オリジナルは2008年台湾で歴代最高視聴率を記録した「ハートに命中！100％」で、それを大胆にリメイクした泣けるラブコメディ。
主演のチャン・ヒョクとチャン・ナラの12年ぶりの共演作品としても話題になりました。
台湾版と差別化するためのアプローチが成功し、2014年のMBC演技大賞で最優秀演技賞・ベストカップル賞を受賞しています。
（トップ画像公式ページより）
運命のように君を愛してるキャスト一覧
全20話
最高視聴率 14.7％
平均視聴率 9.8％
放送年度（2014年7月から韓国で放送）
演出：イ・ドンユン／キム・ヒウォン
脚本：チュ・チャンオク／チョ・ジングク
【イ・ゴン役】チャン・ヒョク
【キム・ミヨン役】チャン・ナラ
【ダニエル役】チェ・ジニョク
【イ・ヨン役】チェ・ウシク
【カン・セラ役】ワン・ジウォン
【タク室長役】チェ・デチョル
台湾で2008年最高視聴率、平均視聴率共に1位を記録し台湾ドラマ史上視聴率No.1に輝いたドラマをリメイクしたのがこの作品です。
オリジナルとは違いコメディの中にヒューマニズムを入れ、役割も男女逆転しています。
本来はヒロインがコミカルで男性主人公は真面目なタイプでしたが、韓国版では反対になっている点にも注目です。
それによりチャン・ヒョク演じるイ・ゴン社長の特徴的な笑い声が誕生したのです。
実はこの作品は初めから期待されていた作品ではなかったそうで、それはリメイクであるが故結末が分かっているし、ありきたりの財閥の作品だったからです。
しかしコメディの面白さとキレのある演技により評判を集め、物語が進むにつれて視聴率が上がっていった作品です。
2002年「明朗少女成功記」で42.6％という驚異的な視聴率を記録したドラマで共演した二人は、まるで長年の恋人が再会したような相性を見せてくれたそうです。
運命のように君を愛してるあらすじ
チャンイン化学のCEOであるイ・ゴンは、 短命の家系のため周囲から常に結婚と跡継ぎを急かされていた。
彼には美しい恋人セラがいたが、彼女は世界的なプリマになる夢を諦められず、愛する人との結婚へ踏み切れずにいる。
一方、平凡な会社員のミヨンは、 優しすぎるあまりにいつも損ばかりしている。 付いたあだ名は“ふせん”、必要だが大切ではない存在という意味だ。
そんな全く別々の人生を送るゴンとミヨンだったが、 ゴンを陥れようとするある策略によって一夜を共にしてしまう。
のちに妊娠が発覚し、戸惑いながらも結婚を決意する2人だったが…。http://unmei_kimi_ai.brokore.com/
運命のように君を愛してるみどころ
私が今まで見てきた韓国ドラマの中でも上位に入るお似合いカップルが、このドラマのイ・ゴン＆キム・ミヨンです。
韓国ドラマは最終的に幸せを予感させる終わり方のドラマが多いですが、そのほとんどのドラマでは初恋同士の恋だったり、幼馴染同士の恋や、無関係な二人だと思って好きになったら実は親同士に因縁があって・・・などといった恋愛が多いですよね。
少女漫画の世界のような恋が多く、それが純愛とされ韓国ドラマの持ち味なのですが、この作品は台湾ドラマのリメイクということもその点異なります。
今まで全く接点のなかった二人があるとき偶然出会い、運命のように愛し合っていく物語がこの作品です。
そこには出生の秘密も、親同士のいざこざもなく、極悪人が登場したり、親の反対で引き裂かれたりといった韓国ドラマあるあるは薄い作品となっています。
全くないかと言えば嘘で、よくあるパターンも盛り込まれてはいますが、そこはご愛敬。
基本は二人の間での問題や試練であり、その試練を乗り越えて最終的に結ばれる二人には、祝福する以外の選択肢はあり得ないほどの仲睦まじさが漂っています。
ぶっ飛んだキャラクターのイ・ゴン社長と、地味で大人しいキム・ミヨンが結ばれるまでに笑いあり、涙ありで本当に飽きさせないドラマです。
これまでに見てきた韓国ドラマの中でも確実にTOP10に入る大好きな作品で、個人的にはオリジナルよりおススメですね。
運命のように君を愛してる感想と評価・評判
最後に
色んな映画で見てきたチャン・ヒョクの強烈キャラクターと、一見地味なチャン・ナラ。
恥ずかしながらチャン・ナラの出演作品はこれまで見たことがなかったのですが、この作品を見てから大ファンになりました。
キム・ミヨンの物語当初の地味な印象からどんどん華やかになっていく姿に、イ・ゴンと同じく魅了されてしまいました。
他にも優しさいっぱいのダニエルや、凛として綺麗なカン・セラなどを始め、その他多数のバラエティ豊かなキャラたちがこのドラマを盛り上げている要因だと思います。
根っからの悪い人は登場せず、出てきても小悪党程度なのもこの作品の魅力で、作品全体が優しさで包まれています。
すべての登場人物の幸せを願いたくなる、そんな作品です。