殺人鬼から逃げる夜【韓国映画】キャスト・感想・口コミ・レビュー

 

殺人鬼から逃げる夜韓国映画

チン・ギジュ、ウィ・ハジュン主演。

どこまでも追いかけてくる殺人鬼から逃げる耳の聴こえない目撃者の追走劇を描いた逃走サイレントスリラー!

キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。

(トップ画像公式ページより)

 

 

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目次

殺人鬼から逃げる夜【韓国映画】キャスト一覧

原題:ミッドナイト

2021年6月30日韓国にて公開(日本公開日2021年9月24日)

上映時間:103分

監督・脚本:クォン・オスン

【ギョンミ役】チン・ギジュ
お客様相談センター手話担当。

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【ドシク役】ウィ・ハジュン
連続殺人鬼。

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【ジョンタク役】パク・フン
警備会社に勤める元海兵隊員。

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【ソジュン役】キム・ヘユン
ジョンタクの妹。ドシクの被害者。

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【ギョンミの母役】キル・ヘヨン

 

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殺人鬼から逃げる夜【韓国映画】あらすじ

殺人鬼から逃げる夜韓国映画

聴覚障害があるギョンミ(チンギジュ)はお客様相談センターで手話担当として働いていた。

ギョンミには同じ障害を持つ母親がおり、裁縫師として働く母親が大好きなギョンミは、二人で済州島に遊びに行くことを楽しみにしていた。

そんなギョンミにある日災難が訪れる。

仕事帰りに母親と待ち合わせていた際に、若い女性が血を流して倒れているのを発見したのだ。

助けを呼ぼうとするも犯人に捕まってしまったギョンミだが、なんとか逃げ出して非常ベルを鳴らしたことで難を逃れる。

その際、妹を探しているというスーツ姿の男が現れ、通報を受けて現れた警察官に事情を説明し交番へと赴くのだが、実はそのスーツの男こそ犯人であり…。

それ以降、犯人のターゲットにされたギョンミは、執拗に追いかけ回され続けるようになるのだが…。

 

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殺人鬼から逃げる夜【韓国映画】みどころ

耳が聞こえない女性がサイコパスな殺人鬼から追い回される様をスリリングかつスピーディーに描いた逃走スリラー!

ある犯罪現場に出くわした女性が、殺人鬼のターゲットにされてどこまでも追い回される。

本作の内容を説明するとこのようなシンプルなものなんですが、主人公である女性の耳が聞こえないことで暗闇の中で視覚と逃げ足と機転しか頼るものがなくなり、そんなシビアな状況の中でどのようにして殺人鬼から逃げおおせことが出来るのかというのがみどころの作品となります。

登場人物も主人公、犯人、被害者、被害者の兄、主人公の母親と非常に少なく、あとは頼りにならない警察官や冷たい街の人々という限られたもので、追走劇という要素だけで突っ走るシンプル・イズ・ベストな作りになっています。

どこまでも追ってくるサイコパスを相手に無音で戦うしかない女性は、その夜をどう生き延びるのか!?

 

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殺人鬼から逃げる夜【韓国映画】感想・評価

作品として面白いかどうかの前に、聴覚障害者に対する差別的表現が多いのに引っ掛かりましたし、助けを求めても世間が冷たいというのも見ていて嫌な気持ちになりました。

そんな世の中だからこそ主人公はひたすら逃げ惑うことになり、そういう演出をすることでメッセージを伝えようとしてるのかもしれませんが…。

とはいえ追走劇としては名作「チェイサー」並に面白いと思いました!

内容的には女性に危害を加えた犯人の目撃者と、目撃者であることを知る犯人との攻防をスリリングに描くというシンプルなものなんですが、その目撃者や母親が聴覚障害者なので意思の疎通が難しいというのがネックになってくるんです。

被害者からの助けてという声も聞こえない。

怪しい男に襲われても叫ぶことも助けを呼ぶこともできない。

警察に通報しても事情を話せず、緊急だということや隣にいる男が犯人ということも伝えられない。

眼の前で被害者の兄が捕まっても誤解を解けず、意気揚々と犯人が帰っていくのをただ見送るしか出来なかったのはどれほど悔しかったことでしょう!

そういった状況があるからただ犯人を逮捕するだけということが難しくなります。

この状況は、最初のうちはヤキモキされっぱなしなんですが、そのうちその枷を活かすようになったり、不自然な状況でないからこそリアルで恐怖感が増すというもの。

そして、もう一つのポイントとなるのは犯人を追う追跡者がいるということ。

格闘面では犯人を圧倒する被害者の兄がいるので、犯人も主人公を追うだけでなく逃げなければならなくなる。

一度主人公を見捨てて妹を優先する流れになるのも飽きさせない要素で、ここで人間の弱さや犯人の嫌らしさが描かれるんです。

これはなかなか考えさせられるところですよね!

こういった捻りがあるので、捕まえては逃げられというパターンの繰り返しでも飽きずに見れたんだと思います。

 

まとめ:障害者に対して冷たいというのは少し引っ掛かりましたが、犯人と被害者の追走劇というシンプルな設定なのにここまでスリリングにしたのは凄いと思います!

あえて犯人の人物像や他の犯罪について描かず、余計な要素を盛り込まなかったのが正解だった良作です!!

 

 

最後に

饒舌な犯人と、耳が聞こえず上手く喋れない主人公。

作中には犯人の言うことだけ聞いて鵜呑みにする人が多く登場しましたが、本当は面倒だと思わずに両者の意見を聞くべきなんですよね。

もし、主人公が犯人に殺されたりしていたら、まんまと犯人の言葉を信じて主人公を捕まえた兵士たちや、二人を目撃した多くの通行人たちは犯人に手を貸したということになっていたかもしれません。

これは怖い!

本作には、“弱者の声にこそ耳を傾けよう!”というメッセージがあったのかもしれませんね。

 

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