EXITイグジット【韓国映画】キャスト・あらすじ・感想は面白い?

exitイグジット韓国映画

韓国で観客動員数940万人超えの大ヒットとなったパニックアクション映画!

主演はチョ・ジョンソクと少女時代ユナ。

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

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EXITイグジット【韓国映画】キャスト一覧

2019年7月31日韓国にて公開(日本公開日2019年11月22日)

観客動員数:約940万人

上映時間:104分

監督、脚本:イ・サングン

【ヨンナム役】チョ・ジョンソク
無職の青年。大学時代山岳部に所属。

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【ウィジュ役】ユナ(少女時代)
ヨンナムが山岳部時代の後輩。

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【ジョンヒョン役】キム・ジヨン
ヨンナムの姉。

【ジャンス役】パク・イナン
ヨンナムの父親。

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【ヒョノク役】コ・ドゥシム
ヨンナムの母親。

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イ・サングン監督のデビュー作にして「ベテラン」のリュ・スンワン監督が制作に携わった大ヒット映画。

観客動員数940万人は2019年の韓国映画で第3位となる記録!

ちなみに、1位は観客動員数1,600万人超えという超ヒット作「エクストリーム・ジョブ」で、2位はポン・ジュノ監督による「パラサイト/半地下の家族」。

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EXITイグジット【韓国映画】あらすじ

何年も就職活動に失敗し続けている無職の青年ヨンナム(チョジョンソク)は、母親の古希の祝いをする会場で大学時代に想いを寄せていたウィジュ(ユナ)と数年ぶりに再会します。

二人は同じ山岳部に所属していた先輩後輩の関係で、ヨンナムはウィジュに告白するもフラれるという苦い過去がありました。

会場で働いていたウィジュとの再会を喜ぶヨンナムでしたが、市中では突如蔓延した有毒ガスにより人々はパニックに陥っていたのです。

ヨンナムたちもやがて異変に気付くも既にガスが会場の一階に蔓延しており、ヨンナムの姉はガスに触れて倒れてしまいます。ガスから逃れるためウィジュや家族と共に建物の屋上を目指すヨンナムでしたが、屋上に出る扉には鍵がかかっており・・・。

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EXITイグジット【韓国映画】みどころ

本作は、有毒ガスが蔓延する高層ビルからの脱出劇をスリリングに描いたパニックアクション映画です。

主人公は警察や消防の人間でも科学者でもなく、平凡な無職の青年であるというのがポイントで、ただ他の人と違う点は山岳部出身だということ。時間が経つほどに蔓延するガスから逃れるため上を目指し、屋上から更に高いビルへと跳ぶという変則型脱出劇となっています。

主人公とヒロインが山岳部出身ということもあり、ビルの壁面をロッククライミングの要領で登ったり、ビルからビルへとロープを伝って渡ったりと都市型山岳映画?とでも言うべき内容なんです。悪人と格闘したり、ビル内で爆発が起きたりといった展開はないものの、コミカルなやりとりやロマンス、さらに家族との絆の強さなども描かれているエンタメ作品になっています。

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EXITイグジット【韓国映画】感想・評価

サバイバルパニックだと思って見はじめた作品なんですが、冒頭の展開は家族のドタバタコメディといったもので、正直「なんだこれ?」という印象でした。

しかし、そこから毒ガス発生によるパニック展開となり作品の印象がガラッと変わります。

最初の何の変哲もない日常があるからこそ後の展開が際立つのですが、とはいえ100分しかない映画の冒頭20分を日常に割くのはちょっと長すぎだろうと思っていたんです。

しかし、この冒頭の展開があるからこそのちの主人公の活躍が際立ってくるんです!

普段映えない主人公が緊急時に大活躍するというのはお決まりながらも痛快なもので、走って飛んで登っての展開は二人がヒーローでないからこそハラハラドキドキの度合いも高くなるというもの。

パニックアクションに家族愛を組み込んだのはいいとしても、そこにコメディ要素やラブロマンスまで加えるのはちょっとやり過ぎでしょ?と最初は思っていたんですが、後半になるにつれそれらが真価を発揮してきます。

主人公の父親を筆頭としたおじ様たちの奮闘に笑わせられたり、家族親戚揃っての一喜一憂にほっこりしたり、市民がドローンを使って彼らの状況をSNSで拡散した上彼らの脱出の手助けもしたりと、パニック作品でありながらとてもポップな仕上がりになっているのも新鮮でした。このごちゃ混ぜ感が韓国作品らしいところですね。

このようにエンタメとしては面白いのですが盛り上がりが遅いのが難点で、「タワーリングインフェルノ」や「クリフハンガー」レベルのものと比べるとパニック映画としてそこまで盛り上がらないのも残念でした。毒ガスの怖さが描かれることもあまりないですし、街がガスで覆われているため画的な派手さもありません。

ですが、主人公二人が必死にガスから逃れながらしょっちゅう泣いているのはハリウッド大作などでは見られないもので、二人を特別なヒーローとして描いていないのは良かったですね。スケールの小さなハリウッド映画のような作品にならず独自性を出せているのは称賛すべきだと思います!

まとめ:迫り来る毒ガスからひたすら逃げ、ガスが届かない高いところへボルダリングの技術で登っていく様をスリリングかつコミカルに描いた韓国式パニックアクション!

それと同時に家族の繋がりやラブロマンスも描いているのが実に韓国らしいと思いました。

最後に

「EXIT/ イグジット」というタイトルからもっとスタイリッシュな作品をイメージしていたのですが、ふたを開けてみると様々な要素が詰まった韓国らしいエンタメ作品になっていました。

ド派手なアクションや緊張感あふれるパニック作品を期待するとスケールが小さく感じるかもしれませんが、主人公が捜査員や救急隊員ではなく一般人だからこそ感じるものも多く、ドローンやSNSなどをうまく活用しているのも現代的だと感じましたね!

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