王女の男|キャスト・あらすじ・最終回感想・視聴率・全何話?

 

王女の男

パク・シフ×ムン・チェウォン共演で贈る韓国版ロミオとジュリエット!

宿敵となった男女の切ないラブストーリー。

キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

王女の男 キャスト・全何話?

原題:公主の男

全24話

U-NEXT・dTV全24話

平均視聴率:19.3%

最高視聴率:24.9%

放送年度2011年7月から韓国で放送

演出:キム・ジョンミン/パク・ヒョンソク

脚本:チョ・ジョンジュ/キム・ウク

【キム・スンユ役】パク・シフ

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【イ・セリョン役】ムン・チェウォン

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【敬恵(キョンへ)姫役】ホン・スヒョン

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【漢城府判官シン・ミョン役】ソン・ジョンホ

【チョン・ジョン役】イ・ミヌ

【左議政キム・ジョンソ役】イ・スンジェ

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【首陽(スヤン)大君役】キム・ヨンチョル

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【イ・ゲ役】オム・ヒョソプ

【安平(アンピョン)大君役】イ・ジュソク

【キム・スンギュ役】ホ・ジョンギュ

【リュ氏夫人役】カ・ドゥッキ

【ユン氏夫人役】キム・ソラ

【イ・スン、桃源(トウォン)君役】クォン・ヒョンサン

【イ・セジョン役】ソ・ヘジン

【5代国王文宗(ムンジョン)役】チョン・ドンファン

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本作は2011年のKBS演技大賞で主演のパク・シフとムン・チェウォンが最優秀演技賞と人気賞を共に受賞したほか、第48回百想芸術大賞テレビ部門で監督賞も受賞した作品です。

主演のパク・シフはもとより、ムン・チェウォンも既に時代劇出演経験があり、この二人は初共演にして素晴らしい相性の良さを見せてくれています。

OST情報

本作のOSTは、ペク・チヨン、ハ・ドンギュン、シン・ヘソンなど、人気歌手による歌唱曲はもちろん、BGMも高い人気となりました。

それはBGMが登場人物の感情を表現するのに上手く使われているからです。劇的な場面で歌唱曲が流れるというのが定番だとするなら、本作はそういった場面でメロディーの強いBGMが挿入されていますのでご注目を!

 

 

王女の男 あらすじ

スヤン大君の長女・セリョン(ムンチェウォン)と朝鮮王朝第5代王文宗の娘・キョンへ王女(ホンスヒョン)は従姉同士。

ある日セリョンが王女のふりをしている時に教育係としてやって来たのが左議政キム・ジョンソの息子キム・スンユ(パクシフ)でした。

やがて二人は相思相愛の仲になるのですが、幼くして即位した朝鮮王朝第6代王の統治下で、スヤン大君がクーデターを企てた結果、政敵であったスンユの一家が殺されてしまいます。

家族を殺され復讐を誓うスンユですが、セリョンがスヤン大君の娘だと知り二人は宿敵となってしまうのです。

そして、キョンへ王女は地位を剥奪され奴婢(奴隷)として生きることになってしまい、セリョンもまた、愛する人のために宮廷を離れ父スヤン大君に対抗することに・・・。

 

きむとま
スヤン大君が起こしたクーデターは“癸酉靖難(ケユジョンナン)”と呼ばれる朝鮮王朝史に残る大事件です。この事件をモチーフにして描かれた本作は“韓国版ロミオとジュリエット”と呼ばれました。

 

 

王女の男 みどころ

本作は韓国時代劇では定番の王朝内での権力争いが描かれるのはもちろんですが、メインとなるのは対立する勢力の息子と娘の悲しきラブロマンスです。

自分達が引き起こした対立ではなく、親達の問題によって子供が引き離されてしまうというのがポイントであり、この構図は正に”韓国版ロミオとジュリエット”と言うべきもの。

通常の韓国時代劇であれば、この事件を引き起こした側やその渦中にいる人の動きを追っていくのが定番ですが、本作の場合はこの事件に巻き込まれた人たちの恋物語を中心に描いているんです。

もちろん事件の顛末も描きますし、主人公スンユの復讐のドラマでもあるのですが、あくまでもメインはラブストーリーとなります。

そしてスンユの友人でもあるミョンが政治的な理由からスンユを亡き者にしなければならなかったり、セリョンに片想いをしていたりとこれまた複雑な三角関係を形成するのも注目すべきところです。

更には、スンユとミョンの友人ジョンの立場も複雑で、クーデターによって王女から奴婢になってしまうキョンへとのラブストーリーも見応えがあります!

この二つの切ないラブストーリーと、かつての友人同士の悲しい対立を描いたのが本作です。

 

 

王女の男 感想と評価・評判

キャッチフレーズは”韓国版ロミオとジュリエット”という引きの強いものですが、確かに親の仇の娘とのラブストーリーという点からみればそうとも言えますが、それ以外は特に共通することもなく、あまりに安易に例えすぎだと思いましたね!

ラブストーリーに期待して見ていたドラマであったのに、終盤になればなるほど血みどろの争いになり、王と反乱軍の闘いのドラマになっていくんです。

結局は復讐のドラマがメインになり、どんどん人が死んでいきます。

何度も同じような展開を繰り返し、スンユたちの計画がことごとく失敗するのにもイライラさせられ通しですし、話も重苦しくて見るのがしんどくなっていきました。

この手の復讐劇だと、買ったり負けたりの繰り返しで最後にはどちらが勝つのか!が楽しいと思うんですが、本作の場合はずっと負け続けるというなんとも盛り上がりどころのない展開なんです。

その分、ラブストーリーで時折見せ場を作るんですが、個人的にはそれで帳消しとは思えずまったくスッキリとしないまま話が進んでいくのを見るのはキツかったですね。

良かったのは一人の男を巡っての女の醜い争いがないということ!

スンユとセリョン、ジョンとキョンへの恋愛ドラマは純愛で女性受けしそうな展開ですし、紆余曲折ありながらもスンユとセリョンが結ばれるのも盛り上がりどころ。

ですが、その紆余曲折が実にまどろっこしく個人的には引っ張りすぎに思えました。

そして、男の友情は女や政治によって脆くも崩れてしまうという悲しさもあり、人が死にすぎるのも好みではなかったですね。

このドラマがハッピーエンドかどうかはさておき、なんとも救いようのない話であるのは間違いなく、爽快感など皆無の作品だと言えます。

妙に都合のよい流れになる作品を見るのも気になるところですが、ここまで勢力争いの醜さや報われない展開になるのも見るのが辛いですね!

 

まとめ:ラブストーリーだけとってみればドラマチックな話なんですが、復讐劇として見るならば負け続けるのを見せられるのは気持ちの良いものではなく、恋愛がなかったら単調すぎるドラマになっていたことでしょう。

最後に

 

このドラマは復讐劇としてはあまりに単調な作品だと言えるので、作品の評価はラブストーリーにかかっています!

つまり、メインキャスト5人が好みかどうか演技力がしっかりしているかと、キャラクターに感情移入出来るかどうかに全てがかかっているんです。

私はムン・チェウォンが好きなのですが、パク・シフはどうも好みではなくイマイチ感情移入出来ませんでした。

それよりもキョンへとジョンのラブストーリーの方が惹かれましたね!

宿敵となる関係よりも、この二人の方が悲恋として好みでした。

 

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