ナムグン・ミン vs 2PMジュノ
夢の競演でおくる最高のブロマンス!
2人の掛け合いに笑いとワクワクが止まらない?!
キャスト一覧、あらすじ、みどころ、感想をまとめました。
キム課長とソ理事の視聴率・キャスト
全20話
2017年1月から韓国で放送
平均視聴率 15.9%
最高視聴率 17.2%
脚本 パク・ジェボム
「グッドドクター」
「神のクイズ」
演出 イ・ジェフン
「グッドドクター」
【キム・ソンニョン役】ナムグン・ミン
【ソ・ユル役】ジュノ(2PM)
【ユン・ハギョン役】ナム・サンミ
【ホン・ガウン役】チョン・ヘソン
【ソン・サンテ役】キム・ソンホ
【パク・ミョンソク役】ドンハ
【チュ・ナムホ役】キム・ウォネ
【チョ・ミニョン役】ソ・ジョンヨン
【ハン・ドンフン役】チョン・ムンソン
【イ・ジェジュン役】キム・ガンヒョン
【オ・グァンスク役】イム・ファヨン
【チャン・ユソン役】イ・イルファ
【パク・ヨンテク役】イ・シオン(特別出演)
キム課長とソ理事の紹介
話題作に次々と出演し最高の演技力を誇るナムグン・ミン演じるピンハネの達人でありマイペースの変わり者のキム課長が仲間たちと織りなす痛快オフィスコメディです。
どんな窮地に立たされても変わらない堂々とした態度と、頭の良さを生かした機転の利いた振る舞いが愉快で爆笑を誘います。
そんなキム課長の敵役として登場するのが若くして財務理事を担う冷血なソ・ユル。
演じたのは2PMのジュノです。
初の悪役ということで注目が集まりましたが、ナムグン・ミンの強烈なキャラクターにも引けをとらない抜群の存在感と演技力を見せました。
2人はそれぞれ演技大賞で個人の賞を受賞しただけでなくベストカップル賞にも輝き、2017年を彩る大人気ドラマとして大きな評価を得ました。
残念ながら視聴率20%の壁を突破できなかったものの、当初、イ・ヨンエの復帰作としてソン・スンホン共演で話題性の高かった「師任堂(サイムダン)~色の人気~」を押さえての同時間1位を独走し、有終の美を飾るに至りました。
キム課長とソ理事 あらすじ
お金に関しては並外れた嗅覚で、経理課長として働くキム・ソンニョン(ナムグン・ミン)
デンマークに移住することを目標に、会社のお金を巧妙にピンハネするも優れた手腕で天性の才能とも言える能力を大いに発揮する日々を送っていました。
ある日、トラブルによって会社クビになってしまったソンニョンは大企業TQグループの採用面接を受け見事に合格。
ガッツリピンハネできると喜ぶソンニョンでしだが実は、元カリスマ検事であり現在はTQグループの財務理事に転身したソ・ユル(ジュノ)の企みが!!
いつしかTQグループの一員として、最初はぎくしゃくした関係だった共に働く同僚たちとも少しずつ絆を深め、不正と戦いながら会社を救おうと巨悪な陰謀にも果敢に立ち向かう中心人物へ。
会社を立て直す救世主となれるのか!?
爽快な頭脳戦がはじまります。
キム課長とソ理事 みどころ
このドラマの一番のみどころはやはり、ナムグン・ミンのコミカル演技につきると思います!
これまでの私の彼に対するイメージは、『抱き締めたい~ロマンスが必要3』でのクールで都会的なものや、『匂いを見る少女』での一見いい人そうで実は恐ろしい人物といったものだったんですが、この作品での田舎者感な雰囲気に加え、お調子者で愛らしくとにかく明るいキャラクターというのには心底驚かされました。
まさか、彼がこんな役をやるとはまったく思ってなく、しかもその役がドはまりしてるというのにもビックリでした。
そんなキム課長に扮するナムグン・ミンのライバルとなるのが2PMのジュノ。
彼は映画でちょっと見かけたぐらいで固定のイメージは無かったのですが、本作の悪役ではあるけどコミカルさや人間的な部分も垣間見れるキャラクターが実にしっくりきました。
ジュノは日本映画「薔薇とチューリップ」で主演もするみたいで、今後更に人気が高まってきそうなので注目していきたいですね。
そんな二人が対立することになる本作は、巨大企業の不正を暴いていくというお仕事ドラマなんですが、不正を隠そうとする側と真相を探ろうとする側とのやりあいがシリアスになりすぎないというのが特色で、むしろコミカルなテイストで戦っていくのがこのドラマの面白いところ。
そして主人公のキャラクターも正義感の固まりでも、企業への恨みがあっての復讐でもないというのも珍しいと思います。
元々、他の会社で不正を働いていた悪賢い主人公が偶然聖人と祭り挙げられてしまい、その後も狙ったわけでもないのにいい人化してしまうというのもこの作品の面白ポイントです。
それによって最初は会社の同僚から不審がられていたのがどんどん信頼を得ていきます。
ヒロインのナム・サンミとの関係も普通の恋愛ドラマとは違っているなど、これまでのお仕事ドラマの常識を覆すものとなっています!
味方、敵方含めユニークなキャラクターが多いので、企業の不正を描きながらも暗い気持ちにならないという斬新な作品です。
キャストインタビュー
この作品は心がスカッとすることから「サイダードラマ」と呼ばれ、愛されました。
キャストはサラリーマン生活をしたことがない人ばかり。
ドラマ撮影に当たって、大企業に体験入社したのだそうです。
出演者が語る本作の魅力はどんなところなのでしょうか。
ユンハギョン役のナムサンミは
「ストレスの多い社会の中で、癒しになる作品。この作品でストレス解消させ、少しでも幸せを感じてくれたら」
と語っています。
そのほかの出演者インタビューを紹介します。
ナムグン・ミン
キム課長役は当初他の俳優さんがキャスティング1位に上がっていましたが難航し、最終的にナムグンミンに決まって、より活動的になるよう脚本を変えたんだとか。
誰にオファーが行っていたのかは明らかになっておらず、ナムグンミンも知らないとのことですが、ともかくも自分が作り出したキム課長だという自負心があるとのこと。
キャラクターづくりについては、まず見た目から。わざとダサい服を選んだり、合わない色を組み合わせたりしたんだとか。
キム課長は外見的な表現が多い役柄だから、表情をよくみせられるように髪を短くしておでこを出したそうです。
また、役の性格上、早口のほうがよさそうだとトーンやピッチを上げた声にしました。
そうすることで、低いトーンの時に少ないセリフでも大きな印象を残すことができるとのこと。
その役になりきるのは1日でできることではなく、色んな服を着て、何を考えてどんな行動をしてどんな暮らしをするのか、自分でやってみるべきだとの考えで役作りをしたんだそうです。
悪役・2PMジュノについて
ナムグンミンは2PMジュノが悪役にキャスティングされたと聞いたとき、実はそれほどいいとは思わなかったとか。
というのも悪役がしっかりしていなければ、対立を克明に見せることはできないと考えているから。
アイドル出身者という色眼鏡で見るわけではないけれども、ジュノの演技を見たことがなかったため不安があったようです。
しかし共演してみて「ジュノは演技のセンスが良く、コメディに合った悪役を消化し、無駄のないところが素晴らしかった」と絶賛していました。
経理部のキャストについて
ナムサンミ、ジュノ他、経理部の評判がよかった本作。
経理部のキャストたちはドラマ経験が未熟な演劇俳優たちばかりでした。
ナムグンミンは
「みんな情熱的で演技もうまいから、先輩としてかわいくて仕方がなかった。舞台で経験を積んできただけに、ドラマ経験がないのに演技がこんなにうまい人たちは初めて見た。」
としてさらに
「俳優である自分も知らない俳優たちを連れて来て、相乗効果を出すって監督の能力は半端じゃないですね」
と語っていました。
作品について
「コメディというジャンルは個人的にはとても難しいと考えています。自然さとインパクトの加減に試行錯誤しながら演じました。重苦しくならないように軽快に描いているのでリラッスクしながら楽しんでみてもらいたいです」
と自身を成長させた作品であり、ベストを尽くした演技を披露したことを語りました。
ジュノ(2PM)
俳優として本格的なドラマ出演は2本目にして悪役を演じることに対して
「プレッシャーはありましたがやったことのないキャラクターを演じてみたいという思いが強く出演を決めました。ソ・ユルという人物を演じるにあたって孤独感を表現したり、感情のコントロールをうまくできるよう努力しました。」
と、ベテランのナムグン・ミンに演技のアドバイスをもらいながら素晴らしい作品に仕上がったことと、自分の枠を破らなければならないと思わせるきっかけとなったドラマに挑戦できた喜びを明かしました。
キム課長とソ理事の感想
キム課長とソ理事見始めた!めっちゃ笑いながら見れてたのしい〜!私、ナムグンミンさん冷酷な殺人犯のドラマ観て以来だから、可愛い役が新鮮
— オジ@韓ドラ (@handradaisuki) 2018年12月22日
とにかくナムグン・ミンのキャラクターが抜群に良かったです!
これまでのイメージとのギャップがあるからでもあるんですが、この作品で彼を初めて見たとしてもキム課長の面白さは十分に伝わるでしょうね。
ドラマの軸となっているのは、巨大企業の上層部による不正と、それによって苦しめられる下っぱ社員や下請け会社などとの対立というものなんですが、そこにキム課長というくせ者キャラクターが入ってきたことで一気にドタバタコメディテイストになるんです。元々は大企業で着服、収賄をしてやろうと思って入ってきただけなのに、思ってもなかった善行をしてしまったことで彼の中で葛藤が起きます。
まるで天使と悪魔のようなせめぎ合いがあったりと、巨額の不正を暴く作品であるのにコメディでもあるという珍しい作品になりました。
元来こういった企業の不正を描く作品はシリアスなヒューマンドラマだったり、サスペンステイストなものだと思っていたので、こんなにコミカルで気軽に見れる作品がとても斬新だと思いました。
しかも、主人公だけでなく敵役も悪の権化としてだけ描かれるのではなく、キム課長とのやり取りで調子を崩されたり、あまりのふざけ具合に大人げなくなってしまったりとコミカルさ満載なんです。
キム課長に怯える会長のバカ息子だったり、潜入捜査してるのに目立ちすぎる女性検事に、テンションが高すぎるキム課長の元部下や、子供のような喧嘩をする会計部と経理部の面々などユニークなキャラクターばかりなのも魅力でした。
基本は、不正の証拠を掴んだり逆に圧力に屈したりを繰り返す流れなんですが、そこに明るいキャラクターやコミカルなテンションがあるおかげで、これまでの類似作品とはまったく別物のドラマとなったんだと思います。
最初はライバルとしてやりあっていたキム課長とソ理事が、次第に意気投合しブロマンス展開を見せていくというのもとても愉快でした!
最終回の評判は?
最終回を終えたあともネットなどでの反応は、一度見ても、もう一度見たくなる中毒性のある内容に再放送を希望する声が多数寄せられました。
ユニークで個性的なキャラクターも多く何度見ても楽しいドラマだと思います。
最後に
出演者やスタッフの縁で特別出演として登場する俳優のシーンはドラマを見るうえで1つの楽しみになったりもしますよね。
本作では「リメンバー~追憶の彼方~」でナムグン・ミンと共演しプライベートでも交流があるというイ・シオンが最終回で登場し笑いに花を添えました。
ジュノと同じ2PMのメンバーであるテギョンも出演するという話もあったそうですが、スケジュール上の都合があわず実現には至らなかったということです。
今後、この作品での共演が縁となり他の作品で見られるという場面もあるかもしれません。
そんなことを期待しながら視聴するもの面白いかもしれませんね。