韓国ドラマには、何十話も続くメロドラマや復讐のサスペンスドラマ、医者や刑事、弁護士、検察などが出てくるお仕事ドラマ、そして家族ドラマや最近多いファンタジードラマなど、さまざまなタイプのドラマがありますが、そのどんな作品にも殆ど取り入れられている要素が”恋愛”です。
今回はその”恋愛”要素で泣けるおすすめ作品をピックアップしてみましたので、宜しければドラマを見る際の参考にして頂ければと思います!
ディアマイフレンズ
主人公の多くは平均年齢70歳を超える老人たちなんですが、コ・ヒョンジョンとチョ・インソンの恋愛ドラマが泣けるんです!
全体的に見ると笑いあり涙ありのヒューマンドラマなんですが、悲劇の事故により車椅子生活となってしまったチョ・インソンさんと、家族の問題から彼を外国に残して韓国に戻ってきたコ・ヒョンジョンさんとの、なんとも切ないやり取りには泣かずにはいられませんでした。
なんで彼女は彼を残して韓国に戻ってきたのか?そこには、彼女の家族の悲しい現実があり、彼女と母親との険悪な関係にも問題があったのです。
老人たちの友情ドラマでもあり、家族のドラマでもある本作ですが、若い人たちの恋愛だけじゃなく老人たちの恋愛にも注目です!
トッケビ
これは本当に泣けるドラマでした。
ファンタジー設定な作品でありながら、トッケビとウンタクとのやり取りは突拍子もないものではなく、恋愛ドラマとして正統派であるのも感情移入しやすかったところ。
彼女の回りにいる幽霊たちや死神なんかを素直に信じることが出来るのも、ドラマの世界観の作り方やキャラクターが嘘臭くないからではないでしょうか。
生まれ変わりや来世などというマンガチックな要素を入れながらも、出会いと別れのドラマとしては凄く秀逸で、現世では悲しい別れとなってしまっても、また再び出会うことが出来るという希望に涙してしまいました。
ホグの愛
ヒロインの置かれた状況を見ると、恋愛ドラマとして暗くて悲しいものになりそうなところを、主人公のホグの明るさや優しさによりとてもステキな恋愛ドラマとして成り立っているんです。
未婚の母となってしまったヒロインと、彼女を全力で助けようとするホグ。
最初は一人で全てを背負い込もうとしてきたヒロインですが、ホグの優しさに触れることで救われることになり、頑なだった心も解きほぐされて行きます。
ヒロインがそれまで圧し殺していた感情を爆発させて泣くシーンは思い出すだけでも泣けてきます。
キルミー・ヒールミー
この作品の主人公は7重人格を持つという特殊なキャラクター。
色々な人格が表に出てくることで、大人しかったりワルであったり、女性であったりおじさんであったりと、様々なキャラクターに変わっていくというのが本作の特色なんです。
それによって物語もシリアスな展開からコミカルなものにまで変貌し、ヒロインと共に多重人格を治すために同居生活がはじまることになります。
物語の軸には韓国ドラマお決まりの”メロドラマ”要素である出生の秘密や、家族同士の因縁、記憶喪失に、運命的な再会などがあるのですが、そこにマンガチックとも言える7重人格という要素が入ることで現代的になり、見易くもなっているんです。
様々な問題を乗り越えながらも、主人公は自身の別人格というヒロインをめぐり三角関係になるなど、ストーリー展開が非常に面白く、悲しい過去が徐々に判明していくことで涙なくしては見れない恋愛ドラマとなっていきます。
運命のように君を愛してる
かなりマンガ的な出逢いから一夜を共にし、いきなり妊娠してしまったヒロインは、はじめは仕方なく主人公と結婚することになります。ここまでの展開はコミカルで、ヒロインのキャラクターも控えめで地味なタイプなんですが、とある悲劇が起き二人が別れてしまってからは、主人公とヒロインの立場がそれまでとは変わることになります。
主人公はヒロインと出会うことで徐々にいい人になっていき、ヒロインも自分の良さを見つけ魅力的になっていくという成長ドラマであります。
悲しい出来事により別れてしまった二人が何とか復縁してほしい!と願い、正式に結ばれた時には涙してしまいました。
二人がそれぞれに相手のことを思い、なかなか想いが伝わらなかった期間が長かっただけに、やっと結ばれた際の感動は相当なものでしたね。
応答せよ1994
応答せよシリーズはどれも泣けるものばかりなんですが、恋愛ドラマとして見れば本作が一番オススメです!
シリーズ三作品とも幼馴染みとの恋愛なんですが、本作の場合は兄妹の様に育ったということ。
長年想いを寄せ合っていた二人が、念願叶って結ばれるものの、あまりにも近すぎる関係だった為に気を遣いすぎてしまったり、弱いところを見せられなかったりして別れてしまうんです。
二人の関係を見守り続けていた者としては、やっと結ばれた!と嬉しく思っていたのに悲しい別れとなってしまい悲しくて仕方ありませんでした。
しかし、当然最後には再び結ばれるわけで、二人が心の底からお互いを求める様には泣かずにはいられませんでした。
結婚契約
『ボクの愛』でもそうでしたが、ユイさんは不幸な境遇の役柄が非常に似合いますね。
誰かに頼ったり甘えたりせずに一人で頑張っていく姿が、一見気が強そうなユイさんにピッタリで、見ていて「誰かに助けを求めればいいのになぁ」と思ってしまいながらも、ひたむきに頑張るからこそ応援してしまうんです。
この作品でヒロインは夫を亡くし、一人子どもを抱え、借金取りに追われ、更には病気にもなってしまいます。こんな辛い状況の上に、亡くなった夫の母親に冷たくされたり、病気のことも誰にも言えず隠していたりと見ていて辛くなるばかりなんですが、それでも見続けれたのはただのシンデレラストーリーではなく、主人公とヒロインそしてその家族たちの愛情溢れた物語だったからです。
ただのメロドラマとは一線を画す”大恋愛ドラマ”でした!