒師と聞くと日本人的には昭和の時代の作品のように感じてしまいますが、その身近ではない感じが怖さとなって伝わってきますし、ビジュアル的にもかなりショッキングなのでキャスト目的で見ようと思っている人は要注意です。
実際私も第1話にして見るのを断念しようかと思ったほどでした。
そんな本作には霊媒師のみならず悪魔祓いも登場し、韓国版「スーパーナチュラル」(ワーナーの人気テレビシリーズ)と呼ばれていたようです。
西洋的なエクソシズムはフィクションとして楽しめても、東洋的なシャーマニズムとなると急にリアルに感じるんですよね。
個人差があるとはいえ、ハリウッドのホラーよりも日本の映画をホラーの方が怖く感じるように、アジア作品の方がどこかリアルに思えてしまうんです。
ただ本作は、刑事も登場しサスペンス/ミステリーとしても楽しめる作品になっています。
その上、シャーマン(霊媒師)、司祭(悪魔祓い)、刑事という3人の友情ドラマもあったりと、ホラー一辺倒になっていないところは流石だと思いました。
ただ同じグロいシーンでも、それが殺人犯によるものなら見れても得体の知れない悪霊となると恐ろしさ倍増で、普段から韓国のサスペンスを沢山見ている私でも見るのが辛かったですね。
何故ならホラー全般苦手だから!
殺人事件を扱った作品ならいくらでも見れるのですが、お化けや悪霊などが出てくる作品は怖くて見れないんです!!
「エクソシスト」や「オーメン」のような作品が苦手な人は見ない方がいいかもしれませんね。
そんなおっかなびっくりで見ていた私ですが、本作を怖いと思いながらも最後まで見れたのは”客”こと最強の悪霊の正体を探る作りになっていたからです。
客は心の弱い人間に次々と取り憑き、様々な場所で殺人事件を起こしていきます。それを主人公たち3人が追う流れになっているからこそ先の展開が気になり見ることが出来たんです。
確かにテレビドラマとしてはかなりエグい内容ですし、ショッキングなシーンも沢山あり幅広い層が楽しめる作品ではないのですが、第1話を見ることが出来たのならば最後まで諦めずに見進めることをオススメします。
ただ、オカルト要素とミステリーが上手くミックスされているため、ハマるとクセになる作品でもあります!
客-ザ・ゲスト【韓国ドラマ】最終回は?
韓国では近年、エクソシスト的な作品がいくつか作られています。
キム・ユンソクとカン・ドンウォンが共演した映画「プリースト悪魔を葬る者」であったり、パク・ソジュン、アン・ソンギ、ウ・ドファンという豪華な面子が揃った「ディバインフューリー使者」や、ドラマでも医療とエクソシズムがミックスされた「プリースト~君のために~」、本作と同じOCN作品で設定も近い「憑依~殺人鬼を追え~」 などなど。
そんな中でも、映画「哭声/コクソン」は、映画賞を数多く受賞した上に大ヒットした作品ということで知られています。
かく言う本作も熱心なファンを獲得した意欲作であり、既に映画化も決まっています。
ラスト直前ではやっとパク・イルドの正体も明らかになり、これまでにない規模の悪意にさらされる展開になります。
しかし、最終回に関しては意外なもので、パク・イルドの正体がまたしても覆されることに!
これが普通のサスペンスだったなら突っ込みどころ満載だったと思うのですが、悪霊という存在があったので意外にすんなりと受け入れられました。
結末も予想していなかったハッピーエンドでしたし、結局パク・イルドを完全に倒せたかどうかも不明でしたね。
まぁ、このような結末だからこそ映画化があるのでしょうが。。。