キム・ガンウ×イ・シヨン×オム・ギジュン共演で贈るサスペンスドラマ!
巨大な権力に立ち向かう検事たちの姿を描いた復讐劇。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ゴールデンクロス【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
原題:ゴールデンクロス
全20話
平均視聴率:7.96%
最高視聴率:13.1%
放送年度2014年4月から韓国で放送
演出:ホン・ソック/イ・ジンソ
脚本:ユ・ヒョンミ
【カン・ドユン役】キム・ガンウ
【ソ・イレ役】イ・シヨン
【マイケル・チャン役】オム・ギジュン
【ホン・サラ役】ハン・ウンジョン(現ハン・ダガム)
【ソ・ドンハ役】チョン・ボソク
【パク・ヒソ役】キム・ギュチョル
【クァク・デス役】チョ・ドクヒョン
【カン・ジュワン役】イ・デヨン
【オ・クムシル役】チョン・エリ
【カン・ジュドン役】チョ・ヒボン
【ポン・チャンス役】チェ・ウソク
【オ・チャンヒ役】イ・ジュスン
【カル・サンジュン役】パク・ビョンウン
【キム・ジェガプ役】イ・ホジェ
【キム・セリョン役】イ・アヒョン
ゴールデンクロス【韓国ドラマ】 あらすじ
ハンミン銀行の戦略企画チーム長のカン・ジュワン(イデヨン)は、お人好しな性格のせいでいつも損な役回りばかり。
ある日、上司から持ちかけられた文書偽造を断りクビになってしまいました。
さらには彼の娘が悲惨な死を遂げ、なんとその犯人に仕立てあげられ警察に捕まってしまうのです。
ジュワンの息子ドユン(キムガンウ)は苦労の末検事になることが決まっていましたが、この事件のせいで保留にされてしまいます。
しかも、刑務所の中でジュワンが殺されてしまい・・・。
家族を殺した巨悪の存在を知ったドユンは、復習を誓い秘密結社「ゴールデンクロス」に接近するのでした。
ゴールデンクロスとは?
このドラマでは「韓国の経済を牛耳る上位0.001%の人間たちが作った秘密社交クラブ」のことをゴールデンクロスと呼んでいますが、もともと株式用語で
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に交差して抜けること。
相場の上昇期入りのシグナルとされています。https://www.daiwa.jp
はじめ低かった視聴率が伸びていく様子がドラマタイトルを表しているようだ、と言われました。
ゴールデンクロス【韓国ドラマ】 みどころ
本作は韓国のサスペンスドラマではお馴染みの題材である復讐劇です。
しかし、普通の復讐劇とはちょっと違っていて、主人公と敵対するのは警察権力や政治家、財閥というものではなく、それら権力者たちの集まった秘密組織というもの。
金も権力も情報も操る組織に対して、主人公をはじめとした弁護士や検事たちが立ち向かって行くことになるのですが、相手は一筋縄ではいかない曲者ばかりですし、ヒロインに至っては父親と敵対することになるんです。
ハラハラドキドキの展開がスピーディーに進みますし、復讐のドラマだけでなく家族愛や人間ドラマなども描かれていて、心温まる展開も用意されています。
敵が1人ではなく組織ということもありキャラクターのバリエーションも豊富ですし、現実的でない設定ゆえにエンターテイメント性も高くなっているのが特徴です。
そして、そんなキャラクターたちを演じるのは様々な演技派俳優さんたちで、復讐のためイレを利用するドユン、ドユンの復讐相手を知らずに彼を愛してしまうイレ、ドユンの復讐の手助けをするサラ、イレに片思いするマイケル・チャンという恋愛感情と復讐の執念が入り交じった複雑な四角関係にも注目です!
ゴールデンクロス【韓国ドラマ】 感想と評価・評判
韓国の復讐ドラマというと、実際に社会の不平や不満に沿ったものが多く、それゆえ財閥の不正や警察や政治家の不正などが描かれることが多かったのですが、本作も実際にあった事件をモチーフにしたものなんだとか。
「え?秘密結社の存在が明るみになったの!?」と驚きますが、どこまでが本当でどこからが創作なのかは分かりません。
そんな本作の感想としては、スピード感があり見やすい作品だとは思いますが、仰々しい組織名付けた割には小悪党キャラばかりだったり、組織としての結束や存在意義が希薄だったりと、どう見ても韓国を牛耳ってるようには思えないんですよね。
ドラマの最初の方はかなり刺激的な作風が展開されていて、正直者引いてしまうシーンもあったのですが、この辺をやけにリアルに流してしまうところはテレビドラマとしては賛否のあるところで、刃物などにはモザイクを入れるのにそれよりも強烈なシーンはオッケーというのはよく分かりません。
韓国を牛耳る組織だけに、そういったシーンがあるのは仕方ないとは思いますが、そんな組織に所属しながら衝動的に殺人を犯してしまったり、それでオロオロしたりと大物感がないんです。
本当の秘密結社のメンバーなら直接表に出るようなことはしないでしょうし、もっとスマートに片付けそうなもの。
そんな人達がいるのでは秘密結社ゴールデンクロス自体に巨大組織感を感じろという方が難しいというもの。
本作は気軽に見れるサスペンスとしてはいいのかもしれませんが、事件の規模も思った以上に小さく緊張感も最後まで持続しませんし、細かいとこまで気を配った本格的なものが見たい人からすれば設定に難があるとしか言いようがありません。
復讐エンターテイメントに特化するのか、リアリティー溢れる骨太のサスペンスにするのかハッキリさせて欲しかったですね!
最後に
これまでに世界中に存在した、現存する秘密結社(そもそも秘密なので本当のところは不明ですが)は、単にお金持ちや大物政治家が所属しているというのではなく、表舞台では知られていないが組織のメンバーであったり、本当の権力者は殆どの人から存在自体を隠しているものであって、本作のように表舞台で目立つ存在がメンバーなこと自体おかしいんです。
このドラマは「秘密結社ゴールデンクロス」という名前の引きで、普通のサスペンスドラマや復讐劇とは別物だとしたかったんでしょうが、肝心の組織がどうにも風格がなく、ただの悪人たちの寄り合いという感じしかしませんでした。
単に一人ずつだと影響を与えられる範囲が狭いから、色んな人が集まってり巨大に見せようとしたに過ぎないんじゃないかと思いましたね。
これなら、困ったら時に電話一本入れて解決したほうが目立たなかったんじゃないですかね?