パク・ソジュン×カン・ハヌルのW主演で贈る、観客動員数550万人突破のアクション・エンターテイメント!
キャスト・あらすじ・感想・みどころなどをまとめました!
ミッドナイトランナーキャストと観客動員数
原題:青年警察
2017年8月9日韓国で公開
(日本では2018年3月24日公開)
上映時間:108分
観客動員数:約550万人
監督、脚本:キム・ジュファン
【ギジュン役】パク・ソジュン
【ヒヨル役】カン・ハヌル
【教授役】ソン・ドンイル
【メドゥーサ役】パク・ハソン
本作は人気俳優の初共演というこたもあり、韓国で観客動員数550万人突破の大ヒットとなった作品です。
ミッドナイトランナーあらすじ
熱血タイプのギジュンと頭脳派のヒヨルは警察大学の学生。
二人はタイプは違うものの親友となり、2年間勉強に励んできました。
ある日、同期の友人に彼女が出来たと聞き、二人もナンパをするために外出許可を取りクラブへ繰り出したのですが、その帰り道で偶然にも拉致現場を目撃してしまいます。
二人はすぐさま警察に通報するも、心配になり自ら調査に乗り出します。
そして、何とか被害女性の情報と犯人たちの手懸かりを掴みアジトへ直接乗り込むのですが・・・
【ミッドナイトランナー】みどころ
本作は、警察大学に通う学生が偶然にも犯罪に出くわしてしまい、二人で事件解決の為に奮闘するという作品。
ジャンルでいうとバディムービーに属するのですが、凸凹コンビによる衝突を描くというより半人前の二人がそれぞれの持ち味を活かし協力していくという展開になっています。
ギジュンは感情で行動する肉体派であり、ヒヨルは理論重視の頭脳派なんですが、二人ともまだ学生ということもあり授業で習ったことを思い出しながら行動したり、それが出来て喜んだりとなんとも頼りないんです。
これまでの刑事ものだと、考えるより先に手が出るタイプと、冷静沈着な知的タイプ、という水と油といったコンビになりそうなものですが、本作にはそんなことが一切ないのも珍しいところ。
普通なら二人の意見が衝突してケンカ別れしたり、何だかんだでコンビ復帰したりしそうなものですが、まだ二人はそこまでの域に達していないんです。
なのでタイプは違うものの、いいコンビネーションを見せてくれます。
そんな二人のコミカルなやり取りや、青春ドラマっぽさもある警察大学での生活を描き、若さゆえの感情と正義感優先の行動が、捜査ドラマとしては珍しいものとなっています!
イケメン二人が頼りないキャラクターを演じているのも見どころです!
【ミッドナイトランナー】感想と評価・評判
韓国ドラマや映画で描かれる犯罪は、どうしてこうエグいものばかりなんでしょうか。
日本だと滅多に拝めないレベルの犯罪が普通に起こり、そんなものが恋愛やコメディと一緒に描かれることが多いのも韓国ならではです。
そして本作も、そんなエグい犯罪とアクションコメディが一緒になったような作品なんです!
ハッキリ言って個人的には、目の前で誘拐され更に悲惨な状況をも目撃することになるのに、ノリがコミカルというのは見ていて気分がいいものではありませんでした。
冒頭の警察大学でのシーンがコミカルに描かれるのは何の問題もないんですが、あの残酷な犯罪と極悪な犯人たちを目撃しておいてまだコミカルというのはちょっと引いてしまいましたね。
そういった部分を筆頭に突っ込みどころが多く、主人公二人はまだ正式な警官でないとはいえかなりおバカで、ちゃんと人にものを尋ねられなかったり気も弱くケンカも弱いというのは、それをユニークと取るか呆れてしまうかは意見の分かれるところだと思います。
とはいえ、残り30分前後辺りから面白くなってきて、若さゆえの勢いと正義感でひた走る展開はエンターテイメント作品として正攻法で、情けない主人公が二人がボロボロになりながらも悪人を退治するのは爽快でした。
トレーニングを積んでリベンジするのも映画的で、実際には誘拐された人がどうなるか分からないのにそんな悠長に出来るか!とは思いますが、確実に盛り上がる展開です。
それまでが警察の事務的な対応だったり、犯罪が起きているのが分かっていても手順通りにしなければならないというお役所仕事にイライラさせられるものだったので、後半の展開でそれまでのうっぷんを解消させるものとなっています。
ただ、アクション映画と言うほどのド派手なシーンやカッコいい格闘シーンもないので、トレーニングシーンがただイケメンの肉体美を披露するだけに思えてしまい、格闘好きからするともの足りませんでしたね。
学生レベルのアクションしか見せれないのであれば、教授や他の学生も巻き込んで一晩もしくは二晩で事件を一気に解決した方がエンターテイメントとしては盛り上がったんじゃないでしょうか。
まだ警官でもない学生が捜査する段階で既におかしいので、それくらい振り切ってくれた方がもっと楽しめたと思います。
最後に
韓国の犯罪映画のお決まりである、権力者やお金持ちが出てこないのはいいんですが、それならもっと強烈な悪役や二人をフォローする脇役など、もっと個性的なキャラクターが欲しかったですね。
ある意味単純で分かりやすい作品である分、キャラクターの魅力が重要だったと思います。