「おひとりさま~一人酒男女~」は”ひとり呑み”をテーマに、予備校を舞台にして講師や生徒たちの日常と恋を描いたコミカル・ヒーリングドラマです!
キャスト、あらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
おひとりさま~一人酒男女~ キャスト
全16話
BS放送時全22話
最高視聴率5.1%
放送年度2016年9月から韓国で放送(ケーブルテレビtvN)
演出:チェ・ギュシク/チョン・ヒョンゴン
脚本:ミョン・スヒョン
【チン・ジョンソク役】ハ・ソクジン
【パク・ハナ役】パク・ハソン
【チン・コンミョン役】コンミョン(5urprise)
【ファン・ジニ役】ファンウ・スルヘ
【ミン・ジヌン役】ミン・ジヌン
【キム・ウォネ役】キム・ウォネ
【キム・キボム役】キー(SHINee)
【チョン・チェヨン役】チョン・チェヨン(DIA,元I.O.I)
【キム・ドンヨン役】キム・ドンヨン
。
ケーブルテレビ作品でしたが最高視聴率5%を突破したヒット作となりました。
OST情報
本作は印象的なオープニング曲は、スゴく耳に残るものでJANNABIの「笑ってもいいですか」というもの。
他にもOH MY GIRLの「Hello Love」や、様々なOSTでお馴染みの屋上月光や、Vanilla Acousticなどが参加しています。
おひとりさま~一人酒男女~ あらすじ
塾講師として大人気のジョンソク(ハソクジン)は、学歴も外見も実力も兼ね備えた完璧な男なのですが、性格は最悪でコミュニケーション能力も低いタイプ。
小さな塾で講師をしていたハナ(パクハソン)はその塾が廃業してしまい、塾が集まる街ノリャンジンへやってきました。
有名なジョンソクと同じ塾で勤めることになったハナは、憧れの相手と一緒に働けることを楽しみにしていましたが、彼の性格を知り幻滅することになります。
エリートで人付き合いも苦手なジョンソクは、何故か実績も実力もないハナに惹かれてしまい、塾の生徒のコンミョン(コンミョン)もハナの事が気になっていて・・。
おひとりさま~一人酒男女~ みどころ
本作はこれまでにドラマで扱っていなかった塾講師を主人公とした作品で、韓国の深刻な就職難や、それにより国家試験を準備する人が多くいる現実をリアルに描いたものです。
そこに”ひとりで酒を呑む”という最近のトレンドを取り入れた”食事系ドラマ”でもあります。
同系統の作品『ゴハン行こうよ』では韓国料理がメインで登場していましたが、本作では様々な料理が登場します。
和食、洋食、中華をはじめ、お酒に合う料理が出るのがこのドラマの特徴ですね。
当然、食事シーンは見ているとお腹が減ること間違いなしで、日本のドラマに例えるなら『ワカコ酒』が近いかもしれません。
ただし日本の食事系ドラマと比べると、仕事や恋愛を描く事がメインなので、お酒と共に美味しい料理を食べて癒されるシーンは『ゴハン行こうよ』より少ないと思います。
食事やお酒について語るというタイプでもなく、そのシーンの表情や心情を楽しむものですかね。
なのでメインは恋愛模様と仕事場での成長ドラマとなり、そこに食事シーンを印象的に盛り込んだ!と言えば正解でしょうか。
恋愛や仕事での悩みや悲しみを、お酒と食事を取ることで解消させたり忘れさせたりするこのドラマは、哀愁感溢れるもの。
『ワカコ酒』がお酒を呑むことで、癒されて明日も頑張ろう!という明るさがあるのに対して、本作は嫌なことを忘れたい、お酒を呑んで誤魔化したい、というシーンが比較的多いですかね。
韓国のラブコメ作品でよくある、お酒を呑んでの失敗や、記憶を失ってのどうのこうの、というシーンもありますが、基本は独り呑みで、「気持ちわかるわ~」という視聴者の共感を呼ぶシーンが多いと思います。
おひとりさま~一人酒男女~ 感想と評価・評判
ハ・ソクジンさんは、ツンデレ役を演じる事が多いですし、よく似合ってますよね。
本作でも最初はヒロインに情け容赦ないイヤな奴なんですが、そこからのツンデレっぷりが”待ってました!”とばかりに盛り上げてくれます。
そして、そんなソクジンさん演じるジョンソクに惚れてしまうパク・ハナが、メチャクチャいい子なんです。
超美人というわけではないのですが、笑顔が素敵でいつもニコニコしている彼女は、貧乏で苦労も一杯という定番のヒロインで、そんな役が本当によく似合います!
この二人の出会いや恋に落ちていく展開もありきたりなんですが、素直に応援したくなるんですね。
そこに年下の生徒が加わって三角関係になったり、更に他の生徒が片想いしてたりと、これも定番のものなんですが、恋愛要素だけでなく就職の悩みや仕事の悩みなどかあり、それをお酒を呑んで解消していくという、これまでになかったドラマなんです。
何組かのカップルも誕生するので、恋愛ドラマとしてもみどころたっぷりですよ!
最後に
日本で『孤独のグルメ』や『深夜食堂』『ワカコ酒』など、ここ何年かで”食事系ドラマ”というジャンルが定着していますが、それは韓国でも同様で、その代表作と言えるのが
『ゴハン行こうよ』シリーズと本作です。
“料理ドラマ”というと、レストランや食堂、パン屋やケーキ屋などを舞台とした、料理を作ることをテーマとしたものは昔から定番としてありましたが、”食事系ドラマ”は料理人ではなく食べるシーンを写したもので、そこに食の楽しみを描いたり、人生のエピソードと共に食事シーンをクローズアップしたのもです。
食事系ドラマは深夜ドラマ枠の印象が強いですが、その時間帯に見ると腹が減ってきて、絶対明日食べてやる!という思いにさせてくれる魔力を発揮するのです。