スティールレイン【韓国映画】キャスト・あらすじ・感想レビュー

 

韓国映画スティールレイン

チョン・ウソン、クァク・ドウォン、ユ・ヨンソク共演による「鋼鉄の雨」シリーズ第2弾!

韓国・北朝鮮・アメリカの首脳たちが核戦争の危機に直面する様を描いた政治サスペンス!!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

スティールレイン【韓国映画】キャスト一覧

原題:鋼鉄の雨2:頂上会談

2020年7月29日韓国にて公開(日本公開日2021年12月3日)

上映時間:132分

監督・脚本:ヤン・ウソク
「弁護人」「鋼鉄の雨」など

【ハン・ギョンジェ役】チョン・ウソン
韓国大統領。

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【パク・チヌ役】クァク・ドウォン
北朝鮮 護衛司令部 総局長。

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【チョ・ソンサ役】ユ・ヨンソク
北朝鮮 委員長。

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【スムート大統領役】アンガス・マクファーデン
アメリカ合衆国大統領。

 

【チャン・ギソク役】シン・ジョングン
北朝鮮ミサイル原潜ペクトゥ(白頭)号副艦長。中佐。

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【パク・チョルウ役】リュ・スヨン
ペクトゥ(白頭)号艦長。パク・チヌの弟。

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観客動員数約1,100万人突破の大ヒット映画「弁護人」のヤン・ウソク監督による「鋼鉄の雨」シリーズ第2弾。

前作にも出演したチョン・ウソンとクァク・ドウォンを別キャラクターとして起用し、前作とは違ったテイストで再び南北問題を描いています。

 

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スティールレイン【韓国映画】あらすじ

長年緊張状態が続く朝鮮半島の和平を目指し、韓国、アメリカ、北朝鮮の首脳会議が開催された。

しかし、核兵器の放棄を望むアメリカと国交正常化を願う北朝鮮の意見は合わず、その上、北朝鮮の高官によるクーデターまで発生してしまう。

そして、韓米朝の3人の首脳は核兵器を搭載した北朝鮮の原子力潜水艦に拉致されてしまう。そ

れにより韓国やアメリカはもちろん、中国や日本をも巻き込んだ危機的状況に陥ってしまい・・・。

 

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スティールレイン【韓国映画】みどころ

本作は朝鮮半島の平和協定締結にまつまる陰謀を描いた政治エンターテインメント作品です。

韓国、アメリカ、北朝鮮の首脳会議の場で軍事クーデターが発生し、3か国の首脳たちが拉致されてしまう!

こんな現実ではあり得ない状況の中で、南北問題をはじめ、北朝鮮と中国、アメリカと中国の間で板挟みになる韓国の関係が描かれ、さらにアメリカ、韓国と同盟関係にある日本がこの事態にどう対応するのかも描かれます。

3か国の首脳たちが主人公で、その3人が拉致され同室に監禁されてしまうというユニークな状況はスリリングさとコミカルさを含んでいますし、核を巡って意見が対立するアメリカと北朝鮮のトップが危機的状況において協力することになったり、二人の間を韓国大統領が取り持ったりと、サスペンスでありながらも笑える要素も多分に含まれています。

そんな政治ドラマだけでなく、潜水艦を舞台としたアクションや潜水艦同士による水中戦、さらに各国の思惑などもリアルに描かれるなど、非常にドラマチックなエンターテインメント作品に仕上がっています!

 

 

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スティールレイン【韓国映画】感想・評価

原題が「鋼鉄の雨2~」となっていましたし、主演も同じで出演者も被っていたので完全に続編だと思っていたのですが、バリバリのアクションエンタメから政治ドラマに様変わりしていました!

世界観が引き継がれているのは間違いないのですが、前作のようなアクションシーンは少なく、テーマは近くても映画のジャンル自体が変わっているように思いました。

特に前半は政治ドラマ色が強く、前作のような内容を期待していた者からすれば正直期待外れに感じたんです。

ところが、アクションとして認識しなくなってからは面白く見れるようになり、現在の社会情勢を上手くエンタメとして描いていたのは流石でした。中盤からの潜水艦内部が中心という代わり映えのしない絵面でも飽きさせなかったのは見事としか言いようがありません!

英語を話せない韓国大統領と、韓国語を理解できないアメリカ大統領の通訳を北の将軍様が担っているのは笑えましたし、真面目な韓国大統領と意外にインテリな北の将軍様、そして典型的なアメリカ人キャラのアメリカ大統領というトリオのやり取りも面白いなど、そういう側面から見ると楽しめた作品でした。あまりにもアメリカ大統領がおバカに描かれていたのはどうかと思いましたが・・・。

キャラクターとしてリアルかと言われれば、韓国大統領はいい人過ぎでしたし、北の将軍様もとても独裁者には見えず(キャストのせいもありますが)、総じて韓国と北朝鮮をひいきし過ぎに感じました。それに比べてアメリカ大統領は威厳もへったくれも無かったですしね。

第一、アメリカ大統領が参加した会議であっさりとクーデターが成功するなんて考えられませんし、その会議と台風が重なったのもタイミングが良すぎます。

とはいえ、フィクションだと考えればこの三者三様のキャラクターや状況は面白く、現実でもこのくらい分かりやすければいいのにと思ったほどでした。

ですが、日本の描かれ方についてはあまり気持ちのいいものではありませんでした。

前作でも日本人からすると不愉快に感じるところはあったのですが、本作ではそれがより強く描かれていたんです!

日本の竹島が韓国の言うところの独島として何度も名称が挙げられたり、同様に日本海を東海と呼ぶなど、映画の中に政治的主張が見えるのはプロパガンダのようにも思えました。その辺の事情に詳しい人ほど韓国の主張の強さに辟易としてしまうかもしれませんね。

結末が夢物語のようだったのは理想を描いているものだとしても、あまりにも日本を悪として描くのは見ていて気分が良いものじゃないですよね!!

その点を考慮した上で見てください。

まとめ:韓国、北朝鮮、アメリカ、中国、日本の関係性を政治色強く描いた映画。

最初は前作との違いに戸惑ったのですが、見進めていくと難しい問題をちゃんとエンタメの中に落とし込んでいましたし、終盤は潜水艦映画としても楽しむことができました!

ただ、毎度のごとく日本の描かれ方には問題があるので、そこはマイナス要因となりました。

最後に

本作は韓国映画としては珍しくおかしな日本語が出てこない作品でした。

まあ、白竜が演じていたりするので当然と言えば当然なんですが。

※ネタバレあり!

それにしても、本作において日本は悪役でしかなかったですね。

ただ、目立った日本人は悪のフィクサー的な役で登場した白竜くらいしかいなかったので、日本人全体が悪のようには描かれていませんでしたが。

こういった片寄った描き方さえなければもっと認知される作品になったでしょうに・・・残念ですね。。。

 

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