最高視聴率36.4%、演技大賞5冠に輝く大ヒット作!
ペク・ジニ×ユン・ヒョンミン×パク・セヨン×ト・サンウ共演で贈るサクセス・ラブストーリー。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
いとしのクムサウォルキャスト一覧
原題:私の娘、クム・サウォル
全51話
平均視聴率:26.11%
最高視聴率:36.4%
放送年度2015年9月から2016年2月まで韓国で放送
演出:ペク・ホミン
「私はチャン・ボリ!」
「あなたはひどいです」
「契約主夫殿オ・ジャクトゥ」など
イ・ジェジン
「黄金の虹」
「キャリアを引く女~キャリーバッグいっぱいの恋~」など
脚本:キム・スノク
「妻の誘惑」
「私はチャン・ボリ!」
「復讐のカルテット」
「皇后の品格」など
【クム・サウォル役】ペク・ジニ
建築士。養護施設黄金園出身。
【カン・チャンビン役】ユン・ヒョンミン
ポグム建設後継者。本部長。
【オ・ヘサン役】パク・セヨン
建築士。サウォルの義姉妹。黄金園出身。
【チュ・セフン役】ト・サンウ
バイク便配達員。ホンドの兄。黄金園出身。
【シン・ドゥゲ/ヘザー・シン役】チョン・インファ
カン・マヌの妻。チャンビンの継母。サウォルの実母。/美術商。
【カン・マヌ役】ソン・チャンミン
ポグム建設社長。チャンビンの父。
【オ・ミノ役】パク・サンウォン
千秘宮建築事務所経営者。サウォルとヘサンの養父。
【イ・ホンド/チュ・オウォル役】ソン・ハユン
サウォルの友人。黄金園出身。
本作は最高視聴率38.6%を記録した大ヒットドラマ「私はチャン・ボリ!」の演出・脚本家が再タッグを組んだ作品です。
初回視聴率14.7%で始まった本作は回を追うごとに視聴率も上昇し、平均視聴率26%超え、最高視聴率36.4%という大ヒットとなりました。
これは2016年のドラマの中(2016年に終了したドラマ)で5位の記録となります。
その年のMBC演技大賞においても5冠に輝いています。
主演は「傲慢と偏見」で高評価を得たペク・ジニさん。主演作以外では大ヒットにいくつも出演してきた彼女ですが、主演作である本作の大ヒットにより更なる人気を得ました。
そして、本作の演技により第9回コリアドラマフェスティバルの最優秀演技賞(女性)を受賞しています。
そんなペク・ジニさん演じる健気なヒロインを愛する御曹司役を演じるのはユン・ヒョンミンさん。悪役のイメージもある俳優さんですが、本作ではヒロインと家族との間で葛藤することになります。
この主人公二人は、ドラマ終了後に実際にカップルとなったことでも話題となりました!
助演陣には、初の悪女役を見事に演じたパク・セヨンさんに、そんな悪女に好意をもつセフン役のト・サンウさん、複雑な経歴をもつ役柄のソン・ハユンさんといった若手から、本作の裏の主人公ともいえるキャラクターを演じて共にMBC演技大賞特別企画部門最優秀演技賞を獲得したチョン・インファさんとソン・チャンミンさんをはじめ、アン・ネサンさん、パク・サンウォンさん、ト・ジウォンさん、チェ・デチョルさん、ユン・ボギンさん、キム・ヒジョンさん、パク・ウォンスクさんなどのベテラン陣や、サウォルの子供時代を演じ子役賞を受賞したカル・ソウォンちゃんなど、多くの実力派俳優が出演している作品となっております。
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いとしのクムサウォルあらすじ
養護施設黄金園で育ったクム・サウォル(ペクジニ)は、同じ園出身のヘサンと共に建築事務所を営むオ・ミノ(パクサンウォン)に引き取られることになります。しかし、サウォルには出身の秘密があり・・・。
サウォルの実母シン・ドゥゲ(チョンインファ)はポグム建設の社長令嬢で、父の一番弟子である建築士オ・ミノとの結婚も決まっていました。しかし、結婚式当日に父とミノによる計画が失敗し、父は倒れミノも逮捕され、当然結婚式も白紙となってしまったのです。
そんな傷心のドゥゲを救ってくれたのがミノのライバルであったカン・マヌ(ソンチャンミン)でした。その結果マヌと結婚することになったドゥゲでしたが、のちに再会したミノから全てはマヌの罠だったことを知らされることになります。
実はドゥゲはミノの子供を妊娠しており、ひそかに出産し施設へ預けることにします。
そしてドゥゲはカン家への復讐を誓いながら、マヌの元妻の子供を育てるのでした。
一方、ドゥゲの娘サウォル(ペクジニ)はそんなことは知らず、ヘサン(パクセヨン)と共に建築士として働いていました。そして2人はポグム建設の後継者カン・チャンビン(ユンヒョンミン)と出会い・・・。
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いとしのクムサウォルみどころ
本作は韓国ドラマ定番の要素を詰め込んだ愛憎劇です。
ヒロインたちの親世代の悪縁からはじまり、出生の秘密や子供のすり替えに、嘘と復讐劇などといったドロドロとした展開がありながら、お決まりの禁じられた愛やヒロインのサクセスストーリーなどもあり、ドラマの面白さがこれでもかと詰め込まれています。
ヒロインの出生の秘密に関するドラマをはじめ、朝鮮王朝時代の幻の宮殿”千秘宮”にまつわる攻防戦や、ヒロインの親友オウォルにまつわる感動のドラマ、そしてドゥゲの復讐とサウォルに対する愛のドラマなどもあり、それらがテンポよく展開されていきます。
今人気の若手俳優たちやベテラン陣による複雑な人間関係があるのは当然ながら、シリアスなドラマの中にあるコミカルなキャラクターたちも魅力で、様々なタイプの悪人が登場するのも本作の特徴となります。その悪人たちはマザコンだったりコミカルだったりとバラエティーに富んでいるので、そのお陰もあって作品のテイストがまろやかになっています。
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いとしのクムサウォル感想・評価
本作は韓国ドラマと言えばこれ!という要素をてんこ盛りにした王道ドラマです。
愛憎劇、復讐、出生の秘密、欲深い悪人たち、裏切りと陰謀、逆転劇、親子の再会など、挙げればキリがない位様々な要素が盛り込まれていました。
狭い人間関係の中に複雑な思いが渦巻いていたり、到底現代劇とは思えない裏切りと秘密など、概要だけ見ると好んで見たくなるタイプのドラマではありませんでした。
しかしヒロインは復讐とは無縁の純粋な人物なので、内容はドロドロながらも見続けることが出来ました。
ヒロインの苦難や立場を考えると暗いキャラクターになってもおかしくないのに、常に純粋であり続けたからこそ彼女に惹かれたんでしょうね。
その他にもアン・ネサンさん演じるギファンの存在だったり、欲望まみれの悪人であってもコミカルさも持ち合わせたキャラクターが複数いたりと、愛憎劇と笑い、ロマンスと感動のバランスがいいのもポイントでした。ヘサンは憎たらしくて仕方ありませんでしたけど・・・。
私の場合、ハラハラドキドキの愛憎劇であっても、そればかりが長く続くと見るのが辛くなるのですが、本作は緩急がちゃんとしていたので楽しむことが出来ました。
もちろん、中だるみや突っ込みどころもあるんですが、元々そういうのがあって当然の物だと思えば気になりませんでしたし、山ほどある似たような設定や展開のドラマの中では本作は良作に当たる作品だと思います!
最後に
基本は親世代の悪縁に迷惑させられる子供達の苦悩とロマンスを描いた作品でしたね。
とはいえ、そんな子供達の中にもパク・セヨンさん演じるヘサンという終始悪人のキャラもいて、どうしてそこまで嘘に嘘を重ねていくのかとイライラさせられました。
こうして振り返ってみるとのっけからあり得ない展開の連続で、このキャストでなければ到底手に取らないタイプのドラマでした。
この手のジャンルが苦手なのは変わらないのですが、それを踏まえた上でも無茶な設定と展開をやいのやいの言いながら見るのは意外に楽しかったですね!