殺人の追憶【韓国実話映画】キャスト・ラストの感想・あらすじ!

 

殺人の追憶 韓国映画

カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得したポン・ジュノ監督初期の代表作。

ソン・ガンホ×キム・サンギョン×パク・ヘイル共演による実際に起きた未解決事件をもとにした傑作サスペンス映画!

キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

 

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目次

殺人の追憶【韓国実話映画】キャスト一覧

2003年4月25日韓国で公開
(日本では2004年3月27日公開)

上映時間:130分

観客動員数:約525万人

監督、脚本:ポン・ジュノ
「グエムル 漢江の怪物」
「母なる証明」
「パラサイト 半地下の家族」など

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【パク・トゥマン役】ソン・ガンホ
地元の刑事。刑事の感と暴力で犯人を逮捕する昔気質の人物。

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【ソ・テユン役】キム・サンギョン
ソウル市警から派遣された刑事。科学捜査を重視する知性派。

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【チョ・ヨング役】キム・レハ
暴力刑事。パク刑事の相棒。

 

【ク・ヒボン役】ピョン・ヒボン
前任の課長。

 

【シン・ドンチョル役】ソン・ジェホ
新任の課長。

 

【カク・ソリョン役】チョン・ミソン
パク刑事の恋人。

 

【ペク・グァンホ役】パク・ノシク
焼肉屋の息子。知的障害を持つ。容疑者の一人。

 

【チョ・ビョンスン役】リュ・テホ
中年男。容疑者の一人。

 

【パク・ヒョンギュ役】パク・ヘイル
テリョン村に住む青年。容疑者の一人。

 

本作は、今や世界的な映画監督となったポン・ジュノの出世作と呼ばれる初期の大傑作です。

第40回大鐘賞で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞受賞を受賞した他、その年の国内の賞レースを総なめにし、様々な世界の映画祭でも上映されました。

音楽は、日本の映画やドラマをはじめ、「レッドクリフ」シリーズなどの中国・香港映画や韓国映画なども手掛ける岩代太郎さんが担当しています。

本作は“韓国史上最悪の未解決事件”と言われる”華城(ファソン)連続殺人事件”をモチーフにしたもので、この事件は本作以外にも数多くの作品のモチーフとなっていることでも知られています。

監督のポン・ジュノは、最新作「パラサイト半地下の家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した他、韓国での観客動員数も1,000万人を突破するなど、改めて世界で評価されています。

主演のソン・ガンホさんは、そんなポン・ジュノ作品の常連であり、最新作や「グエムル~」でも主演しています。

本作での役柄は田舎の粗暴な刑事ですが、その演技は高く評価され数多くの映画祭で主演男優賞を受賞しています。

容疑者役として登場するパク・ヘイルさんは、主演ではないものの強烈なインパクトを残し、その後「グエムル~」にも出演する人気俳優となります。

 

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殺人の追憶【韓国実話映画】あらすじ

1986年、ソウル近郊の農村地帯で若い女性の無残な死体が発見された。

地元警察の刑事パク・トゥマン(ソンガンホ)、チョ・ヨング(キムレハ)、課長のク・ヒボン(ピョンヒボン)が捜査にあたるも、その後も同様の事件が起こり田舎町は騒然となってしまいます。

そんな中、ソウルから特別捜査本部の刑事ソ・テユン(キムサンギョン)が派遣されてきます。

ソ刑事はパク刑事、チョ刑事と共に難事件に挑むのですが、彼らの捜査の基本も無視したやり方に難色を示し度々ぶつかることとなります。

捜査を進めるなかで有力な容疑者が何人も現れるも、決定的な証拠は見つけることが出来ず・・・。

きむとま
つい最近(2019年9月19日)、本作のモチーフとなった未解決事件”華城(ファソン)連続殺人事件”の容疑者が明らかになったとして、本作にも注目が集まっています![/voice]

 

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殺人の追憶【韓国実話映画】みどころ

本作は、優秀とされる韓国サスペンス映画の中でも代表的な作品です。

それ以前にも名作と呼ばれる作品はありましたが、本作によって日本での韓国サスペンス映画の知名度が上がることとなりました。

本作が一般的なサスペンス映画と違うのは、もととなっているのが未解決事件ということもあり、はじめから犯人が逮捕されることは無いということです!

なので本作には周到に配置された伏線などがあるのではなく、一向に見えてこない犯人に対しての憤りを刑事たちと共に感じるのが一番のポイントとなります。

舞台が1980年代の田舎ということもあり、捜査方法や登場人物がスタイリッシュということもなく、ひたすら泥臭いのも特徴です。

だからこそ、犯人に対する怒りや憎しみは普通の捜査ものよりも高くなり、登場人物たちに深く感情移入することとなります。

 

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殺人の追憶【韓国実話映画】感想と評価・評判

ポン・ジュノ監督のデビュー作「ほえる犬は噛まない」は評論家からは評価されるも商業的には失敗となりましたが、私は劇場でたまたま見て大のお気に入りでした。

そんな中、本作が高い評価と商業面でも成功となりポン・ジュノの名前を広く知らしめることとなったのは嬉しい限りでした。

傑作と名高い本作が他のサスペンス映画と違うのは、犯人は最後まで捕まらないことを最初から分かっているということです。

それでも本作を楽しく見れる理由は、見ていくうちに主人公たち刑事と徐々にシンクロしていくようになるからです。

特に犯人を捕まえられない苛立ちや、姿の見えない犯人に対する怒りはすさまじく、よくある推理ドラマや犯人捜査ものとは一線を画するものだと思います。

同じ事件をモチーフとした他の作品には、独自のアレンジを加えて犯人が逮捕されたりするものもあるのですが、やはり本作の評価を越えるものはありませんね!

まとめ:韓国サスペンス映画の大傑作にして、ポン・ジュノ監督の代表作の一つ。

ただスタイリッシュなサスペンスとは違いとても人間臭く、その時代へのメッセージ性もあるという名作。

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