ザ・ファビュラスはファッション界に人生をささげた人々の夢と合い、友情を描いたドラマ。
キャスト、あらすじ、配信と制作発表会が無期限延期となった理由をまとめました。
（トップ画像公式ページより）
ザ・ファビュラスキャスト一覧
全8話
Netflix配信日 2022年11月4日予定だったが無期限延期
演出：キム・ジョンヒョン
脚本：キム・ジヒ
「九家の書」「ホテルデルーナ」
イム・ジンソン
【ピョ・ジウン役】チェ・スビン
高級ブランド広報代理店課長
【チ・ウミン役】チェ・ミンホ（SHINee）
フリーランサーリタチャー
【ジョゼフ役】イ・サンウン
ファッションデザイナー
【イェ・ソノ役】パク・ヒジョン
スーパーモデル
【シム・ドヨン役】キム・ミンギュ
モデルを夢見る大学生
【オ代表役】シン・ドンミ
高級ブランド広報社の代表
【ホン・ジソン役】イ・ミド
大韓民国最高のスタイリスト
【アン・ナミ役】チェ・ヒジン
カリスマ編集長
【チャン・オクジン役】チョン・スギョン
ジョゼフのお母さん
【ティエリ・アンリ役】イム・ギホン
高級ブランド「アレイン」のシニアデザイナー
【イ・ナムジン役】チェ・ウォミョン
ジウンの彼氏でM&Aの専門家
【エスダー役】イ・シウ
ジョセフの秘書
ファビュラスの意味は？
fabulousはもともと「信じられないほど～」という意味ですが、スラングとしては「素晴らしい」という意味で、特にファッションをほめるときによく使われる言葉だそうです。
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ザ・ファビュラスNetflix配信延期理由
2022年11月4日にNetflix配信に先立ち、11月2日に制作発表会を予定していました。
ところが、10月29日に梨泰院圧死事故が発生。
150人以上の死者が出た大惨事となり、韓国政府は11月5日までを国家追悼期間としました。
そのためこの期間内に予定されていたイベントや制作発表会、バラエティ番組などは延期または中止となっています。
「ザ・ファビュラス」も制作発表会と配信を延期。
Netflixで同じ日に配信予定だったアニメ「外見至上主義」も同様に延期されています。
「ザ・ファビュラス」はハロウィンフェスティバルを盛り込んだシーンがあり、ドラマ展開に必要な感情線が含まれているため、【無期限】延期となりました。
国民哀悼期間と関係なく無期限とするのはとても珍しいケースです。
撮影は2021年12月～2022年5月までで終わっており、新たにその部分だけを撮影しなおすのも難儀で、今後公開までの見通しが立たないようです。
【追記】2022年12月23日に無事、ネットフリックスで全世界配信となりました。
ザ・ファビュラスあらすじ
ザ・ファビュラス感想は？
ファッション業界で生きる若者たちの恋と友情のドラマ。
ファッション業界の裏側を描くといったコンセプトの作品は昔からよくありますが、本作はそこに韓国らしい展開を盛り込んだドラマになっています。
そのため普通に考えたらあり得ない展開や共感できないところも多く、そもそも設定やストーリー自体に現実味がないんですよね。
貧しいところからの成功という王道の展開でもないですし、そもそもデザイナーのジョゼフはセレブで、ソノも最初からトップモデル、ジウンとウミンは普通だけど友達二人がそんなだから生活は結構派手なんです。
そして問題が起きてもすぐ解決するなどかなり都合のよい展開ばかりでした。
ただ、華やかに見えるファッション業界の現実や、若者たちの恋愛を描くといった点では初恋や運命の出会いを描いたベタなラブロマンスよりも現実的でしたかね。
それでも、主人公たちのような仕事をする人は少数派なので、彼女たちを見て共感するというよりも華やかさに憧れるだけなんですよね。
まあ、こういった現実味のない設定のドラマが韓国の持ち味ではあるんですけど、それにしても全体的にどこか薄っぺらく、傍から見ると楽しそうだなぁという感想しかありませんでした。
とはいえ、そんな軽さだからこそサクサク見れますし、変に感情移入しないからこそ見ていて気落ちしたりすることもないので、そこがメリットといえばメリットかもしれません。
見終わって何か考えさせられるようなタイプではないものの、ストレスなく見れるのは最近の流行りですかね。
例えるならティーン向けウェブドラマを豪華にした感じかもしれません！
男女四人の友情ドラマやジョゼフとエスターのやり取りはドタバタコメディのようで面白く、正直ロマンスや仕事よりもそちらの方をメインで見たかったところ。
ジウンは仕事面でツッコミどころが多く、課長という立場なのに感情的になっては新入社員かのような失敗を繰り返すし、商品の扱いも雑なんです。
ビジュアルも性格も好みでしたが、こんな笑えないミスを繰り返してばかりなのにはイライラさせられました。
なぜこのヒロインがモテるのか？
仕事が出来すぎる完璧タイプよりも、失敗ばかりして隙がある方が助けたいと思うのでしょうか？
というかジウンが働く会社もミス多すぎじゃない！？
ソノはその点逆で、モデルとしてはトップクラスなのかもしれませんが、やはり我が強くトラブルを起こしがちです。
ですが誰かに媚びたりイジメたりするタイプではなく、クールなのに友情に熱いというギャップがあって、個人的にはヒロインよりも好みでしたね。
そんな女性たちを巡るロマンスに関しては意味不明なところが多く、特にジウンの元彼二人の真意がよく分かりませんでした。
別れたあとも友達でいたウミンは、何で別れて何故ヨリを戻したいのか？
そして、別れても友人でいられるほど絆が強いのに、その理由も詳しく語られてないんです。
さらに、ナムジンもジウンのことを馬鹿にして別れたのに、その後すぐに言い寄ってくるなんて理解できません。
理由は後で分かりますが、つまりは彼女を試していた訳なんです。それを聞いて納得してヨリを戻すって何で？？
元彼二人が元カノをめぐり三角関係になる展開は面白いのですが、三人の気持ちも何故そうなるのかも理解不能なんです。
このように本作はストーリーの深堀りがされておらず、感情移入できるキャラクターもいませんでした。
ファッション業界で、代理店、カメラマン、モデル、デザイナーとして働く若者たちの日常は、普通のドラマとくらべると派手で華やかではありますが、どうみてもその仕事の表面をなぞっただけとしか思えないんですよね。
ストーリーが短いとしても、楽しい部分だけにスポットライトを当てるのではなく苦労や挫折も丁寧に描くべきでした。
まぁ、軽いドラマなので、連休中や年末年始に一気見するのには丁度良いかも！？
しかし、キャラクターの背景や心情、仕事での成功と失敗が深掘りされておらず、やけにアッサリとした展開に。
その結果、楽しいけれど薄っぺらいという印象になってしまいました！
最後に
本作には、なぜ人気なのか分からないトップスターのジェイディーをはじめ、態度が悪すぎるホン室長(スタイリストなのに室長って…)、デザイナーなのに顔バレしすぎるティエリ、インフルエンサーのチェナなど、何かと面倒臭いキャラクターがたくさん登場します。
仕事よりもプライドやメンツを重要視する自分勝手な人が多すぎ！
その中でもドヨンは意味不明で、ジウンに会うなり勝手に交際宣言してみたり、言い寄って来たかと思えば飯を奢らせ、ウミンにも近付き寄生しだし、それなのに他の女の子にも接近する。
イケメンで仔犬的なキャラクターなのに言動はまるでストーカーですし、気になったことをしつこく質問し続けてくる様がとにかくウザい！
こう見ると主人公のジウンとウミンが一番地味じゃない？？