私を忘れないで【韓国映画】キャスト・感想&レビュー!チョンウソン主演

私を忘れないで

チョン・ウソン×キム・ハヌル待望の初共演!

記憶を無くした男のミステリアスなヒューマンラブストーリー。

キャスト、あらすじ、感想、みどころなどを紹介します。

(トップ画像公式ページより)

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目次

私を忘れないで【韓国映画】キャスト

原題:Remember You

2016年1月7日韓国で公開(日本では2016年7月25日公開)

上映時間:106分

観客動員数:不明

監督、脚本:イ・ユンジョン

【ヨン・ソグォン役】チョン・ウソン

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【ソニ役】チョ・イジン

本作は、イ・ユンジョン監督が2011年にミジャンセン短編映画祭で披露した作品を長編として生まれ変わらせた作品です。

主演を務めるチョン・ウソンが制作も担当し、キム・ハヌルと初共演したことでも話題となりました。

私を忘れないで【韓国映画】 あらすじ

エリート弁護士のソグォン(チョンウソン)は、ある日交通事故に遭い10年間の記憶を失ってしまいます。

ソグォンはリハビリのために病院を訪れるのですが、そこで彼を見て涙を流す女性ジニョン(キムハヌル)と出会います。

どこか謎めいた彼女に惹かれたソグォンは、声をかけ打ち解けていくようになります。

ソグォンは仕事にも復帰し、彼女と幸せな日々を送るようになりますが、ソグォンが失われた記憶を少しずつ取り戻していき・・・。

きむとま
かつて日本で大ヒットした”韓流ラブストーリー映画”を大人っぽくした作品と言えます!

私を忘れないで【韓国映画】 みどころ

テリアスなヒューマンラブストーリーです。

“記憶喪失”は韓国映画やドラマの定番要素といえますが、本作では当初どうやって記憶喪失になったのかも、謎の女性の正体も分かりません。

ただ、どこか惹かれるものがあり自分の過去も分からないまま恋していくんです。

過去のことよりも目の前の恋を大切にしていこうと男は思うようになるのですが、失った記憶が少しずつ甦ってくることでお互いに不安が募ってきます。

「何か思い出さなければならない大切な記憶があったんじゃないか?」

「彼が記憶を取り戻したら私の前から消えてしまうのではないか?」

この”知りたいようで知りたくない”という心情がネックで、記憶喪失に限らず愛する人の過去や隠された一面を知るべきなのか、それとも知らない方が幸せだったのかを考えさせられます。

失った記憶に隠された秘密がみどころの作品ではありますが、記憶が甦ってくるにつれて変わっていく男女の関係に注目して欲しいです。

純愛ストーリーでありながら、様々な秘密が隠されているのが刺激的で、チョン・ウソンとキム・ハヌルというトップ俳優の演技力を堪能する作品でもあります!

私を忘れないで【韓国映画】 感想と評価・評判

近年のチョン・ウソンというと『監視者たち』『アシュラ』『ザ・キング』などのサスペンス作品が大ヒットとなりカッコいい悪役のイメージがありますが、日本の韓流ファンからすると『私の頭の中の消しゴム』『サッドムービー』『デイジー』などのラブロマンスのイメージが強いかもしれません。

個人的には近年のチョン・ウソンの方が好きなのですが、女性ファンからすると本作は待望の作品と呼べるかもしれません!

チョン・ウソンが出演して”記憶喪失”について扱った作品と言えば、日本でも大ヒットした映画『私の頭の中の消しゴム』が思い浮かび、本作とも比較されるのは間違いないでしょう。

ただ、『私の頭の中の消しゴム』は記憶を失っていくヒロインとそれを見守る主人公についての映画で、記憶を失っていくことで二人で過ごした思い出や愛までも消えていくような哀しみや切なさが描かれていました。

それに比べ本作は、男性主人公が記憶を失った時点からはじまりその後の展開が読めない!というのが大きく違うところ。

つまり、「既にある愛が消えていく悲しみを描いた作品」と、「記憶を失ってから芽生えた愛が、記憶を取り戻していくことで変わっていくのかを描いた作品」という違いがあり、見てみるとまったく別物でした。

ただ、時間軸があちこち飛んだり、なかなか種明かしがされなかったりとミステリー要素が思ったより強く、ラブストーリーだと思ってみると期待外れに思うかもしれません。

ストーリーに集中してつじつま合わせをしながら見ないと分からないのに、色々と突っ込みどころが多いという作品で、サラッと見ると面白さが分からなく、じっくり見ると粗が目立つというのは何とも残念でした。

まとめ:設定はよくある韓流ラブストーリーなんですが、展開は見るものを引き付ける魅力があります!

しかし、色々な場面で強引なつじつま合わせが目立つため、結果残念な作品となってしまいました。

最後に

実に勿体ない作品です。

設定はシンプルながら展開の仕方や主演二人の演技力など素晴らしい点はありますが、終盤にかけてのいかにもな泣きの展開や、捻りの効いた作りにしながら粗が目立つというのは本末転倒です。

驚きの要素をいくつか減らしてでも、作品としてのまとまりや強引なところを改善策した方がよい作品になったんじゃないでしょうか。

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