イタリア映画「おとなの事情」を韓国でリメイクした大ヒットブラックコメディ!
出演はチョ・ジヌン、キム・ジス、イ・ソジン、ソン・ハユン、ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、ユン・ギョンホ。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
完璧な他人【韓国映画】キャスト一覧
2018年10月31日韓国にて公開
(日本公開日2019年11月15日)
観客動員数:約529万人
上映時間:116分
監督:イ・ジェギュ
「王の涙 イ・サンの決断」など
脚本:ペ・セヨン
「幸せを呼ぶミナの文房具店」など
【ソクホ役】チョ・ジヌン
美容外科医。
【イェジン役】キム・ジス
精神科医。ソクホの妻。
【ジュンモ役】イ・ソジン
飲食店経営。
【セギョン役】ソン・ハユン
獣医。ジュンモの妻。
【テス役】ユ・ヘジン
弁護士。
【スヒョン役】ヨム・ジョンア
専業主婦。テスの妻。
【ヨンベ役】ユン・ギョンホ
体育教師。独身。
本作は、2016年のイタリア映画「おとなの事情」を韓国でリメイクしたコメディ映画です。
オリジナルはイタリアのアカデミー賞とも呼ばれる映画祭で作品賞や脚本賞も獲得した名作であり、韓国でリメイクされる前に様々な国や言語でリメイクされています。
そして2019年には最も多くリメイクされた作品としてギネス世界記録に認定されるまでの拡がりを見せています。
本作は「 I Will Survive」というグロリア・ゲイナーの名曲がスマホの着信音として使われており、その後には必ずハプニングが起こることになるという本作のテーマ曲的なものとなっています。
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完璧な他人【韓国映画】あらすじ
美容外科医のソクホ(チョジヌン)、飲食店経営のジュンモ(イソジン)、弁護士のテス(ユヘジン)、体育教師のヨンベ(ユンギョンホ)ら4人は40年来の親友。
ある月食の日、ソクホの引っ越し祝いのパーティーをしようと彼らは妻を伴って集まることとなりました。
しかし、ソクホの妻で精神科医のイェジン(キムジス)、ジュンモの若妻で獣医のセギョン(ソンハユン)、テスの妻で専業主婦のスヒョン(ヨムジョンア)の3人はそれぞれに思うことがあるようでした。
ソクホ夫婦の手料理を囲んでパーティーを楽しんでいた彼らでしたが、あるゲームを始めたことから彼らの関係に亀裂が入ることに。
そのゲームとは、友人や夫婦間に秘密がないことを証明するために、スマホに届いた電話やメールを全員に公開しようというもので・・・。
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完璧な他人【韓国映画】みどころ
本作はスマホの中身を公開したことで巻き起こる人間模様をワンシチュエーションで描いたブラックコメディです。
登場人物は少ないものの、チョ・ジヌン、キム・ジス、イ・ソジン、ソン・ハユン、ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、ユン・ギョンホという豪華なメンツであり、彼らの感情の起伏をリアルに映し出しています。
オリジナルであるイタリア映画「おとなの事情」を忠実にリメイクしているのもポイントで、イ・ソジンさんがイメージにない下ネタを連発しているのもみどころです!
生活必需品でありその人の全てが詰まっているといっても過言ではないスマホ。
そのロックを解除するだけで人間関係がグチャグチャになってしまうというのは怖くもあり、見る側からすると共感出来るポイントが多いので笑ってしまうというナイスアイデアな作品です。
スマホの着信音が増えていくにつれて、不倫や借金、整形などの秘密が明かになり、その結果関係がギクシャクしていく様は爆笑必至で、当人たちにとってはサスペンスであるものの、視聴者からするとコメディであるというのが斬新です!
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完璧な他人【韓国映画】感想・評価
他人事として見れば笑えるものの、自分の事だと思うと恐ろしくなる設定の映画。
この映画は出演者が面白いことをするわけではなく、出演者たちの不幸を見て笑うといったブラックコメディです。
30年以上の友情があっさりと崩れたり、女たちの裏表ある関係性が露見したり、夫婦や友人間の隠し事がバレたりと、作品の中で起こっていることが実際に自分の事だったらと考えるとゾッとしますが、他人事だと笑ってしまうんですね!
BGMで雰囲気を演出するのではなく、スマホの着信音を効果的に使ってるのも面白く、見ていくうちにその着信音が鳴るのを期待している自分がいました。
こういったワンシチュエーションコメディは、ヨーロッパ映画や三谷幸喜作品などでよく見られるものですが、ドタバタコメディのような派手さはないものの、スマホという身近なアイテムがネックとなる分共感出来る要素が多いと思います。
とはいえ、その内容は不倫相手を妊娠させたり、詐欺に引っ掛かって大ピンチな状況だったり、ゲイだと間違われたりとなかなかヘビーなものなので、人によっては笑えないかもしれません!
いくら家族や親友であっても明かせない秘密なんて誰もが持ってるものでしょ?
最後に
本作はイタリア映画のリメイクということですが、残念ながら私はオリジナルを見ていません。
ただ、見比べた方たちの感想を見るとかなりオリジナルに忠実なようですね。
韓国風のトッピングはあるものの、イタリアンを韓国料理に変えるほどのアレンジはなく、見た方の評判はかなりいいようです。
本作はアイデア勝負なところもあり、非常にリメイクしやすい作品だと思うので、日本でリメイクしても面白くなると思います!