パク・ユチョンとハン・ジミンがそれぞれに1人2役を演じたファンタジー・ラブコメディ!
ロマンス・フュージョン時代劇の代表作とも言える作品。
タイムスリップ物としては設定が珍しいもので、過去から現代へ、それも四人でタイムスリップするという斬新さがウリのドラマです。
キャスト一覧やあらすじ、感想、みどころをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
屋根部屋のプリンスキャスト一覧
全20話
平均視聴率11.6%
最高視聴率14.8%
放送年度2012年3月から韓国で放送
演出:シン・ソンヨプ/アン・ギロ
脚本:イ・ヒミョン
プロデューサー:ソン・ジョンヒョン
【イ・ガク/ヨン・テヨン役】パク・ユチョン
【パク・ハ/プヨン役】ハン・ジミン
【ヨン・テム/ムチャン君役】イ・テソン
【ホン・セナ/ファヨン役】チョン・ユミ
【ト・チサン役】チェ・ウシク
【ウ・ヨンスル役】チョン・ソグォン
【ソン・マンボ役】イ・ミノ
本作は2012年の韓国主要ドラマアワードで総計11冠に輝いた作品です。
パク・ユチョン(JYJ)とハン・ジミンは2012年SBSベストカップル賞を受賞しています。
屋根部屋のプリンスあらすじ
朝鮮時代の王子イ・ガクの妃ファヨンが死体となって発見されたことから物語は始まります。
その事件を調査していたイ・ガクと臣下3人組は刺客に襲われ、崖を飛び越えた拍子になんとタイムスリップしてしまいます。
たどり着いた場所は2012年のソウル、パク・ハの屋根部屋でした。
現代のソウルでイ・ガクは自分と瓜二つなテヨンや、ファヨンそっくりのセナの存在を知り、過去に起こった謎を調べることに。
その後、 色々あり4人の男たちと同居することになったパク・ハは、徐々にイ・ガクに惹かれて行くのでした。
屋根部屋のプリンスみどころ
これまでにもタイムスリップを扱うドラマはありましたが、大体が現代から過去へ!というものが多く、過去から現代へ、それも四人で!というのは珍しいものです。
タイムスリップしてきたのが1人だけなら、自然とその世界に合わせていくしかなくなりますが、4人同時でしかも王子とその臣下となると、現代に朝鮮時代のテイストも持ち込む形になり、そのギャップがとても笑えるんです。
そんな4人に突っ込みをいれ、現代のことを教えていくのがヒロインのパク・ハで、このやりとりもまぁ面白い。
普通は、右も左もわからない世界に突然タイムスリップしてくると、オロオロしているうちに何かしらに巻き込まれていくものですが、このドラマの場合はパク・ハが4人に振り回されるというのが新しく、また徐々に現代に染まっていく4人の変わりようも面白いんです。
そこに、悪人ヨン・テムと悪女ホン・セナが絡んできてサスペンスドラマの様相も見えてくる後半となります。
屋根部屋のプリンス感想と評判
抱腹絶倒のコメディ、イ・ガクとパク・ハの切ない恋愛ドラマとこの二つに関しては傑作なんですが、悪人たちの嫌らしさやパク・ハが可哀想でどうも作品としてマイナス評価になってしまいます。
勿論それは個人的なもので、多くの人は高評価な作品となっています。
前半の面白さが続くといいんですが、後半になるとドロドロした展開も出てきて、どうにも苦手でした。
まとめ:前半はラブコメとして最高の仕上がりですが、後半は好き嫌いが分かれるものだと思います。
最後に
作品を盛り上げるためとはわかっていても、どうしてもヒロインに意地悪する悪女は気に入らないし、そのテイストが強い作品は苦手です。
本作は前半がものすごく笑える分、後半に来てテイストが変わり悪すぎる悪役や、過激すぎる復讐など、もっと全体のバランスを考えて欲しいですね。
同じテイストの作品で言うと『イニョン王妃の男』の方が好みですね。