今大人気のソン・ガン×ハン・ソヒ主演によるリアルラブロマンス!
美術大学に通う学生たちの恋愛模様を美男美女揃いの若手俳優たちが演じた恋愛特化ドラマ。
キャスト、あらすじ、感想、最終回結末についてなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
わかっていても【韓国ドラマ】キャスト一覧
Netflix全10話
平均視聴率:1.47%
最高視聴率:2.2%
放送期間:2021年6月19日~8月21日まで韓国で放送
演出:キム・ガラム
「コッパダン~恋する仲人~」
「ヴァンパイア探偵」「魔性の喜び」など
脚本:チョン・ウォン
【パク・ジェオン役】ソン・ガン
恋愛には興味がないプレイボーイ。
【ユ・ナビ役】ハン・ソヒ
恋愛はしたいが愛を信じられなくなった女。
【ヤン·ドヒョク役】チェ·ジョンヒョプ
本物の恋愛に憧れる男。ナビの幼なじみ。
【ユン·ソラ役】イ·ヨルム
ジェオンの元彼女。
【オ・ビンナ役】ヤン・ヘジ
ナビの友人。
【ナム·ギュヒョン役】キム·ミングィ
ビンナの友人。
【ユン・ソル役】イ·ホジョン
ナビの友人。
【アン·ギョンジュン役】チョン·ジェグァン
彫塑科助手。大学院生。
NAVERの同名の人気ウェブ漫画を原作とした恋愛ドラマ。
主演はNetflixオリジナルドラマ「恋するアプリ Love Alarm」でブレイクしたソン・ガンさんと、大ヒットドラマ「夫婦の世界」で不倫相手役を演じて注目されたハン・ソヒさん。
これまでの出演作品で様々な一面を見せてきたソン・ガンさんですが、本作では恋愛に興味がないプレイボーイ役を演じています。誰に対しても親切で大学随一のイケメンなんですが、実は他人には無関心な非恋愛主義者というキャラクター。
対してハン・ソヒさん演じるヒロインは、苦い失恋経験を経て愛や運命などを信じられないように。しかし、誰もが見惚れるジェオンと出会ったことで彼から目が離せなくなってしまいます。
そんなヒロインに想いを寄せる幼なじみドヒョクを演じるのが「ストーブリーグ」や「シーシュポス:The Myth」に出演するチェ·ジョンヒョプさん。ハン・ソヒさんを巡ってソン・ガンさんと三角関係を形成することになります。
さらに「ラブ・トライアングル~また君に恋をする~」や「カンテク~運命の愛~」などのイ・ヨルムさんに、「ライブオン」や「わかっていても」のヤン・ヘジさん、「L.U.C.A.:The Beginning」のキム・ミングィさんなど、今後活躍の期待される若手俳優が多数出演しています。
本作のOSTは、新人のインディーズアーティストのみが参加していることでも話題となりました。印象的なシーンで楽曲を使って盛り上げるのではなく、ストーリーに寄り添うように活用されています。
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わかっていても【韓国ドラマ】あらすじ
美術大学で彫塑(ちょうそ:彫刻や彫刻の原型となる塑像)を先行しているユ・ナビ(ハンソヒ)は、美術講師である彼氏が浮気していることを知り失恋し、愛を信じられなくなっていました。
そんな中ナビは、ある男性と運命的な出会いを果たします。
ところが、その男性ジェオン(ソンガン)はうなじに蝶のタトゥーをいれた大学で有名なプレイボーイで、ジェオンの周りには常に女性が群がり、彼の方も来るもの拒まずのスタンスをとる生粋のモテ男だったのです。
しかしナビは、ジェオンが自分に本気ではないとわかっていながらも彼から目が離せなくなり・・・・。
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わかっていても【韓国ドラマ】みどころ
韓国作品では珍しい様々な要素を省いた”恋愛特化型”ドラマ。
運命の相手や愛を信じられなくなったが恋愛はしたい女ナビと、恋愛に興味がないが遊ぶ相手は欲しい男ジェオン。
そんなタイプの違う二人のリアルな恋愛模様を、美術大学を舞台に描いていきます。
本作でポイントとなるのは、韓国ドラマの定番である初恋や身分差の恋といったものが一切使われていないこと。
それに加えて、ドラマティックな展開や驚愕の真実などがあるわけでもなく、サスペンス的な要素も盛り込まれていません。
では、本作のみどころは何かというと主演のソン・ガンさん、ハン・ソヒさんを筆頭に主演陣のビジュアルが素晴らしいこと。
今敵なしの人気を誇るソン・ガンさんのご尊顔を眺めるもよし、親しみやすいチェ·ジョンヒョプさんを推すもよし、そんな彼らに群がる美女たちを眺めるもよしと、美男美女だらけのドラマになっているんです。
さらに、ヒロイン・ナビが恋愛相手としては不向きなプレイボーイ・ジェオンに惹かれていくのもポイントで、”わかっていても”好きになってしまう女性の恋心をリアルに描き女性たちの共感を誘います。
本音が見えてこないミステリアスな男ジェオンから目が離せなくなったナビと、ナビと出会ったことで気持ちの変化が起きたジェオンとの恋の行方は?
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わかっていても【韓国ドラマ】感想・評価
いわゆる”韓国ドラマ”らしいものを期待するといい意味でも悪い意味でも裏切られる作品!
結論から言うと個人的にはあまり楽しめなかったですかね。なぜってそれはあまりにもリアルテイストだから。
韓国ドラマのみならず多くのドラマ、特に恋愛作品にはある程度の運命性や特別性があるものなんですが、本作にはそういった要素が見受けられないんです。
例えば、普段はベタだと思ってしまう初恋ものや、お金持ちと幸薄なヒロインとの格差恋愛、親同士に因縁があったり、トラウマを抱えていたり、復讐ドラマが絡んでいるなど、そういった特別な設定が全くといっていいほどありません。
恋愛リアリティーショーですらもっと劇的なものがあるのに、本作には日常的な大学生の恋愛が描かれているだけなんです。
数多くのドラマや映画を見ていると、様々な要素が盛り込まれた作品に対して「詰め込みすぎ」だの、「サスペンス要素はいらなかった」だのと文句を言っていたのですが、ここまで削ぎ落とされてしまうと見方が分からなくなってしまったんです。
確かに主人公二人は美男美女ですし、ソン・ガンさんに関しては素晴らしい作品に対して立て続けに出演している注目俳優でした。
しかし、そのビジュアルだけ楽しむには合計10時間以上もいりませんし、過去の自分の恋愛と照らし合わせられる内容でもありませんでした。
これは十代、二十代の若者が見たのなら共感出来たり楽しめるものなんでしょうか?
見た人の感想を見てみても、「ソン・ガンがカッコいい」とか「ビジュアルが良すぎる」とか「映像と音楽がいい」などというものばかりで、ストーリーや展開についてほとんど語られていません。
というか、大半がソン・ガン人気による高評価のようで、どこか面白かったのか調べようと思っても見た目や雰囲気に関するものしか出てこないんです。
これまでの韓国ドラマの定番路線をぶち壊したという意味では新しいのですが、だから面白いという結論には残念ながらなりませんでした。
もちろん、見る側の受け取り方やどこを楽しむかによって面白さ変わってくるのですが、少なくとも40代の男性目線から見るとハマれませんでしたね!
まとめ:ビジュアルから入ったり、現代の若者たちのリアルな恋愛ものとして見るなら楽しめるのかもしれませんが、いわゆる恋愛ドラマのお決まりや驚きの展開などを期待して見ると肩透かしを食らうことになります。
ただ主演の二人は本当に美しいです!
わかっていても最終回結末は?
最終回で、ナビと母との確執問題をはじめ、ジェオンのトラウマや恋愛しない(出来ない)理由などが明らかになるものだと思っていたのですが、残念ながらそれらは解決されないまま終わってしまいました。
普通のドラマならば、この後に続編を作るために引っ張っているんだろう、などと予想出来るところなんですが、本作に関してはただ単にそれがリアルだからという理由なのかもしれないと思っています。
二人が将来結婚するというのならまだしも、この先どうなるのかも分からないのにそんなデリケートな問題を簡単には明かせませんし、下手をすれば結婚したとしても過去の傷については語らないままというのがリアルなのかもしれません。
それまでの展開で”ドラマ的”な手法を取って来なかったのに、最後だけは全て丸く収まります、とはいかないですよ。
個人的には、美術大学を舞台にしたマンガ原作の作品ならば「ハチミツとクローバー」がベストですかね!