チャン・ナラ、チェ・ダニエル、イ・ジョンソク、キム・ウビン共演!
今やスター俳優となった若手俳優が高校生役で登場する韓国を代表する学園ドラマの一本!!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ゆれながら咲く花キャスト一覧
原題:学校2013
U-NEXT全16話
平均視聴率:12.4%
最高視聴率:15.8%
放送年度2012年12月3日~2013年1月28日まで韓国で放送
演出:イ・ミンホン
「学校1」
「怒った顔で振り返れ」など
イ・ウンボク
「ドリームハイ」
「ドリームハイ2」など
脚本:イ・ホンジュ、コ・ジョンウォン
【チョン・インジュ役】チャン・ナラ
スンリ高校2年2組担任教師。非常勤。
【カン・セチャン役】チェ・ダニエル
元カリスマ予備校講師。2年2組共同担任。
【コ・ナムスン役】イ・ジョンソク
2年2組学級委員長。勉強は不得意。
【パク・フンス役】キム・ウビン
2年2組留年転校生。伝説の番長。
【ソン・ハギョン役】パク・セヨン
2年2組副学級委員長。成績学年1位。
【イ・ガンジュ役】リュ・ヒョヨン
2年2組生徒。ハギョンの友人。
本作は、「学校」シリーズ第1弾を手掛けたイ・ミンホン監督と、「ドリーム・ハイ」シリーズのイ・ウンボク監督による学園ドラマです。
1999年から2002年まで放送された「学校」シリーズは、コン・ユ、チャン・ヒョク、キム・レウォン、チョ・インソン、ペ・ドゥナ、イム・スジョン、チェ・ガンヒ、ヤン・ドングン、キム・ミニなど、そうそうたるメンツを輩出してきた”スターの登竜門”的存在ドラマです。
日本で言うと「金八先生」や「ごくせん」のような学園ドラマだと言えば分かりやすいかもしれません。
本作はそんな学校シリーズの約10年ぶりの復活作となります。
主演のチャン・ナラ、チェ・ダニエルはすでにスター俳優でしたが、イ・ジョンソク、キム・ウビンに関してはこの作品がきっかけでスターとなりました。
そんな豪華キャストによる本作は、その年のKBS演技大賞 においてチャン・ナラが女性優秀演技賞を受賞したのをはじめ、イ・ジョンソクやキム・ウビンもその年の新人賞や演技賞を受賞しています。
本作のOSTには、 4Minute、J-Min、キム・ボギョン、New Life Church Kidsなどのアーティストが参加しています。
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ゆれながら咲く花あらすじ
スンリ高校で非常勤講師をしている新米教師のチョン・インジュ(チャンナラ)は、2年2組の担任をしていました。
しかし彼女が受け持つクラスは、学年トップの成績の生徒と学年別最下位の生徒、そして問題のある生徒も一緒になっているという何かと問題の多いクラスでした。
そんな中でもインジュは生徒一人一人と向き合い、様々な悩みや問題を解決しようと努力していました。
ところがそんなある日、カンナム予備校の人気講師カン・セチャン(チェダニエル)が突如赴任してきて、インジュが受け持つクラスの共同担任となったのです。
その上セチャンは成績にしか興味がない教師で、それとは正反対のインジュと度々対立してしまい・・・。
ゆれながら咲く花タイトルの意味は?
邦題となった「ゆれながら咲く花」はドラマに登場する<詩>のタイトルです。
『ゆれずに咲く花がどこにあろうか
この世のどんな美しい花も
すべてゆれながら咲いたのだ』
人が悩みながらも成長していく姿を花になぞらえた詩です。
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ゆれながら咲く花みどころ
本作は、学校が着替える問題をリアルに描いた大人も楽しめる学園ドラマです。
韓国では学園ドラマというジャンル自体が日本と比べると小さくそこまで人気もないようなんですが、そんな中で本作は若手アイドルたちが出演した恋愛中心のドラマではなく、学生たちならではの悩みや家庭問題、そして教師の側の苦悩やその内面も描いたヒューマンドラマとなっています。
生徒と教師がぶつかり合いながらも互いに成長していく様はもちろん、対立していたところから始まる友情や親たちの悩みなども描き、主人公たちのみならず周りの登場人物にもきちんとエピソードがあるのも特徴です。
こういったテーマの作品は斬新とは言えませんが、いつの時代でも共感出来るテーマであるからこそ幅広い層から受け入れられたドラマとなりました。
テーマや脚本が素晴らしいだけでなく、活きたキャラクターを演じた俳優陣の演技力も抜群で、それを豪華なキャストが演じているというのも見る側からすれば嬉しい限りだと思います。
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ゆれながら咲く花感想・評価
韓国の学歴競争社会は世界トップクラスだということは聞いていましたが、それをきちんと描いた作品を見たのは本作が初めてだったように思います。
韓国の学生は将来就職を有利にするために勉強を頑張り良い大学に進むこと目指しているというのが普通なので、日本のように部活に精を出したり芸術面を伸ばしたり、もしくは放課後ライフを満喫したりという生活はまれなんだそうです。
とはいえ、国は違えども同世代の若者が悩むテーマは似ているもので、10代の若者が見ても共感出来ますし、教師や親目線からみても考えさせられるところがあり、かなり幅広い層が楽しめる内容になっていました。
主人公の教師二人の設定や対立、そこからの成長などはお決まりではありますが、韓国ドラマとしては珍しく主人公の恋愛が描かれないというのが新鮮で、だからこそドラマの軸がぶれてないんだと思いました。
視聴率的には大成功とはいえませんが、韓国の作品で学園ドラマを紹介してほしいと言われたら真っ先にこの作品を紹介するほど良質な作品だと思います!
チャン・ナラの可愛さが拝めるのはもちろん、生徒役の俳優たちが今活躍している人ばかりなのも見ていてなんか嬉しく(視聴した当時はイ・ジョンソク位しか知らなかったので)、それを踏まえた上で見返してみても楽しめると思います。
まとめ:韓国ドラマに期待する恋愛要素はありませんが、成長のドラマや男同士の友情などは見ていて気持ちが良いものでした!クラブ活動を描かなくても学園ドラマは成立するんだと思い知らされた良作です!!
最後に
韓国ドラマを見る際に「学園ドラマを見よう!」と思う人は少ないかもしれません。日本では昔からいくつもの名作学園ドラマが生み出されてきて定番の人気ジャンルとなっていますが、韓国では何故だかあまり製作されていないんです。
近年は韓国の受験戦争をテーマにしたドラマ「SKYキャッスル」が大ヒットしたこともあり学歴競争社会がなにかと問題視されていますが、その内容は学園ドラマというようも社会風刺ドラマといった感じでした。
そう考えてみると韓国においての正統派学園ドラマはやっぱり「学校シリーズ」だと言えるかもしれません。
本作以降にも、
2015年「恋するジェネレーション」2017年の「恋するレモネード」(キム・ジョンヒョン、チャン・ドンユン、gu9udanキム・セジョン主演)、そして2020年8月よりキム・ヨハン主演による「学校2020」の放送も予定されています。
正直、これらの作品は若い子達が見るアイドルドラマ(日本で言うところのジャニーズドラマ)な印象がありますが、これまでのシリーズと同様に出演俳優はのちには軒並みスターとなっているのは凄いですね!