「マスター・ククスの神~復讐の果てに~」はWebマンガを原作としたヒューマン・サスペンス!
チョン・ジョンミョン×チョ・ジェヒョン×チョン・ユミ×イ・サンヨプ共演で送る復讐劇。
キャスト、あらすじ、感想、みどころを紹介します。
(トップ画像公式ページより)
マスターククスの神 キャスト一覧
原題:マスター・ククスの神
全20話
U-NEXT全24話
平均視聴率:7.5%
最高視聴率:9.0%
放送年度2016年4月から韓国で放送
演出:キム・ジョンヨン/イム・セジュン
脚本:チェ・スンデ
【ム・ミョン役】チョン・ジョンミョン
復讐に燃える役
【キム・ギルト役】チョ・ジェヒョン
主人公の復讐の相手
【チャ・ヨギョン役】チョン・ユミ
原作にはないドラマオリジナルの配役
【パク・テハ役】イ・サンヨプ
主人公の幼なじみでありながらギルトの部下となってしまう役柄
【キム・ダヘ役】コン・スンヨン
もう一人のヒロイン
【コ・ギリョン役】キム・ジェヨン
【コ・デチョン役】チェ・ジョンウォン
【コ・ガンスク役】イ・イルファ
【ソル・ミジャ役】ソ・イスク
【ファン・ソンノク役】キム・ジュワン
【ギルトの青年期役】バロ(元B1A4)
韓国の人気漫画家によるWebマンガが原作!
『銭の戦争』や『野王~愛と欲望の果て~』『レディ・プレジデント~大物』など、ドラマ化された作品を多く持つ人気漫画家パク・イングォンの同名の作品が原作となります。
そんな人気漫画家の人気作を『感激時代~闘神の誕生』のチェ・スンデが脚色してドラマ化しました。
OST
本作のOST は、「ユン・サンヒョン/Crazy For You」をはじめ、「ナ・ドゥリ/戻ってくることができない道」、「イ・ウナ/できなかった話」などがあります。
マスターククスの神 あらすじ
山奥で記憶喪失の父と母と暮らしていたミョン(チョンジョンミョン)は、父の作ったククス(麺)を食べ幸せな生活を送っていました。
ある日母のオクシムが、夫ジョンテが持っている写真で見た人物が新聞に載っているのを見つけ、記憶喪失の原因や身元を明らかにしようとその人物キム・ギルト(チョジェヒョン)に会いに行きます。
しかし、その男こそがジョンテが記憶喪失となった原因を作った男だったのです。
ジョンテが死んだと思っていたギルトは、オクシムの後をつけ家族3人が暮らす家に火を放ちます。
その火事から生き延びたミョンは、両親を殺した男への復讐を誓うのでした。
マスターククスの神 みどころ
本作は韓国ドラマ定番の要素である、記憶喪失、成り済まし、復讐、複雑な人間関係などを盛り込んだヒューマン・サスペンスドラマです。
殺人犯が殺した人物に成り済ましていたり、それが麺職人であったりというのが斬新で、物語の軸となるのは殺された麺職人の息子と犯人との対決となります。
作品のテイストとしては復讐劇なんですが、料理対決や幼なじみたちの切ない人間模に恋愛なども描かれていて、一筋縄ではいかない複雑な内容となっています。
そして、作中に登場する数々の麺料理もみどころの一つとなります。
マスターククスの神 感想と評価・評判
このドラマは、「復讐の為にククス(麺)の神を目指す!」というテーマがあるんですが、これを聞いてマンガっぽいなぁと思っていたら、実際に原作がWebマンガでした。
そもそも、何がどうなったら「麺」で復讐するのか?
韓国ドラマには料理のドラマやお仕事系ドラマだと思っていたら、実はサスペンスだった!というものも多いですが、そんな中でもこの設定はよく理解出来ませんでした。
これがもし日本が舞台だとしたら、そば打ち職人や製麺所の人が主人公の復讐劇となるわけで、そんなの見たこと無いですから。
しかも”愛と欲望のヒューマンドラマ”でもあり”サクセスストーリー”でもあるというから、こんな設定だと知ってドラマを見ようとは思いますかね?
これらを総合するとシュールなコメディなのかと想像するかもしれませんが、全編通して暗めの内容で緊張感漂う展開がずっと続くんです。
しかも、”絶対味覚”や”絶対嗅覚”といった実に料理マンガらしい設定もあるのに、麺職人としてのサクセスストーリーもあまり活かされてないですし、ではその分復讐劇としてハラハラドキドキの展開があるのかといえば中途半端で・・・。
じゃあラブラインで魅せてくれるのかといえば薄いものでしたし、ヒロインよりも他のキャラクターの方が存在感があるというのもなんとも微妙なところ。
復讐劇だから明るさがないのは仕方がないのですが、派手なアクションやスリリングな展開もないのは見ていてヤキモキさせられました。
最後まで爽快感の欠片もなく、もちろん突然ハッピーエンドになるわけもないので、”ともかく暗かった!”という印象しか残りませんでした。
まとめ:とにかく暗かったです!このドラマの設定は何なんだ!?と気にしていると物語の世界観に入り込めないので、あまり細かいことは気にせずに見ることをオススメします。私は最後まで集中出来ませんでしたが。。。
最後に
そもそもの問題を指摘するなら
「復讐の為にククス(麺)の神を目指す!」
なんて気持ちで、旨いものなんて作れるわけがないですよね。
料理と復讐は分けて描かないと駄目だと思います。
何でそんな設定にしたのかはマンガの原作者にしか分からないのかもしれませんが、どんなジャンルの作品にもサスペンス要素を混ぜてくるのは、韓国ドラマの面白いところでもあり駄目なところでもあると思います。