2016年の韓国ドラマ賞9冠となり、ケーブルテレビにして最高視聴率12.8%を記録するなど大ヒットしました。
2018年には日本でもリメイクされ話題となったヒューマンサスペンスドラマです。
キャスト、OST情報、あらすじとみどころ、感想・評価・評判、・続編の有無について紹介します。
(トップ画像公式ページより)
シグナル(韓国ドラマ)キャスト・視聴率
全16話
平均視聴率8.8%
最高視聴率12.8%
放送年度(2016年1月から韓国で放送)
演出:キム・ウォンソク
脚本:キム・ウニ
【パク・ヘヨン役】イ・ジェフン
【チャ・スヒョン役】キム・ヘス
【イ・ジェハン役】チョ・ジヌン
【キム・ボムジュ役】チャン・ヒョンソン
【アン・チス役】チョン・ヘギュン
【キム・ケチョル役】キム・ウォネ
【チョン・ホンギ役】イ・ユジュン
【パク・ソヌ役】カン・チャニ(SF9)
【スヒョンの妹役】イム・ファヨン
【元看護師役」オ・ヨナ
本作は2018年に坂口健太郎主演により日本でリメイクされ、再び注目を浴びた作品です。
本作は第52回百花芸術大賞をはじめ、数々の賞レースで脚本賞や演技賞を獲得し、キム・ヘス、チョ・ジヌン演技大賞や最優秀演技賞を受賞しています。
シグナル(韓国ドラマ)あらすじ
物語は、交番勤務のパク・ヘヨン警部補がある日壊れた無線機を見つけたことから始まります。
突然、壊れているはずの無線機から声が聞こえてきて、その声の主は刑事のイ・ジェハンと名乗ったのです。
突然のことに不審に思っていましたが、話す内容を聞くとそれは15年前の未解決事件のことでした。
それはヘヨンの同級生が犠牲となった誘拐事件であり、ジェハンから重要な手がかりを聞いたヘヨンは半信半疑ながらも言われた場所へ向かうのでした。そして、そこで見つけたものとは・・・!?
その後は、ヘヨンと交信するジェハンは過去の人間だと知ることとなり、ここに現在と過去に生きる刑事のコンビが生まれたのでした。
シグナル(韓国ドラマ)みどころ
刑事ドラマ、推理ドラマとして見るより<人間ドラマ>として見るべき作品だと思います。
様々な過去の事件と現在の事件に繋がりがあり、それを過去に生きるジェハンと現在に生きるヘヨンがコンビを組む形で解決しようとします。
そして、ヘヨンはプロファイラーとして「長期未解決事件専門チーム」の一員となり、刑事チャ・スヒョンと共に多くの未解決事件に挑むことになるのですが、無線機で過去と繋がることは誰にも言えない秘密であり、ヘヨンが突如もたらす情報にスヒョンは疑いの目を向けることに。スヒョンの方も独自で何かを探っているようで、単純なバディものとは異質の刑事ドラマだと言えます。
プロファイラーなのに冷静さが足りないヘヨンや、熱血漢であることだけが取り柄のジェハン、怪しい動きをするヘヨンを見張るスヒョン、そもそも警察内部からも疎まれたチームメンバーなど、これまでの刑事ドラマなどとはかなり違う設定が面白く、無駄なラブラインや人情ドラマがないのも新鮮ですし、非常に練られた複雑なストーリーは一度見だすと止められないものです。
現在と過去を繋ぐ無線機により迷宮入り事件を解決していくドラマだよ。
ネタバレになると面白くないので、見どころなども多くは話せませんが、登場人物の多くに謎や秘密があり、それを過去と現在とで紐解いていくドラマであり、その複雑な関係から織りなす人間ドラマをじっくり楽しむ作品です。そして、刑事として人間としての成長も見どころです。
韓国ドラマ特有の色んな要素を詰め込んだものではなく、サスペンスとヒューマンドラマの2本軸で進む物語に、「過去と現在が無線機で繋がる」というファンタジーでコーティングされた作品でもあります。
色々と物議を醸したドラマですが、2度見するとまた違った印象を持てるドラマで、特に1話目は誰もが引き付けられる傑作話だと思います。
シグナル【韓国ドラマ】続編はあるの?
2019年1月シグナルの脚本家キムウニ氏は
「あまり言えないけど、今年中にシグナル2が放送されたらいいなと思う」
と語り話題となりました。
「国内の放送でカムバックするとしたら、シグナル2がいい。すべてのニーズが合わなければならないし、俳優たちのスケジュールも考慮しないといけないから、難しいけどシグナル2について望みがあるのは事実」
と語り、ファンたちを沸かせています。
具体的に何か発表されているわけではないので、2019年3月時点でわかっているのはここまでです。
シグナル(韓国ドラマ)感想と評価・評判
最後に
複雑に絡み合った過去と現在の話だけに詳しい話はほとんど出来ませんでしたが、見事な話の流れだと言いたいです。
刑事としての能力のなさや、ファンタジー要素もあるためのツッコミどころも多々あるのですが、事件を解決するキャラクターとしてではなく人間として惹かれるものがある登場人物ばかりでした。
普通の刑事ドラマにありがちな、優秀な人間が一人現われて次々と難事件を解決するという方がよほどファンタジーに思える、そんな現実味のある刑事たちが登場する作品だと思います。