キム・オクビン、ユ・テオ、キム・ジフン、コ・ウォニ共演によるラブコメディ!
男性をライバル視する武闘派女性弁護士と、女性に不信感を抱くトップスターのロマンスを描く。
キャスト、あらすじ、感想、評価などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
その恋、断固お断りしますキャスト
Netflix全10話
放送期間:2023年2月10日にNetflixで公開
演出:キム・ジョングォン
「あなたが憎い!ジュリエット」「嘘の嘘」など
脚本:チェ・スヨン
「一抹の純情」「私のIDはカンナム美人」など
【ヨ・ミラン役】キム・オクビン
芸能人が顧客の法律事務所の弁護士。
【ナム・ガンホ役】ユ・テオ
韓国トップ俳優。
【ド・ウォンジュン役】キム・ジフン
ガンホが所属する事務所の代表。
【シン・ナウン役】コ・ウォニ
CA。ミランの親友でルームメイト。
【オ・セナ役】イ・ジュビン
‘国民の初恋’ と呼ばれ愛されている女優。
【チェ・スジン役】キム・ソンリョン
韓国で一番売れているスター女優。
NetflixTOP10(日本)でランキング1位を記録した大ヒットラブコメディ!
OSTには、(G)I-DLE ミヨン&ウギ による「Sweet Dream」、NCT テイル による「Lovey Dovey」などがあります。
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その恋、断固お断りしますあらすじ
弁護士のヨ・ミラン(キムオクビン)は、悪人を見つけてはボコボコにし、データを取るため多くの男性と付き合い、彼氏に浮気されても後腐れなく別れるという破天荒な人物。
そんなある日、所属する事務所の相棒が彼女がいるのに親友のナウン(コウォニ)を口説いていることを知り、事務所を抜けて職探しをすることになる。
その後、元カレが働く芸能人専門の法律事務所で働くこととなり、ミランはスター女優チェ・スジン(キムソンリョン)を担当することに。
しかし、ひょんなことから事務所のクライアントであるトップ俳優のナム・ガンホ(ユテオ)と一悶着起こしてしまったミランは、ガンホの悪事を暴こうと彼に近づいていく。
しかし、ミランはガンホとスキャンダルを起こしてしまい…。
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その恋、断固お断りしますみどころ
男性をライバル視し、悪者にも容赦がない武闘派女性弁護士と、メロ職人とよばれているのに実は女性不信というスター俳優のロマンスを描いたラブコメディ!
異性に対して不信感がある男女がぶつかり合いながらも距離を縮めていくという展開の作品で、ヒロインらしからぬミランとゲイの噂まであるイケメン俳優がどのようにして惹かれ合っていくのかがみどころの作品です。
ミランのアクションも必見!
ヒロイン・ミランのキャラクターが特徴的で、弁護士なのに拳で悪者をぶちのめすという無鉄砲さや、弁護士としては有能なのに男性に愛想をつかしては職を失うという感情的なところがあるなど、これまでのヒロイン像や弁護士像を塗り替えるキャラクターになっています。
一方、スター俳優のガンホも、キスシーンが毎回話題となるメロ職人でありながら、実は女性に嫌悪している裏表があるキャラクターで、共演した女優たちへの辛辣な苦言がいつも問題となっています。
そんな二人がひょんなことから関わることになり、ついにはスキャンダルされ偽装恋愛するハメに!
ゲイの噂を払拭するための恋愛は果たして上手くいくのか?そして、恋人同士としてすごしていくうちに二人の仲は本物となるのか!?
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その恋、断固お断りします感想・評価
個人的にはこういうヒロインは好き!
でもラストがなぁ…。
多くの男性と付き合うことでデータを収集し、スポーツや武道が得意な女性弁護士と、女性不信で女優泣かせの“メロ職人”と呼ばれるスター俳優というカップリングもよく、それぞれに異性に対して幻滅しているところからどのようにして親密になっていくのかもみどころでしたね。
男性や権力者に抑圧されながらも健気に頑張るというステレオタイプなヒロインよりも、男性に対抗意識を燃やし恋愛に執着せず、男の暴力や権力にも負けないミランの方が現代的ですし、上から目線で応援するのではなく見ていて気持ちがいいと思うのは私が草食系だからでしょうか?
勘違いから始まるロマンスというのはお決まりではありますが、それがロリコンだと思いこんでたり、喧嘩の練習相手になって弁護士が俳優をボコボコにするという展開はこれまでにないもので、法律よりも拳で解決するほうが好きだという弁護士もキャラクターとしては最高だと思いました!
それにスター女優と担当弁護士が姉妹のように仲良くなったり、登場する他の女優二人が姉妹のようにウザいキャラというのも面白く、女の嫉妬やヤバいファン、SNSでの噂などといったお決まりの要素はあっても悪人はいない!というのはとても見やすい要因でした。
芸能界を舞台とする作品は業界の闇やドロドロとした人間関係を見せられて嫌な気分になることも多いですが、本作にはそんなところが無かったのも好みでした。
そしてコ・ウォニさん演じるナウンは最初こそあまり目立っていなかったものの、ウォンジュンと出会ってからは妄想と実際の言動が噛み合わないところが笑えました。
特にウォンジュンに対してのイメージがコロコロと変わり、一方的に怒ったりすぐに幻滅したりを繰り返す展開は爆笑でした。
お互いに誤解したり、契約恋愛になったりというパターンもありますが、それが過剰に作用はしないので違和感なく見れるのも良かったです。
あと、ミランの変化もみどころで、最初は恋愛に対して冷めていて男性に期待も失望もしないタイプだったのが、真の恋愛をしてからはこれまでは見れなかった愛嬌や甘えっぷりが見えてくるなどキャラクターの変わりようがたまりません!
この変化はガンホも同様で、女性に対して不信感がミランと出会ったことで薄まっていき、女性を寄せ付けないどころかミラン中心の生活になっていきます。やっと人間味が出た感じ?
ただ、キャラクターとしては面白いものの、弁護士なのに暴力で解決したり、先入観で相手を決めつけてストーカー行為までするのはどうかしてますし、クライアントありきの弁護士なのに自身の正義感や男性への不信感を優先させるのもおかしいですよね?
そこをコメディとして捉えられるか、弁護士失格と見るかで面白いと感じるかどうかも変わってくると思います。
とはいえ、最初は違和感を覚えても、見ていくうちに慣れて笑ってしまうと思いますが!
特にラブコメのヒロインが悪人を次々にぶっ飛ばしたり、弁護士の仕事よりも代打ですることになったスタントマンの方を楽しんでるのも面白く、その活躍ぶりも痛快でしたね!!
全10話の中でシンプルにロマンスだけを描いていたのが潔く、ヒロインのみならずその他のキャラクターも魅力的。
しかし、ラストでの国民総叩き&アッサリと手のひら返しする展開はかなり胸糞悪いものでしたね…。
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その恋、断固お断りします最終回感想
正直言うとヒロインのビジュアルはあまり好みではなかったのですがキャラクター的には最高でした!
話数が全10話なのもプラスに作用していて、くっついたり別れたりといったもどかしい展開や、サスペンス的な要素も入らずラブコメだけに集中出来るというのは意外と需要があると思います。
ーーー*ネタバレあり!ーーー
ただ、ラストがミランの恋愛遍歴が世間にバレて叩かれるというのは予想していたこととはいえありきたりで、不倫でも犯罪でもなく恋人の過去の恋愛問題で俳優のイメージが悪くなったり、映画の公開が延期未定となるというのは毎度のこととはいえ納得がいきません。
これが俳優同士なら仕方ないのかもしれませんが、男のほうが遊び人だったとしたなら同じように批判されたのか??
ここにきてあからさまな男尊女卑はムカつきます!!
一般人の恋人の事でガタガタ言うなんてなんて息苦しい世の中なのか…。
それまでとにかくコミカルでハッピーなドラマだったのに、最後でこんな胸糞展開があろうとは残念でなりません。
結局、最後には上手くまとまるとはいえ、何かモヤモヤしてしまいますよね。