パク・シニャン×キム・アジュン共演で贈る法医学サスペンス!
韓国版「CSI:科学捜査班」とも呼ばれ大ヒットした本作は、2019年日本にて大森南朋主演でリメイクされています。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
サイン【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全20話
平均視聴率:16.4%
最高視聴率:25.5%
放送年度2011年1月から韓国で放送
演出:キム・ヒョンシク
「カインとアベル」
「ファントム」
「2度目の二十歳」など
脚本:キム・ウニ
「ファントム」
「スリーデイズ~愛と正義~」
「シグナル」など
チャン・ハンジュン
「危機一髪!プンニョンマンション」
「ドラマの帝王」など
【ユン・ジフン役】パク・シニャン
国立科学捜査研究院法医官。解剖の腕は超一流だが人間性に問題あり。
【コ・ダギョン役】キム・アジュン
ソウル地方警察庁科学捜査係からやってきた新任法医官。正義感溢れる猪突猛進タイプ。
【イ・ミョンハン役】チョン・グァンリョル
サンムン大学から国立科学捜査研究院にやってきた新院長。ジフンと対立関係にある。
【チェ・イハン役】チョン・ギョウン
松坡(ソンパ)警察署強力係刑事。仕事は優秀だが、たびたび上司と対立する問題児。
【チョン・ウジン役】オム・ジウォン
中央地方検察強力係検事。ジフンの元恋人でイハンの捜査上のパートナー。
【チョン・ビョンド役】ソン・ジェホ
ジフンの師で父親代わり。韓国法医学界の重鎮。
【チャン・ミンソク役】チャン・ヒョンソン
ミョンハンと裏取引している弁護士。
【ホン・スクジュ役】アン・ムンスク
法科学部薬毒物課職員。
【キム・ワンテ役】チョン・ウンピョ
法医学部ベテラン研究員。
【チャン・ジェヨン役】イム・ホゴル
法医学部研究員。
【アン・ソンジン役】ムン・チョンシク
法医学部研究員。
【チュ・イニョク役】イ・ジョンホン
法医学部部長。ミョンハンの右腕的存在でジフンの先輩。
【カン・ジュンヒョク役】パク・ヨンジ
次期大統領選挙候補。
【カン・ソヨン役】ファン・ソニ
カン・ジュンヒョクの娘
本作は、これまでに様々な名作サスペンスドラマを手掛けてきたキム・ウニ脚本家による作品です。
韓国で法医学を扱ったドラマは本作が初で、回を追うごとに視聴率は上昇し最高視聴率は25.5%を記録するまでになり、当初16話予定だったのが20話まで延長されることになりました。
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サイン【韓国ドラマ】あらすじ
舞台は韓国国立科学捜査研究院。
ある晩、人気アイドルグループ「VOICE」のリードボーカル、ソ・ユニョンの遺体が運ばれてきます。
遺体は舞台の楽屋で発見されるも、目立った外傷や争ったあとも見られず、死因は謎とされ科捜研に回されることになります。
死因究明のため天才法医官として有名なユン・ジフンが剖検を担当することになったのですが、そこには死因を明らかにされたくない者による妨害が働き、ジフンは担当者を外されることになります。
しかし、新しく担当となったのはジフンと因縁のあるイ・ミョンハンで、そこにも政治的な思惑が働いていたのです。
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サイン【韓国ドラマ】みどころ
本作は、韓国版 「CSI」と言われた本格法医学サスペンスドラマです。
本場アメリカはもちろん日本や韓国でも人気の法医学サスペンスですが、このジャンルの代表格とも言えるのが「CSI」です。
2000年から始まったこのドラマは、スピンオフドラマも作られそれらすべてが長期シリーズ化されるという人気でした。
このジャンルは基本1話完結(アメリカのドラマは殆どがそうですが)なんですが、本作は1つの事件に対して3話くらいかけられていて、非常に見応えがあるのが特徴です。
舞台は国立科学捜査研究院で、偏屈な法医学官と新米女性法医学官コンビが様々な事件を解決する模様を描いています。
そこに韓国ドラマでお馴染みの権力闘争や恋愛ドラマなどもプラスされ、サスペンスドラマとして以外のみどころも満載となっています。
パク・シニャン演じる主人公の破天荒ぶりや、その相棒を演じるキム・アジュンとの相性も良く、主人公と対立する役を演じるチョン・グァンリョルの存在感にも注目です。
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サイン【韓国ドラマ】感想・評価
「CSI」をはじめ、日本だと「科捜研の女」(こちらは1999年スタートとCSIより先!)など、科学捜査ものや法医学ものというのは刑事ドラマや医療ドラマとも肩を並べるほどの人気ジャンルとなっていますが、個人的には1話解決ものはあまり好みではなく(特に日本のものは)CSIに関しても何回か見たことある程度でした。
しかし、本作に関しては1つの事件に対して扱う時間も長く複雑な展開もあるので、サスペンス・ミステリー好きも満足いく内容となっているんです!
ちなみに、日本でリメイクされたドラマは他のリメイクものと同様に残念な出来でしたね。
そして本作の特徴ともいえるのが、主人公ジフンが真相を明かそうとするのに対して、対立するミョンハンはそれを妨害しようとすること!
しかし、このミョンハンはジフンにライバル心を燃やす分かりやすい悪役というものではなく、病院や法医学のことを考えた上での汚れ役に徹しているんです。
ミョンハンについては最初悪いやつだと思うんですが、裏側を知っていくとこういう人もいないと研究所や大学なんかも存続出来ないんだと分かり、とても複雑な気持ちになってきます。
普通、こういったジャンルのドラマだと事件をどう解決するのかや、誰が犯人なのかを推理することスポットを当てるのですが、本作の場合はそれよりも深いところを描いている作品だと思います。
そういった事もあり普通の法医学ドラマよりも見応えがありますし、このジャンルを苦手に感じている人でも見やすくなっていると思います!
まとめ:サスペンス好き、法医学ドラマ好き必見の名作!ただ次々と起こる事件を解決するだけでなく、対立関係や政治的な思惑などの複雑な人間関係が描かれているのも魅力です。
最後に
韓国のサスペンスは良作が多いことで有名ですが、そんな中でも本作はサスペンスとしてエグ過ぎず、医療や権力闘争なども同時に描かれた間口の広いハイブリッド・ドラマになっていました。
しかし、そんな良作が多い韓国サスペンス・ドラマにも不満があり、それは最終回が思ったほどパッとしなかったり、モヤモヤしたまま終わるということです。
例えば悪人がきちんと裁かれるパターンでも首謀者以外の協力者はまんまと罰せられていなかったり、罰自体も軽かったりと不満が残るんです。
そんな中で本作は、かなり衝撃的なラストで賛否両論あるものでした。
個人的にはハッピーエンドが望ましいですが、ご都合主義のぬるいラストになるよりもサスペンスとしては本作のような終わり方もアリだと思いました!