「スパイ~愛を守るもの」はキム・ジェジュン(JYJ)入隊前最後のドラマ主演作!秘密を抱えた二人の切ない恋愛を描いたスパイドラマ。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
スパイ【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
原題:SPY
全16話
平均視聴率:5.0%
放送年度2015年1月から韓国で放送
演出:パク・ヒョンソク
脚本:ハン・サンウン
【キム・ソヌ役】キム・ジェジュン(JYJ )
【パク・へリム役】ペ・ジョンオク
【ファン・ギチョル役】ユ・オソン
【イ・ユンジン役】コ・ソンヒ
【キム・ウソク役】チョン・ウォンジュン
【ソン・ジュンヒョク役】キム・ミンジェ
【キム・ヒョンテ役】チョ・ダラン
【ノ・ウナ役】リュ・ヘヨン
【キム・ヨンソ役】イ・ハウン
【チョン・ギュヨン役】イ・デヨン
【ジョンハン役】チョ・チャングン
【チョ・スヨン役】チェ・スビン
【ジョンホ役】ウヒョク
【ホンラン役】チェ・ユラ
【テシク役】チョン・ジン
2012年イスラエルで放送された「MICE(マイス)」というドラマをリメイクした作品で、本国では平均視聴率26%を記録した大ヒット作です。
スパイ【韓国ドラマ】あらすじ
キム・ソヌ(ジェジュン)は家族にも恵まれ、平凡な公務員として幸せな生活を送っていますが、それは表向きの顔であり、実は家族にも内緒で国家情報院のエリート諜報員という別の顔を持っていました。
ある日、中国での作戦に失敗したソヌは、対北情報分析班へと異動になります。
そんな中で、恋人のユンジン(コソンヒ)を家に招いたソヌでしたが、何故かソヌの母であるへリム(ペジョンオク)が彼女のことが気になるようで・・・。
実はへリムは元北朝鮮の工作員で、彼女の前に死んだと思っていたかつての上官ギチョル(ユオソン)が現れます。
そしてギチョルは息子ソヌを引き渡すように要求してくるのです。
そんなことは露知らず、ソヌは北朝鮮スパイ組織の不穏な動きに関わっていくようになり、ユンジンも彼の身を案じるようになるのですが、そんなユンジンにも彼に隠していた秘密があったのです。
スパイ【韓国ドラマ】みどころ
これまでの韓国のスパイドラマというと、どうしてもマンガチックになったりコミカルになりすぎたイメージがあったのですが、本作はモサドで有名なイスラエルの大ヒットドラマをリメイクした作品だけあって、リアリティがありクオリティの高い作品となっています。
内容は元スパイの母と現役スパイの息子との話を中心とした家族ドラマであり、南北の諜報活動を描いたスパイサスペンスドラマでもあるというもので、家族や恋人同士での騙し合いが描かれています。
そんなこれまでとは違うスパイドラマの中で、ジェジュンは天才的な頭脳を持つ韓国の情報分析官を演じ、母親役のペ・ジョンオクは親子の情とかつての上官からの命令との間で揺れる元北の工作員役を演じています。
お互いにスパイであることは知らないというのも面白いところですが、そんな二人に近付いてくる北の工作員や、謎多きヒロインなど、一見すると幸せそうに見えた家族の元に不穏な空気が漂ってきます。
ソヌとユンジンの切ないロマンスの行方はどうなるのか、そして家族の絆はバラバラになってしまうのかに注目ですが、もちろんスパイドラマならではのスリリングなアクションシーンも必見となります!
スパイドラマでありながらその家族や日常生活が描かれるなど、これまでのサスペンスフルでスリリングな作品とは違う登場人物たちの秘密だらけの心理戦など、とても斬新な内容となっています。
スパイ【韓国ドラマ】感想と評価・評判
このドラマは韓国での視聴率は悪かったようなのですが、元が世界中で評価されたドラマであるため他の国での評判は良かったようです。
いい意味で韓国らしさを入れなかったのが正解だと思うのですが、恋愛ドラマがメインでなかったりするのは韓国では好まれなかったのか、視聴率の面から見ると成功しなかったのかもしれません。
ですが、ジェジュン演じるソヌは優秀なスパイ、家族に見せるいい息子、そして恋人に向ける真っ直ぐな愛と3つの顔を見せたりと、非常に魅力的なキャラクターだったと思いますし、ぺ・ジョンオクやユ・オソンも素晴らしかったですね!
スパイドラマというと、国家のため、敵を倒すために戦うクールでスリリングなサスペンス・アクション!というイメージがありますが、そんなスパイたちにも普通の生活があり家族もいるんだというのを描いているのが本作の特徴で、よくあるアクション・エンターテイメント作品とは一線を画すものになっています。
もちろん韓国のスパイものではお馴染みの北との問題が軸に描かれているんですが、スパイという職業の辛さや非常さも描かれていて、実に良くできたドラマだと思いました。
これはイスラエルのオリジナルが良かったからなのかもしれませんが、変に韓国ドラマらしさを入れすぎなかったのが正解だったということでしょうね!
最後に
ベタなタイトルを見ても、キム・ジェジュン主演ということからも正直期待してなかった作品だったのですが、ただカッコいいだけでなく演技面から見てもとてもいい作品で驚きました!
まずストーリーが面白く、それはイスラエルの人気ドラマのリメイクということだからかもしれませんね。
ただ舞台は韓国と北朝鮮、中国の一部になっているので、お馴染みの南北問題が軸としてあるのですが、作品の雰囲気やテーマを変にアレンジしていないのが作品として出来が良かった要因だと思います。
視聴率を見ると韓国でウケたとは言えないでしょうが、私が見た限りは面白い作品だったと思います!