「第3の魅力~終わらない恋の始まり~」
ソ・ガンジュン×イ・ソム共演で贈る、出会いと別れを繰り返しながらも再び巡り合う男女の12年に及ぶラブストーリー。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
第3の魅力【韓国ドラマ】キャスト一覧
韓国放送時全16話
平均視聴率:2.58%
最高視聴率:3.37%
放送年度2018年9月から韓国で放送(JTBC)
演出:ピョ・ミンス
「フルハウス」
「オレのことスキでしょ。」
「ホグの愛」
「プロデューサー」など
脚本:パク・ヒグォン
映画「FLU 運命の36時間」など
パク・ウニョン
「花郎-ファラン-」
【オン・ジュニョン役】ソ・ガンジュン
真面目な警察官。強力班3課のチーム長。
【イ・ヨンジェ 役】イ・ソム
美容師。トラブルメイカー。
【イ・スジェ 役】ヤン・ドングン
バリスタ。7つ年上のヨンジェの兄。
【ペク・ジュラン 役】イ・ユンジ
美容院の経営者。ヨンジェの友人。
【シン・ホチョル 役】ミン・ウヒョク
整形外科医。
【ミン・セウン役】キム・ユネ
交通課所属の警察官。
【ヒョン・サンヒョン役】イ・サンイ
バーのマスター。ジュニョンの友人。
【オン・リウォン役】パク・ギュヨン
バーのバイト。ジュニョンの妹。ジュニョンの妹
第3の魅力【韓国ドラマ】紹介
本作はこれまでに温かな名作を数多く手掛けてきたピョ・ミンス演出家による作品です。
平均2.58%という視聴率は近年の作品もケーブルテレビドラマとして低く、内容が好き嫌いがハッキリと分かれるものだったこともあり好成績は残せませんでした。
とはいえ、スタッフ・キャストはなかなかのもので、主演は近年大活躍中のソ・ガンジュンとイ・ソムです。
本作では洗練されたイケメン役のイメージが強いソ・ガンジュンが野暮ったい模範生として登場するのが話題となりした。
20歳の頃の主人公は、歯の強制器具をつけ黒縁メガネをかけた地味な見た目ですし、その後変なパーマヘアになったりもします。
そこから歳を追うごとに格好よくなっていくソ・ガンジュンを見るのも本作のみどころでしょう。
ヒロイン役のイ・ソムは、他の作品で見せたように正統派のヒロインとはひと味違ったガールクラッシュなキャラクターを演じています。これまで特徴だった長い髪を切ってボブヘアとなるなど、初のドラマ主演作に対する意気込みが見られます。
主人公たち以外のキャストもヤン・ドングン、イ・ユンジをはじめ名脇役が多数出演しており、主人公たち以外の恋愛や成長ストーリーとしても楽しむことが出来ます。
このドラマのOSTは、大ヒットドラマ「太陽の末裔」や「雲が描いた月明かり」などを手掛けた音楽監督ケミによるものです。
ラップからバラードまでバラエティに富んだラインナップで、聞き応えたっぷりな内容になっています。
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第3の魅力【韓国ドラマ】あらすじ
2012年の大晦日。
強力班3課のチーム長・ジュニョン(ソガンジュン)は、麻薬密売現場の張り込みをしていました。
容疑者を捕まえるためクラブに突入したジュニョンたちでしたが、そこで出会ったのが初恋の相手ヨンジェ(イソム)でした。
2006年。
大学生のジュニョンは地下鉄に乗っていた際に、乗り合わせたヨンジェを手助けし痴漢を捕まえます。
その後、合コンでヨンジェと再会したジュニョンは、正反対の性格ながらも互いに惹かれていき付き合うことになります。
しかし、付き合いはじめてすぐにヨンジェが姿を消してしまい・・・。
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第3の魅力【韓国ドラマ】みどころ
本作は、ある男女の12年間にわたる恋愛模様を描いた作品です。
20歳の春、27歳の夏、32歳の秋と冬、出会いと別れを繰り返しながら成長していく男女の姿がこだわった影像と共に映し出されています。
初恋から始まるお決まりのパターンではあるものの、全体的に登場人物たちの心情については見る側に任せているようなところもあり、色んな解釈をしながら見なければなりません。
この演出の仕方が本作の特徴であり、人によって合う合わないがあるかもしれません。
とはいえ、見る側に考えさせる作品だからこそ先が読めないという魅力がありますし、その証拠にヒロインも魔性のような魅力があります。
更にはソ・ガンジュンのファンにとっては様々な姿が見れるという特典もあり、脇役たちがとても素敵というのも本作のみどころでしょう。
映画「建築学概論」は、ちよっとしたすれ違い(勘違い)から再会しても結ばれなかった話で、映画「猟奇的な彼女」は、じれったいすれ違い(過去をふりきれない)により別れても再び出逢うという話でしたが、果たして本作は12年にわたる出会いと別れの結果としてどういう結末を迎えるのでしょうか!?
第3の魅力【韓国ドラマ】視聴率
初回1.8%でスタートし、第4話で記録した3.4%が最高記録となり、それ以上伸びることはありませんでした。
期待には及ばなかった感じです。
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第3の魅力【韓国ドラマ】感想・評価
#第3の魅力 全16話完走🙌🏻
お互いの”第3の魅力”に嵌った男女が、20歳の春、27歳の夏、32歳の秋冬を共に過ごしながら、12年に及ぶ恋愛の一大叙事詩~⤴︎︎︎︎︎
久しぶりに、ラストが納得がいかず、共感出来なかった作品でした~😂
ガンジュンssiはモシッタ😍
私的にお奨めドラマです🤗#韓ドラ pic.twitter.com/Xxpp9K655P— 미카(mika) (@mk0501ye0824) December 16, 2019
韓国の恋愛ドラマを見ていて気付くのは、地上波では初恋を描いた非現実的な作品が圧倒的に多いのに対して、ケーブルテレビではもっとリアルな大人な恋愛が多いように思います。
もちろん、不倫ものや複雑な恋愛関係を描いた作品もありますが、私が色々と見てきた中ではそういった印象があります。
つまりは、誰もが見れる地上波では憧れの初恋のストーリー(いわゆるベタなもの)に様々な要素を付け加えているのに対して、お金を払って見るケーブルテレビでは初恋だけにこだわらず様々な形の恋愛が描かれているんです。
そんな中で本作は、ケーブルテレビドラマであるのでシンプルな初恋ものではなく、ヒロインと出会った年代によって「初恋」「青年の恋」「大人の恋愛」と相手が同じでも恋愛の内容が違っているんです。
それを四季になぞらえて変化をつけているのも面白いんですが、季節の変化が恋愛のみならず二人の心情ともリンクしているのが印象的でした。
過去には見えなかったものが、時が経って再会すると見えてきたり印象も違ってくるというのが納得ですし、お互いの成長や変化も見え単純に初恋を美化しているだけでないのも好感が持てます。
とはいえ、運命の相手との出会いと別れを繰り返すというファンジックな要素もあり、ただ単純にリアルを追求しているわけではないという絶妙なさじ加減ぶりも好みでした。
ただ、分かりやすい初恋ものの恋愛ドラマに慣れ親しんでいる人からすれば、本作の主人公たちの行動の理由が理解できなかったり、だらだらとした印象に映る展開が苦手に感じるかもしれません。
そこが納得いくかどうかで評価が分かれる作品だと思います!
最終回については?
本作の結末は、ハッピーエンドでもサッドエンドでもなく明確なものではありませんでした。
見る人によって好き嫌いがかなり分かれるものたと思いますが、これまでの展開からいってハッピーエンドになるのは違うと思っていたので、これはこれでありだと思いましたね。
たしかに誰が見ても楽しめる分かりやすさはないかもしれませんが、そもそもが恋愛の形は人それぞれなので皆が共感する必要もないと思うんです!
この二人がこの先どうなって行くのかは分かりませんし、今後も何度も別れと再会を繰り返すのかもしれませんし、もしかしたらどこかで終わりを迎えるかもしれません。
本作の演出家ピョ・ミンスの近年の作品「ホグの愛」や「プロデューサー」では、全てが解決した分かりやすい結末は描かれていませんでしたが、それは登場人物たちの人生はこれからもまだまだ続いていくのだからとも取れるもので、個人的には非常に納得がいくものでした。
なので本作の結末についても多くの人から理解されるものではないのかも知れませんが、ベタベタなラブコメに飽きた視聴者たちには確実に響くものがあると思います
まとめ:派手さはありませんが、キャストもストーリーも非常に私好みな作品でした!しかし、主人公たちの行動に理解が出来なかったり、心の内が見えないと不満を感じる人にはあまりオススメ出来ない作品だと思います。