ソン・セビョク×コ・ジュニ共演。
人の体に憑依して犯罪を犯す悪霊との対決を描く犯罪スリラードラマ!
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像https://entertain.naver.comより)
憑依~殺人鬼を追え【韓国ドラマ】キャスト一覧
原題:憑依
Netflix全16話
初回視聴率:1.558%
平均、最高視聴率:不明
放送年度2019年3月から韓国で放送
演出:チェ・ドフン
「ライダーズ~明日をつかめ~」
脚本:パク・ヒガン
【カン・ピルソン役】ソン・セビョク
サンドン警察署強力班刑事。刑事なのにビビりでケンカも弱く、虫と幽霊が苦手。見かけによらず親切で、霊感が強く憑依されやすい体質。
【ホン・ソジョン役】コ・ジュニ
霊媒師。母親譲りの霊能力があることを周囲には隠している。スタイリッシュで美人。
【ユ班長役】イ・ウォンジュン
ピルソンの上司。文句を言いながらもピルソンを気に入っている。
【チェ・ナミョン役】パク・ジヌ
ピルソンの同僚刑事。おバカその1。
【キム・ジュンヒョン役】クォン・ヒョッキョン
新米刑事。おバカその2。真面目で元気。
【ソン・ヤンウ役】チョ・ハンソン
ハンウル医療院の外科医。殺人鬼ファン・デドゥを崇拝している。
【オ・スヒョク役】ヨン・ジョンフン
TFグループの常務。金と権力を悪用するドラ息子。
【チャン・チュンソブ役】パク・サンミン
スヒョクの部下。
【ユ・スンヒ役】チョン・チャンビ
ユ班長の娘。
【キム・ナクチョン役】チャン・ヒョクジン
ファン・デドゥを検挙した刑事。
【ファン・デドゥ役】ウォン・ヒョンジョン
連続殺人鬼。
本作がドラマ出演二作目となるソン・セビョクさんは、これまでの刑事のイメージとは違ったキャラクターを本作で披露しています。
ピルソンは刑事なのに犯罪者に間違えられ、肉体派でも知能派でもないという特異なタイプで、彼のユニークな存在があるからこそシリアスな犯罪ドラマとのバランスがとれています。
ヒロイン役のコ・ジュニさんは、地味で暗く怪しい雰囲気を持つイメージがある霊媒師という役柄を華やかでキュートに見せてくれています。
強烈な犯罪者が多数登場する本作ですが、ヨン・ジョンフンさんは相変わらずの悪役ぶりを披露し、2年ぶりのドラマ出演となるチョ・ハンソンさんも外科医でありながら殺人鬼を崇拝し自らも手を汚すというキャラクターを演じています。
OST情報
本作のOST には、LADIES’ CODEのソジョンによる「Searching Me」をはじめ、「The Barberettes/どんな意味..(What a meaning)」、「Leebada/ 握って」、「ハン・ヒジュン/そのような」、「ナ・ゴウン/ 飛んで」などがドラマを印象的に飾っています。
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憑依~殺人鬼を追え【韓国ドラマ】あらすじ
かつて、30人以上を殺害し世間を恐怖に陥れた
殺人鬼ファン・デドゥ。
警察の捜査の甲斐もありデドゥは逮捕され、死刑宣言を受けることに。
あれから20年。
テドゥを逮捕した刑事キム・ナクチョンが何者かに殺害されてしまいます。
刑事のピルソン(ソンセビョク)は追跡中の犯人と格闘を繰り広げていました。
しかし、丁度通りがかったソジョン(コジュニ)により犯人と勘違いされ、ピルソンはモップで叩かれてしまいます。
おかしな出会い方をしたピルソンとソジョンでしたが、妙にお互いが気になる様子。
それもそのはず、ソジョンには霊能力があり、ピルソンも強い霊感を持っていたのです。
これにより、二人は何かと関わり合うようになるのですが、巷では謎の殺人事件が度々起きて・・・。
悪人たちの身体に次々と憑依するヤツの暴走を止めることが出来るのか!?
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憑依~殺人鬼を追え【韓国ドラマ】みどころ
普通は顔出しは引っ張るものですが、では何故いきなり登場したのかというと、このドラマはタイトルにもあるように”他人の体に憑依して犯罪を犯す邪悪な魂”が悪役の犯罪スリラードラマだからです。
つまり、邪悪な魂が憑依した人間が新たな犯罪者となるわけなんです!
しかし、幽霊そのものが怖い訳ではなく、憑りつかれた犯人やその犯罪内容が恐ろしく、流石にケーブルテレビドラマだけあってかなりキツいシーンも沢山あります。
その反面刑事ドラマとしてはユニークなキャラクターが豊富ですし、幽霊とのハートフルな話やラブラインも魅力的なんです。
刑事ドラマの恋愛パターンは、困難を共に乗り越えて愛情が芽生えるといったものが多い中、冒頭からお互いに惹かれ合っているという珍しいパターン!
まぁ、そこからの展開がじれったいですが。
刑事たちのコミカルなやりとりと、その他脇役たちの濃いキャラクター、そしていくつかのラブラインがあるからこそ、犯罪ドラマとのバランスが取れているといえます。
憑依~殺人鬼を追え【韓国ドラマ】感想と評価・評判
霊能力があるヒロインの犯罪ドラマというと、仲間由紀恵と阿部寛主演の『トリック』が思い浮かびますが、サスペンスに取り入れる設定としては扱いやすく、これまでも様々な作品が作られてきました。
その上、幽霊が憑依するドラマもまた韓国ドラマでは人気のジャンルとなっています。
ただ本作はオカルト的要素が強い作品で、推理ドラマやサスペンスというよりもホラーやスリラーといえる内容でした。
張り巡らされた伏線を回収したり、秀逸なトリックで楽しませるといった作品ではなく、善と悪の対決を描いたといった感じでしょうか。
その分犯人に扮した役者さんのぶちギレた演技は恐ろしくもありながら面白かったですし、悪霊が憑依してやっているという設定があるので、細かいところを気にせず楽しむことが出来ました。
しかしこのドラマは、中盤以降オカルトの度合いが更に強くなり、悪霊の力も増大していきます。
とある理由でピルソンの魅力も薄れてきますし、あまりにも悪霊が強すぎて見るのがしんどくなるほどでした。
最終回については、それまで見てきた人にはある意味予想出来た結末かもしれませんが、まったくもって気持ちがいいものではありませんでした。
例えるなら、ホラー映画のラストのような終わり方でしたね。
前半はバランスのいい展開でしたが、後半は見るのがしんどくなる程残酷なものでした。
最後に
コ・ジュニさんは相変わらず可愛いですね。
でも、霊媒師というにはスタイリッシュ過ぎますよね(霊媒師の普通を知りませんが)。
ソン・セビョクさんは最初刑事としても主役としても地味に思えたんですが、見ていく内に味が出て来てありきたりな刑事とは違った魅力がありました。
本作はドラマの中盤まではすごく面白く見れていました。内容のエグさはありますが、韓国のサスペンス好きなら許容出来るものですし、初回からのテイストがもっと長く続き、ハッピーな結末が待っていたらもっと面白いと思えたかもしれません!