韓国を代表する名バイプレイヤーであるオ・ジョンセが売れないミュージシャンに扮し同居する甥との絆を描いたハートフルドラマ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
アンクル僕の最高のおじさんキャスト一覧
U-NEXT全26話
放送期間:2021年12月11日~翌年1月30日までTV CHOSUNで放送
平均視聴率:5.77%
最高視聴率:8.4%
演出:チ・ヨンス
「ビッグマン」
「純情に惚れる」「ナインルーム」など
脚本:パク・ジスク
「私の人生の春の日」など
【ワン・ジュニョク(Jキング)役】オ・ジョンセ
裏切りと詐欺に遭い落ちぶれたミュージシャン。
【ミン・ジフ役】イ・ギョンフン
ジュンヒョクの甥。強迫症と不安症に悩まされる。
【ワン・ジュンヒ役】チョン・ヘジン
ジフの母でジュニョクの姉。シングルマザー。
【パク・ヘリョン役】パク・ソニョン
ロイヤルステート内のマムカフェ「マムブリー」会長。
【チュ・ギョンイル役】イ・サンウ
ロイヤルステートに住むシングルファーザー。
【ソン・ファウム役】イ・シウォン
ジフが通う小学校の先生。
【キム・ユラ役】ファンウ・スルヘ
マムブリーメンバー。ヘリョンの右腕。
【シン・ファジャ役】ソン・オクスク
金融会社会長。ジフの祖母。
イギリスの人気ドラマ「アンクル」を原作とした人気の助役俳優オ・ジョンセの初単独主演ドラマ!
TV CHOSUN(ケーブル局)歴代3位の視聴率を記録した作品。
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アンクル僕の最高のおじさんあらすじ
Jキングことワン・ジュニョク(オジョンセ)は、オーディション優勝経験もある期待のミュージシャンだったが、裏切りと詐欺に遭ったせいで借金を背負い、返済のために漁船に乗って働いていた。
一方、姑からのDVに悩み息子のジフ(イギョンフン)と共に賃貸マンションへ引っ越してきたジュンヒ(チョンヘジン)は、数年前に絶縁した弟のジュニョクにある頼み事をする。
会ったこともない甥のジフのためにジュンヒのもとへとやって来たジュニョクは、ジュンヒとジフが長年受けたDVにより強迫症と不安障害に悩まされていることに気づく。
しかも、姑と元夫がジフを奪おうとしていることを知り、ジュニョクはジフを引き取ることにするのだが・・・。
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アンクル僕の最高のおじさん感想・評価
ダメな叔父さんと子供のふれあいを描くというのは昔からよく扱われる王道のテーマですが、王道だからこそ俳優の実力が問われる作品!
基本は叔父さんと甥が親密になっていく様を笑いと感動を交えながら描いており、そこに甥とその母親が抱えた問題ややシングルマザーとしての苦労などが同時に展開されていくというもの。
さらに、韓国で問題となっているマンションが賃貸が購入かによる差別や、ママ友グループ内での序列といった現代社会の問題や、格差結婚による家庭内差別や蔑視、DVといった定番の要素も入ってきて、叔父さんの活躍もありコミカルテイストで描かれているのが特徴でしたね。
マンション界隈でのママ友グループをテーマにした作品だと「グリーン・マザーズ・クラブ」などが思い浮かびますが、そんな意識高い系ママたちの中にみすぼらしいミュージシャン崩れの叔父さんが入っていくというのが面白く、しかも徐々に影響を与えていくというのがどこか痛快だったりもするんです。
毒親たちを皮肉る演出があったのも良かったですね。
そして、良くも悪くも大人びていた甥っ子が叔父さんと親しくなって子供らしさを取り戻すようになる展開はグッときますし、ミュージシャンに憧れる甥っ子のために再起する叔父さんの姿も胸熱でしたね!
ただ、韓国ドラマにありがちな色々と詰め込みすぎ問題や話がちょっと長いといった欠点もあり、争いや連れ戻しという見ていて嫌になる展開が何度も繰り返されるのは余計でした。
もしこの演出が間を埋めるためのものだとするならば、叔父さんと甥っ子のふれあいをもっと長くすれば良かったのに・・・。
まとめ:最近の韓国ドラマにありがちな詰め込みすぎ問題はありますが、そこを我慢さえすれば万人受けするドラマだと思います!
特にオ・ジョンセと子役のイ・ギョンフンの演技が素晴らしく、韓国家族ドラマの中では比較的共感しやすい内容でしたね。
最後に
まるでマクチャンドラマかのようなファジャと元夫との関わりはやりすぎたと思いましたが、韓国ドラマらしいという意味では必要悪だったのかもしれません。
とはいえ、韓国ドラマでよくある嫁姑問題や住宅差別、ママ友グループ内での明確な序列と仲間ハズレという定番のものを、社会人としてはダメな叔父さんが飄々と解決していくのは痛快で、そのある意味場違いな存在の登場によって我に返る人が出てくるというのも最高でした!
ある意味“寅さん”的な存在なのかも!?