殺人者の記憶法【韓国映画】キャスト・ラスト感想と解説!新しいのは続編?

 

殺人者の記憶法韓国映画

ソル・ギョング VS キム・ナムギル!

アルツハイマーの元連続殺人犯と現役連続殺人犯の対決を描いたサイコスリラー!!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

殺人者の記憶法【韓国映画】キャスト一覧

2017年9月6日韓国で公開(日本では2018年1月27日公開)

上映時間:118分

観客動員数:約265万人

監督:ウォン・シニョン
「セブンデイズ」
「サスペクト 哀しき容疑者」など

脚本:ファン・ジョユン
「王になった男」
「マイ・リトル・ヒーロー」など

【キム・ビョンス役】ソル・ギョング
獣医。アルツハイマーの元連続殺人犯。

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【ミン・テジュ役】キム・ナムギル
謎の男。ビョンスの娘ウンヒの彼氏。

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【キム・ウンヒ役】キム・ソリョン(AOA)
ビョンスのひとり娘。

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【アン・ビョンマン役】オ・ダルス
警察署長。

本作はキム・ヨンハによるベストセラー同名小説を映画化したものです。

監督はこれまでにホラー、サスペンス、アクション映画とジャンルの違う作品を手掛けてきたウォン・シニョンさん。

本作ではそれらの作品のエッセンスが上手く融合した内容となっています。

撮影は「10人の泥棒たち」「ベルリンファイル」「国際市場で逢いましょう」など、数々のヒット作や名作を手掛けてきたチェ・ヨンファンさん。

ソルギョングさんとキムナムギルさん二人の共演は9年ぶりとなります。

本作の役作りとして、ソル・ギョングさんは特殊メイクなしで初老の主人公になりきり、体重も10キロ以上減量したそうです。

反対にキム・ナムギルさんは、14キロの増量をし怖さに磨きをかけました。

他には、主人公の娘役としてアイドルグループAOAのメンバーであり、女優としても映画にドラマにと活躍中のキム・ソリョンさん、そして大ヒット映画にこの人あり!と言われる名バイプレイヤー、オ・ダルスさんが脇を固めています。

 

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殺人者の記憶法【韓国映画】あらすじ

かつては連続殺人犯であった獣医のビョンス(ソルギョング)は、アルツハイマーを患ったことで記憶があいまいとなり、ボイスレコーダーに日々の出来事を録音することを習慣付けて暮らしていました。

ある日ビョンスは、わき見運転をして接触事故を起こしてしまいます。

その時、相手の車を運転していたのが異様な雰囲気を纏った男テジュ(キムナムギル)でした。

男の目つきから殺人犯であることを感じ取ったビョンスは、その後警察に通報するもまともに取り合ってもらえません。

そんなビョンスの前に、娘のウンヒ(キムソリョン)が恋人として連れてきたのが例の男テジュでした。

ビョンスは何とかしてテジュを捕まえようとするのですが、アルツハイマーの影響もあって事はうまく進まず・・・。

きむとま
主人公がアルツハイマーなため記憶があいまいで、謎が複雑に絡み合った展開の作品となっています![/voice]

 

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殺人者の記憶法【韓国映画】みどころ

まず殺人犯VS殺人犯という構図に驚かされます!

元警官であったり、裏家業の人間が殺人事件に巻き込まれて事件解決に挑むという作品はありますが、元殺人犯が現役殺人犯を捕まえようとするという設定は面白いですね。

しかも、元殺人犯は今はアルツハイマーのため記憶が定かではなく、いろんな事がおぼろげでボイスレコーダーに吹き込んだ音声を聞かなければ生活できないというありさまなんです。

そのため、彼の行動や思い込みが正しいとは言い切れず、全てを疑いながらストーリーを追うことになります。

そんな元殺人犯の主人公の前に現役の殺人犯が現れ、さらに連続殺人事件も起こりはじめるのですが、そのことでビョンスにかつての殺人犯としての一面が姿を出しはじめ、二人は相対することとなります。

本作はその設定自体も特殊ですが、殺人犯を演じたソル・ギョングさんとキム・ナムギルさんの役作りも見事で、そして展開の速さと度重なるどんでん返しも本作のみどころとなります。

果たしてテジュは本当に殺人犯なのか?

それとも知らない内にビョンスが殺人を犯してしまっていたのか!?

 

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殺人者の記憶法【韓国映画】感想・評価

韓国で「記憶」にまつわる設定を盛り込んだ作品の多くはラブストーリーでしたが、本作はアルツハイマーのため記憶があいまいになった元連続殺人犯という特殊な設定でした。

記憶障害を持つ主人公という設定は名作サスペンス映画「メメント」も同様でしたが、あちらが記憶を忘れないために自らの体にタトゥーを入れていたのに対して、本作ではボイスレコーダーがその役割を担っていました。

元殺人犯が主人公で現役殺人犯と戦うというのはとても面白いのですが、いかんせん都合よく記憶障害を利用しすぎに感じることもあり、主人公も連続殺人を犯しても捕まっていないというのにも無理があり、そういった粗が気になり出すと物語に入り込めず冷めてしまうという欠点もありました。

とはいえ、ありきたりな殺人犯を探す推理ドラマや権力との対決を描いたサスペンスよりは見応え抜群で、この物語自体が主人公の妄想なのか真実なのか分からず、全てを疑いあらゆる謎について考えながら見るというのは映画としてとても楽しかったです。

ツッコミどころはありますが、ミステリー好きなら是非見てほしい作品ですし、ソル・ギョング好きなら必見だと思います!

ラストについては賛否両論あるようで、それゆえに別のエンディングを用意した「殺人者の記憶法:新しい記憶法」という別バージョンもあるわけです。

本作のラストの展開はどんでん返しものにはよくあるものですが、ラストのシーンが冒頭に繋がってもモヤモヤは晴れず、全ては妄想なのかそうでないのかという謎は明らかにされない終わり方でした。

このパターンの終わり方は、全ては観客の判断に委ねるといったものなんでしょうが、個人的には不満の残るものでしたね。

同様な感想を持った方は、「~新しい記憶法」を見ることをおすすめします!

まとめ:謎と不安が入り交じった秀作ミステリー!

設定の面白さとソル・ギョングの怪演っぷりは一見の価値あり!!

 

最後に

上記したように本作には「~新しい記憶法」という別バージョンがあります。

これはいわゆるシーンを追加した特別版のようなもので(上映時間128分と本作にプラス10分されています。)、2018/2/10に劇場公開もされているんです。

洋画の名作のディレクターズカット版がのちに公開されることは稀にありますが、普通は別バージョンがあっても販売DVDに収録される位のもので、劇場で公開されるというのは珍しいことですね。

その内容はというと、単純に本作に新たなカットを10分追加しただけではなく、構成自体も変わって回想形式になっていたり、さらにエンディングも別物になっています。

つまりはまったくの別作品という印象でした!

もちろん主軸は本作を踏襲していますが、本作からカットされた場面もあるため、本作を見た上で「~新しい記憶法」を見ることをおすすめします。

ラストの展開に関しては本作でも満足という方もいるかもしれませんが、作品として衝撃的なのもサイコスリラーとしての面白さが詰まっているのも「~新しい記憶法」の方だと思います。

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