シム・ウンギョン、イ・スンギ共演で贈る時代劇ラブストーリー。
占いによって選ばれた婿候補に会いに行く王女と占い師の奮闘劇と権力者たちの暗躍を描いた作品。共演はヨン・ウジン、カン・ミンヒョク、チェ・ウシク、ミンホなど。
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
ときめきプリンセス婚活記【韓国映画】キャスト一覧
原題:相性
2018年2月28日韓国にて公開(日本公開日2018年12月28日)
上映時間:110分
監督:ホン・チャンピョ
脚本:イ・ソミ
【イ・ソンファ役】シム・ウンギョン
王女。
【ソ・ドユン役】イ・スンギ
占いが得意な監察官。
【ユン・シギョン役】ヨン・ウジン
監察官。王女の婿候補。
【カン・フィ役】カン・ミンヒョク(CNBLUE)
誰が魅了される見た目と肉体美を兼ね備えた王女の婿候補。
【ナム・チホ役】チェ・ウシク
親孝行な王女の婿候補。
【ソ・ガユン役】チェ・ミノ(SHINeeミンホ)
ドユンの弟。盲目。
【ヨンジョ(英祖)役】キム・サンギョン
朝鮮王。ソンファの父。
【イ・ゲシ役】チョ・ボンネ
元観相監の詐欺師。
日本映画にも主演する女優シム・ウンギョンさんと、10年以上第一線で活躍する人気俳優イ・スンギさん主演による占いからはじまる新感覚ラブストーリー。
共演陣は、ドラマ「七日の王妃」「法廷プリンス-イ判サ判-」のヨン・ウジンさん、人気バンドCNBLUEのメンバーで俳優としてもドラマ「病院船〜ずっと君のそばに〜」などに出演するカン・ミンヒョクさん、映画「パラサイト 半地下の家族」をはじめ数多く作品で活躍するチェ・ウシクさん、さらにドラマ「花朗〈ファラン〉」映画「アンダードッグ 二人の男」のSHINeeのミンホさんなど豪華なメンツとなっています。
王女ソンファを演じるシム・ウンギョンさんは、相性占いによって選ばれた婿候補の顔を一目見ようとお忍びで町へ繰り出してしまうというコミカルな役どころに扮していて、作中では鶴の被り物姿や男装などを披露しています。
王女の相手役となるイ・スンギさんは、王女の婿選びを仕切ることになった占い師役を演じ、様々な扮装をした王女と度々町中で遭遇することに。
ヨン・ウジンさんは本作で、王女の婿候補でありながら立場を利用して権力を得ようとする悪役を演じています。この権力闘争が王女のラブストーリーと並ぶ本作の主軸となっています。
主要キャスト以外にも、パク・ソニョンさん、イ・ヨンニョさん、ソン・ジョンハクさん、パク・チイルさん、パク・ホサンさん、ソン・ヨンジェさん、ハン・ガプスさん、キム・ジュホンさん、パク・チンジュさん、ユン・ユソンさんらも出演しています。
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ときめきプリンセス婚活記【韓国映画】あらすじ
朝鮮王・英祖の時代、深刻な干ばつに苦しむ民を救うため策を尽くすも雨は降らず占いに頼ることに。
その結果、呪われた王女ソンファ(シムウンギョン)の婚姻を行うことで雨を降らそうとするのです。
占いに長けていることから王女の婿選びを任されたソ・ドユン(イスンギ)は、王女と相性の良い相手4人を選び婿候補とするのですが、その裏で婿の座を狙うユン・シギョン(ヨンウジン)とその一味がドユンに圧力をかけてきます。
そんな中、顔も知らない相手を婿として迎えることに不満を持ったソンファは、密かに宮中を抜け出して4人の婿候補の顔を見に行くことにするのですが、それをドユンに気付かれてしまい・・・。
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ときめきプリンセス婚活記【韓国映画】みどころ
本作は韓国を代表する若手演技派女優シム・ウンギョンさんと、長年トップ俳優として活躍するイ・スンギさん主演による時代劇ラブコメディです。
4人の婿候補の顔を見ようと宮中を抜け出してきた王女ソンファと、王女の婿選びを任されながらも王女に惹かれていくドユン。そんな二人が婿候補に会いに行くコミカルな珍道中に、韓国時代劇ではお馴染みの権力闘争、そして婿候補との様々なエピソードなどが加わったエンターテインメント作品となっています。
コメディ展開やサスペンス的要素もある本作ですが、一番のみどころとなるのはやはりソンファが誰と結ばれるのか?ということ。
人気イケメン俳優たちと豪華俳優陣の競演も注目です!
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ときめきプリンセス婚活記【韓国映画】感想・評価
それぞれが主役を張れるクラスのキャストが何人も登場。シム・ウンギョンさん演じる可愛そうな王女様が婿選びをするためにコッソリと王宮を抜け出し珍道中を繰り広げる。
正直、このような内容のラブコメ作品だと想像していたんですが、実際には王女の婿になることで権力を得ようとする悪人たちの企みがメインの作品でした。
コメディとしても中途半端ですし、サスペンスとしてもかなり弱く、出演陣の魅力もあまり活かせていなかったようで、そもそもラブストーリー自体が面白くない!
邦題から来る先入観があったとはいえ、取り入れたどの要素についても不完全燃焼だったという印象でした。
終盤になってやっとドラマチックな演出があったり、ロマンスで締め括るのもとってつけたようで全体の流れからして違和感がありましたね。
豪華キャスティングによる王女を巡っての恋愛バトルが繰り広げられるもんだと思っていたんですが、シム・ウンギョンさんはコメディエンヌとしても演技派女優としても良さを発揮できていませんでした。
イ・スンギさんも終始無表情な感じで魅力的とはいえず、悪役を演じ一番目立ってたヨン・ウジンさんはやけにアッサリとやられてしまい、カン・ミンヒョクさん、チェ・ウシクさん、ミンホさんに至ってはゲスト出演なのか?という位にしか活躍の場面がない始末。
特にチェ・ウシクさんの登場シーンだけ別作品のようなテイストで、王宮外の実情を知らない王女に身をもって体験させるためだけのエピソードのようでしたしね。
ラブコメ主体ならありきたりな権力闘争は余計でしたし、その場合のヒロインはシム・ウンギョンさん向きではないですよね。サスペンスメインならもっと手応えのある悪役が必要で、占い師の発言のみで解決出来る程度では見応えはありません。
このように実に中途半端な作品で、個人的には個性的な婿候補のキャラクターを活かしてのラブコメ路線で描いて欲しかったですね!
まとめ:設定は面白いものの、ラブコメと権力闘争との相性が悪く中途半端な仕上がりになってしまいました。
ラブコメ的なタイトルを付けながらも、人気イケメン俳優たちとのロマンスがほとんどないというのも不満でしたね!
最後に
かなり勿体ない作品でしたね。
まずイケメン俳優がたくさん出演しているのに、ほとんどゲスト的な出演シーンしかないこと。
そして、ラブストーリーなのに女性ライバルはもちろん三角関係もないこと。
占いで婿候補を選ぶとか、婿候補を選んだ占い師がヒロインに恋するとか、ラブコメにはもってこいの設定があるのに権力闘争の方がメインになっていることなど、一つ一つは面白そうなのにそれが上手く混ざってない感じがあるんですよね。
邦題からしてもかなり適当につけた感じがしますからねぇ。。。