
ムン・チェウォン×ユ・ヨンソク主演!
列車で隣り合わせた男女の24時間のラブストーリー。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
目次
その日の雰囲気【韓国映画】キャスト一覧
英題:Mood of the Day
2016年1月14日韓国で公開(日本では2016年7月23日公開)
上映時間:103分
観客動員数:約65万人
監督:チョ・ギュジャン
脚本:ミン・ソヨン/チョ・ギュジャン
【スジョン役】ムン・チェウォン
【ジェヒョン役】ユ・ヨンソク
【カン先輩役】チョ・ジェユン
【カン・ジンチョル役】パク・ミヌ
【ホン代理役】キム・スルギ
本作の主演ムン・チェウォンさんは、『華麗なる遺産』『王女の男』『優しい男』『グッド・ドクター』など数々の大ヒットドラマに出演するほか、映画『神弓 KAMIYUMI 』やドラマ『クリミナル・マインド:KOREA 』などのアクション作品にも出演する人気女優です。
本作の前年には、映画『今日の恋愛』で本作のヒロインとは正反対の天真爛漫なキャラクターを演じて好評を博しました。
共演のユ・ヨンソクさんは、ドラマ『応答せよ1944』のチルボン役で人気となり、その後も映画『尚衣院 -サンイウォン-』『ビューティー・インサイド』、ドラマ『幸せのレシピ~愛言葉はメンドロントット』などで様々な役柄を演じてきました。
また、映画やドラマ以外にもミュージカルへ出演したり、大学院で修士課程を修了し本を出したりと多岐にわたって活躍しています。
基本この二人のやりとりによって進んでいくストーリーなんですが、脇役にも個性的なキャスティングがされています。
二人が釜山まで会いに行くバスケットボール選手役には、本作がスクリーンデビュー作となるパク・ミヌさんが起用され、二人の同僚役には個性的な役柄の脇役から、近年はメインキャストの一人も演じるチョ・ジェユンさん、そしてコミカルな役柄から恋愛ドラマのヒロイン、さらに大ヒット映画にも出演するキム・スルギさんが本作でも強いインパクトを与えてくれています。
OST情報
本作のOSTには、「レイチェル・ヤマガタ/Dealbreaker」や「エド・シーラン/Photograph」などが使われ、二人の心情やロマンチックな雰囲気をうまく表現しています。
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その日の雰囲気【韓国映画】 あらすじ
スジョン(ムンチェウォン)とジェヒョン(ユヨンソク)は、バスケットボール選手のカン・ジンチョル(パクミヌ)に会うために乗り込んだ釜山行きのKTXで偶然隣り合わせました。
仕事も出来るプレイボーイなジェヒョンは、容姿端麗なスジョンをいきなりナンパし、こともあろうにワンナイト・ラブに誘います。
10年間交際している彼氏がいるスジョンは見た目によらずお堅いタイプで、ジェヒョンの甘い言葉にも決して揺らぐことはありません。
しかし、道中を共にすることになった二人は次第に打ち解けていき・・・。

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その日の雰囲気【韓国映画】 みどころ
本作は、〈無敵のこじらせ女子〉VS〈完璧なプレイボーイ〉というキャッチフレーズのとおり、お堅い鉄壁女とチャラ男の恋の駆け引きを描いたラブコメディとなっています。
基本の流れは、偶然列車内で出会った男女が行動を共にしていくうちに次第に惹かれていくというもので、人探しに釜山へ列車で向かうもののアクシデントから車に同乗することになったり、食事を共にしたり、景色の美しい場所を巡ったりと、ちょっとしたロードムービーのような雰囲気もあるんです。
当初は、チャラいナンパ男のジェヒョンを毛嫌いするスジョンでしたが、親切さやさりげない優しさに触れるうちに次第に打ち解けていくようになる過程を丁寧に描いています。
二人が行動を共にするのは僅か1日程度なのですが、この短い期間のうちに芽生えた感情が本物なのかどうか、というのが本作のみどころとなります。
二人の関係はあの日限りのものとなってしまうのか、それとも特別なこれからが待っているのでしょうか?!
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その日の雰囲気【韓国映画】 感想と評価・評判
韓国ドラマなどを見ると、お金持ちでイケメンであっても意外と恋には奥手だったり、グイグイ行っても一線は越えなかったりするのですが、本作の主人公は自分の魅力をちゃんと有効利用し、一夜限りの関係や自由恋愛を楽しむキャラクターです。
韓国の恋愛ものは、どうも初恋至上主義だったり、おいそれと身体の関係を持たない登場人物が多く、リアルな恋愛ドラマというのは少ないと思っていました。
しかし本作ではそんなことはなく、プレイボーイな主人公とお堅いヒロインの一夜の関係から始まる恋愛を描いているんです。
この一夜の関係から始まるパターンというのはラブコメ作品の定番ではあるのですが、本作は二時間もない映画なのでドラマとは違いその後の展開を描くのがメインではありません。
つまり、出会ってから別れるまでの1日を丁寧に描き、その後の再会や明るい未来を予見させて締め括られるわけです。
結末には、実は列車内で会う前に二人が関わっていたことなどが描かれ、運命的なものを感じさせる展開になっています。
これもベタなものなんですが、ラブコメ作品であればこういうベタなものは「待ってました!そうこなくちゃ!!」と思わせるもので、シンプルなストーリーでありながらも実に印象的な作品になっていると思います。
パッピーエンドとなる恋愛映画が好きな人には是非見て頂きたいですね!
最後に
韓国で大ヒットする映画というのは、サスペンスやアクション、時代劇にヒューマンドラマなどが多く、コメディや恋愛ドラマというジャンルはあまりヒットしないようです。
日本では大ヒットしたイメージのある恋愛映画も韓国ではそうでもなかったりします。
韓国ではラブコメドラマは人気のジャンルなんですが、映画となると社会的メッセージ性のあるものや史実を基にした作品などがヒットする傾向があり、恋愛映画となるとヒットしても他の大ヒット作の半分にも満たないようなんです。
とはいえ、それらの恋愛映画が面白くないということはなく、本作もヒットはしませんでしたが十分面白い作品だと思います!