「ペーパー・ハウス・コリア」のチョン・ジョンソ×「私の解放日誌」のソン・ソック主演。
マッチングアプリを切っ掛けとした現代のリアルな恋愛模様を描いたラブコメディ!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
恋愛の抜けたロマンスキャスト一覧
2021年11月24日より韓国にて公開
(日本公開日2022年7月8日)
上映時間:95分
監督・脚本:チョン・ガヨン
脚本:ワン・ヘジ
【ハム・ジャヨン役】チョン・ジョンソ
恋愛に疲れた29歳女性。
【パク・ウリ役】ソン・ソック
仕事も恋愛もうまくいかない33歳男性。
【ソンビン役】コン・ミンジョン
弁護士。ジャヨンの友人女性。
【ユミ役】キム・スルギ
ジャヨンの友人女性。
【ウソン役】ペ・ユラム
ジャヨンの友人男性。
【編集長役】キム・ジェファ
パク・ウリの上司。
主演は映画「バーニング 劇場版」で一躍有名になったチョン・ジョンソと、現在絶賛人気急上昇中のソン・ソックの共演です。
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恋愛の抜けたロマンスあらすじ
仕事も恋愛もうまくいかない29歳のジャヨン(チョンジョンソ)と33歳のウリ(ソンソック)。
彼氏から強烈な別れ文句を言われたジャヨンは恋愛そのものに疲れ、恋愛引退を決意したものの寂しさには勝てずマッチングアプリを利用し始める。
一方、結婚が決まっている先輩に良いように利用されたウリは、前任者が退社したことで大人向けのコラムを引き継ぐことになる。
しかし、コラムのネタに困ったウリは半強制的にマッチングアプリを利用するのだが、そこで恋愛抜きの大人の関係を希望するジャヨンと出会うことになる。
お互いの正体や本音を隠して出会ったジャヨンとウリは、恋愛抜きの交流を始めるのだが、交流を重ねるうちにお互いに惹かれるようになり…。
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恋愛の抜けたロマンスみどころ
マッチングアプリを通して出会った男女の恋愛抜きの関係を描いた新感覚ラブコメディ。
仕事と恋愛が上手くいかない男女の恋愛抜きで始まったロマンスの行方を描くという現代的なテーマの作品。
恋愛はしたくないが一人は寂しい女性ジャヨンと、仕事は思い通りにならず好きな先輩からは利用されるだけの関係という男性ウリ。そんな恋愛に疲れた2人が何となく始めたマッチングアプリを通して出会い、恋愛抜きの肉体だけの関係から本物の関係へと変化していく様をリアルに描いています。
すべてを隠して始まった恋愛抜きの関係だからこそ、相手の本音が知れたり装うことなく話すことができるという今の時代ならではのロマンスです!
高い演技力で知られるチョン・ジョンソとソン・ソックのイメージを一新した挑戦的な役どころにも注目が集まった作品です。
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恋愛の抜けたロマンス感想・評価
恋愛への憧れや理想を追うことに疲れた男女のリアルな出会いを描いた新感覚ラブコメディ。
テレビドラマなどではなかなか見られない現代的な出会い方と恋愛に関する考え方をリアルに描いた作品でしたね。
評判通り主演二人のイメージにはないキャラクターでしたし、特にヒロインは韓国ドラマにありがちなヒロイン像とは違う若者たちの本音を踏襲したかのようなキャラクターでした。
格差恋愛や契約恋愛、年の差カップルといった作り物感が無いのもドラマには無いところかと。先読みできるストーリーなのは勿体なかったですが…。
マッチングアプリを利用すること自体は今や珍しい設定ではないのですが、そこでの運命的なピュアな出会いを描いたり、奇跡的な再会といった王道の恋愛ドラマの路線にマッチングアプリを利用していないのは映画ならではでした。
ドラマだとそういったひねりを入れがちですからね。
大体の韓国ドラマだと、美男美女同士なのに何故かピュアな恋愛しかしてこなかったり、その逆にドロドロな愛憎劇だったりという極端なパターンが多いのですが、恋愛は今はしたくないけど夜の相手は欲しいといったリアルな気持ちが描かれている本作の方が共感を得やすいかもしれません。
ーーー*ネタバレあり!ーーー
ただ、二人の関係をウリがコラムにしているということがジャヨンにバレてからの展開はかなり引っ掛かるところが多く、ウリが正直にジャヨンに気持ちを伝えて誠心誠意謝ることをしなかったり、本番については書かれていないコラムの内容をウリが読んでいないのにイメージだけで怒っているというのも気になったところ。
まぁ、内容はどうあれ二人のこれまでの出来事を多くの人が見ていること知った時点で関係は終わると思いますが…。
それでも実際にコラムを読んでみたら読者が二人の関係を後押ししている理由に気付けたでしょうに…。
それなのに、お互いに惹かれ合っていたから何となく関係が修復する!なんて、そんな甘くはないでしょう。
もしこれがコラムのではなく小説の題材にされていた、という設定だったならジャヨンは怒ったでしょうか??
まとめ:仕事面での現実を知り、恋愛を重ねるうちに恋愛することがつらいと感じる様になった男女の揺れる感情をうまく描いた作品であり、初恋相手とのピュアなラブストーリーや、運命的な出会いを描いた劇的なロマンスを見飽きた人にこそ刺さる作品!
しかし、ラストに来て多くの韓国ドラマと同じような予定調和な展開になってしまったのは残念でした。。。
最後に
「ペーパー・ハウス・コリア」でクールかつクレイジーなヒロインを演じていたチョン・ジョンソと、大ヒット映画「犯罪都市 THE ROUNDUP」で本作とは正反対の狂気じみたキャラクターに扮していたソン・ソックがまさかラブコメディで共演するとは!?
しかし本作は、よくあるようなラブコメディではなく、自身の性欲に正直な女性とそんなところも受け入れる男性というキャラクターだからこそありきたりな作品にはなりませんでした。
まぁ、二人がベタベタなラブコメディに出演するところも見てみたいですが。