チョン・イル、知英(ジヨン)、イ・ハクジュ共演によるトライアングル・ラブコメディ!
訳ありシェフ、新人プロデューサー、天才デザイナー3人によるロマンスを描いた作品。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
夜食男女【韓国ドラマ】キャスト一覧
U-NEXT全24話
平均視聴率:0.775%
最高視聴率:1.531%
放送期間:2020年5月25日から2020年6月30日まで韓国で放送
2021年9月9日よりBS日テレにて放送スタート(全24話)
演出:ソン・ジウォン
「What’s Up」「キング〜Two Hearts」など
脚本:パク・スンヘ
【パク・ジンソン役】チョン・イル
レストラン“BISTRO”のオーナーシェフ。
【キム・アジン役】カン・ジヨン(知英)
CKテレビの新人プロデューサー(契約社員)。BISTROの常連客。
【カン・テワン役】イ・ハクジュ
天才ファッションデザイナー。
【パク・ジヌ役】チェ・ジェヒョン
ジンソンの弟。モデル志望。
【ナム・ギュジャン役】ヤン・デヒョク
CKテレビの正規プロデューサー。
【チャ・ジュヒ役】キム・ユジン
CKテレビ芸能局本部長。
【イ・サンヨン役】キム・スンス
CKの正規プロデューサー。
【ノ・ジェス役】パク・ソンジュン
CK芸能局のアシスタントディレクター。
【ユ・ソンウン役】コン・ミンジョン
フリーランスの放送作家。アジンの友人。
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夜食男女【韓国ドラマ】あらすじ
訪れた人を癒すレストラン“BISTRO”のオーナーシェフ・ジンソン(チョンイル)。
お酒に合わせたお任せ料理だけ出すという独特のスタイルで店を切り盛りするも、相次ぐ不幸によって店は経営危機に陥っていました。
そんな店の常連客であったテレビ局員アジン(ジヨン)は、プロデューサーになるためにバラエティ番組「夜食男女」を企画していました。
しかし、ゲイのシェフが出演者という設定にしたもののなかなか条件に合う人物は見つからず、ジンソンに紹介を頼むも心当たりがないと断られてしまいます。
その後、出演者を募るため公開オーディションを実施するのですが、なかなか条件に見合ったシェフは見つかりません。
そんな中、オーディションにジンソンが現れ見事な腕前を披露し合格してしまいます。しかし、お金に困っていたジンソンは自らをゲイだと偽ってしまい・・・。
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夜食男女【韓国ドラマ】みどころ
本作はあるグルメバラエティー番組を舞台とした、恋と料理とファッションが融合したラブコメディです。
お金に困ったシェフが番組の主旨に合わせて自分をゲイだと嘘をついてしまいます。
そんなシェフに恋をする番組の企画者である女性新人プロデューサー、そしてシェフの衣装担当として天才デザイナーが関わることになり、二人と友情を育むとともに三角関係も形成していくことになります。
様々な問題からレストランが経営危機になってしまったシェフは番組に出演することでピンチを乗り切ることが出来るのか、テレビ局内で厳しい立場にいるプロデューサーは番組を成功に導いて同僚たちの鼻を明かすことになるのか、そしてある秘密を抱えたデザイナーと彼らとの恋と友情の行方は?
美味しい料理と華やかなファッションにも注目の作品です!
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夜食男女【韓国ドラマ】感想・評価
美味しそうな料理と食事シーンが魅力の”モッパンドラマ”というジャンルがあります。
日本だと「孤独のグルメ」や韓国でリメイクもされた「深夜食堂」などが有名ですが、韓国にもシリーズ化された「ごはん行こうよ」や「おひとりさま~一人酒男女~」などがあり、料理のみならず恋愛要素もあるのが韓国ドラマならではとなっています。
本作もそのようなタイプだと期待して見たのですが、ところが本作にはそれらに加えて社内でのパワハラやLGBTというテーマも加わっていたんです。
モッパンドラマの個人的なイメージは、内容が重くなく気軽に見れてほっこりするものという感じだったのですが、そのイメージは早々に裏切られることになりました。
まずヒロインに対するパワハラが酷くて、ほっこりするどころか見ていて嫌な気分になってしまいました。
そしてLGBTについてですが、過去の韓国ドラマにも主人公がゲイだと嘘をついて後々ヒロインと恋愛する際の障害になるという内容のものはありました。
しかし、本作の場合はゲイのシェフがウリという企画としてダメでしょ?な番組が軸にあったり、その嘘のせいで本物のゲイの人を傷つけたりしているんです。
これは時代によってはありだったかもしれませんが、本作の場合はそれによって面白くなっているわけでもなく完全に企画倒れという印象しかありませんでした。
しかも、そんなテーマを使いながらもストーリーは単純でメッセージ性があるわけでもありませんでした。
そもそも短いドラマ(韓国では全12話で放送された)に色々詰め込み過ぎなんですよね!
モッパンドラマにパワハラやLGBTといった要素は必要ありませんし、中途半端に描いていいテーマでもありません。斬新さは無くとも恋と料理だけである程度楽しめたはずなのに。。。
ヒロインがパワハラされるのはお決まりというのも気に入りませんし、それをコメディの中で描くもイライラさせられる結果になっているのも不満でした。
人によってはそこまで深く捉えなくてもいいじゃないかという意見もあるかもしれませんが、料理を見て食欲を掻き立てられたり、ライトなラブコメを気楽に見たり、というのを望んでいた者からするとガッカリしたとしか言いようがありませんね!
まとめ:美男美女による三角関係に、美味しそうな料理の数々と華やかなファッション。概要だけ見ると面白そうだったのですが、内容は強引でキャラクターにも魅力はありませんでした。
余計な要素は無くしてもっとシンプルに描いて欲しかったですね!
最後に
本作だけに限ったことではありませんが、韓国ではLGBTに対する描き方にかなり偏見があると思いますね。
そもそものバラエティー番組の企画内容にも説得力はありませんし、テレビ番組でゲイだと嘘をつくというのもかなりの問題発言ですしね。
お金に困ったシェフ、番組を成功させたいプロデューサー、実はゲイの天才デザイナー。
この三者による三角関係だけでは弱いと踏んだんですかね?盛り込みすぎて失敗してしまったドラマだと思います。