イ・ダヒ、チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)主演。
20年来の親友である男女が恋愛リアリティショーを通してラブストーリーを繰り広げるサバイバルロマンス!
キャスト、あらすじ、感想などをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
恋愛なんていらないキャスト一覧
原題:凍え死ぬ恋愛なんか/とてつもない恋愛なんか
U-NEXT全16話
放送期間:2022/10/05~11/24(予定)まで韓国ENAで放送
U-NEXTで当時配信
演出:チェ・ギュシク
「ゴハン行こうよ2,3」
「おひとりさま~一人酒男女~」
「ハッシュ~沈黙注意報~」など
脚本:キム・ソルジ
「No Limit〜地面にヘディング〜」
「ペガサスマーケット」など
【ク・ヨルム役】イ・ダヒ
恋愛リアリティー番組のPD。
【パク・ジェフン役】チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)
整形外科のペイドクター。ヨルムの親友で隣人。
【カン・チェリ役】チョ・スヒャン
ヨルムの大学の同期で放送局同期入社のPD。
【キム・サンウ役】イ・デフィ(AB6IX)
ヨルムの補佐役である新人PD。
【ジョン・チャン役】パク・ヨヌ
スターシェフ。恋愛リアリティショーの出演者。
【ハン・ジヨン役】イ・ジュヨン
西洋学科教授。恋愛リアリティショーの出演者。
【キム・イヌ役】ソン・ジョンホ
ヨルムの元恋人。
イ・ダヒさんとSUPER JUNIORのチェ・シウォンさん主演でおくる恋愛リアリティショーを舞台としたラブロマンスドラマ。
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恋愛なんていらないあらすじ
バラエティー番組のプロデューサーとして働くク・ヨルム(イダヒ)は、スタッフたちからの信頼は厚いものの担当する番組で思うような結果が出せずにいた。
恋愛面でもうまく行かないヨルムは、隣人で20年来の親友であるパク・ジェフン(シウォン)に頼ってばかりいた。
そんなジェフンは仕事への情熱を失った整形外科医で、恋愛に関しても興味を失っていた。
しかし、ヨルムが危機に直面するといつも彼女のことを助ける優しさは持ち合わせていた。
ある日、ヨルムの担当する番組が突然打ち切りとなる。
その上、ヨルムの同期であるカン・チェリ(チョスヒャン)が担当する人気恋愛リアリティショーに異動することになったヨルムは、番組出演者としてふさわしい独身者探しに苦労させられることに。
そんなヨルムの苦労を目撃したジェフンは、彼女を助けるためにと番組出演を了承するのたが、他の出演者はヨルムを手酷くふったスターシェフ(パクヨヌ)やジェフンのお見合い相手のハン・ジョン(イジュヨン)といったくせ者揃いで・・・。
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恋愛なんていらないみどころ
本作は恋愛リアリティショーを舞台に繰り広げられるサバイバルロマンスドラマです。
主人公は20年来の親友である番組プロデューサーと整形外科医の二人で、隣人としても暮らす男女が恋愛リアリティショーのプロデューサーと出演者として過ごすことでお互いを意識していく過程を描きます。
お互いを隅々まで知り尽くした親友の男女が、どのような過程で意識し恋愛に発展していくのかに注目で、職場の同期や元恋人、お見合い相手などが恋のライバルとなるだけでなく、恋愛リアリティショーのプロデューサーと出演者という難しい立場でどのように惹かれ合っていくのかがみどころとなります。
そんな恋愛模様だけでなく、プロデューサーとして番組を成功させていく過程や、どのように医師としての興味を取り戻していくのかにも注目です!
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恋愛なんていらない感想・評価
仕事面での分岐点や結婚や恋愛について思い悩むアラフォーたちを主人公にした大人のロマンスドラマ。
主人公二人は20年来の友人関係にあるとか、結婚の約束もした元恋人との再会、そして年齢に見合った心の傷を抱えているなど、よくある設定を積み重ねた作品ではありますが、財閥やスターが出てくるでもなく、運命的な出会いからはじまるものでもないのは新鮮でした。
つまり韓国ドラマにありがちな少女漫画的な設定ではなく、現実的な問題に沿ったリアルなラブストーリーだといえます。
主人公二人がアラフォーということもあって、これまでに仕事や恋愛において失敗を重ねていますし、仕事がうまく行かず悩んだり、失恋して恋愛することに疲れたこともあるなど、主人公が現実離れしたキャラクターではないから共感しやすいんですよね。
結婚するしないでのゴタゴタは明らかにドラマ的でしたが。
恋愛リアリティショーが舞台なのも面白く、ヨルムはジェフンが他の女性に優しくしたり、モテてる姿を裏方の立場から見ることで意識していきますし、気になっても参加することもアピールすることもできない。
一方、ジェフンもヨルムを助けるために参加したものの、参加者たちよりもヨルムが気になり、しかし持ち前の女性に対しての優しさは隠せないからモテてしまう。
この何ともヤキモキさせられるシーンを大っぴらに撮ることが出来る舞台設定なんですよね!
しかし、制作側を見るとゴタゴタばかりで、ヤラセや誘導演出、参加者との揉め事にスキャンダルなど、恋愛リアリティショーの闇を暴露しているかのようでもありました。
これは展開としては面白いのですが、とてもリアリティショーとは思えず引っ掛かりました。
それに番組を視聴する側も勝手で、それに影響される番組側や出演者もどうなのかと。
実際にもそんなものなのか?
この他にも、ヒロイン・ヨルムは明らかに綺麗過ぎで、そんなモデルみたいなプロデューサーはいないだろ!とか、ジョンシェフみたいな軽い男に引っかかるなんて男を見る目無さすぎだろ!とか、ジェフンのような男が常に隣りにいるのに意識するの遅くない?と思うなど、ツッコミどころも満載。
芸能人でもない番組出演者の過去が露見した位でそんな騒ぐのか?
医師ならやっかみで色々と言われるのも想定済みだろうに。それに詳細についてちゃんと調べもせずとりあえずニュースにしようと群がってくる記者は不快ですし、そもそも医療事故なんてなかった。
これはあまりにも取ってつけたような気がしてムカムカしましたね!
そんな状況を利用する番組にもイライラ!!
このようにいざ番組がスタートするとヤキモキさせられることばかりが目立ってくるんです。
ジェフンはヨルムの為に番組参加したのに、他の参加者たちと恋愛をせねばならず、その結果ジヨンとの仲が人気となり周りがくっつけようとしてきたり、チェリの過激演出が際立ってきて胸糞悪くなったり、妙なサスペンス演出が入ったりとゴチャゴチャしてくるんです。
それに、主人公二人以外のキャストは正直イマイチで、番組参加者は実は曲者揃いだけどあまり目立たず、ヨルムの友人夫婦はユニークなのに思ったほど登場しない。
一番目立つのはチェリですがとにかく性格が悪いですし、こんなトラブルメーカーが現場責任者とは現代においてはありえないかと。
そして強力なライバルがいないのもマイナス要因で、ジヨンはいい人ですが地味キャラで三角関係の相手とまではいかず、ヨルムにも最終的に言い寄る相手はいない。ヨルムの元カレであるイヌはあの事件を起こしたことで完全にアウトですしね。
ですが後半に来てジョンシェフの活躍が目立ってきたのは意外でしたね。
序盤はただの女たらしのいけ好かないキャラだとしか思っていませんでしたが、紳士な一面があったり反省もあり徐々に好印象となっていきました。
あと思ったほど番組が盛り上がらないのも問題で、番組内での恋愛模様は特に波乱もなく、モテモテな人もおらず相手を乗り換えたりもなく、出演者たちによる揉め事が起きるわけでもない。
だからこそチェリが過剰演出しようとするんですけど。
そういうこともあって、番組がスタートして中盤くらいまではそんなゴタゴタを見ることになり、それ以降はヨルムとジェフンが友人の壁を壊せるかどうかがメインとなりました。
もっとドタバタや複雑な恋愛模様が展開されるものと思っていたんですけどねぇ。。
彼氏に捨てられたり、年下にからかわれたり、結婚を破断にされるなんて惨めなキャラクターがイ・ダヒさんに似合わないと思っていたのもありますが、見た目がキレイすぎるからヒロインのことをあまり可愛そうだと思えなかったのも難点。
それに主人公たちが親密過ぎるためロマンスとしてのみどころは意外と少なく、それは親友というより家族に近い関係性が原因にあります。友人から恋人に変わる瞬間は盛り上がりますが、それ以外のシーンは見ていてもどかしいばかり!
つまりロマンスものとしては物足りなかったということですね。。。
なので、主人公たちのロマンスも思ったほど盛り上がりどころはなく、恋愛リアリティショーの裏側を画くのがメインといった感じに。。。
最後に
—*以下、ネタバレあり!—
ヒロインの結婚式当日に破談となるシーンは、私だったら相手から受けた仕打ちや裏切りを参加者たちの前でぶちまけたかなぁ。
それで傷つく人はいるかもしれませんが一番の被害者はヒロインなわけで、自分だけで溜め込んだり悩みを引きずるのではなく、衝動的だとしても関係者と悩みを共有し、怒りをぶつける相手がいた方がヒロインや両親の立ち直りも早くなったかもしれません。
こういった場面で爆弾発言した場合コメディのような展開になったかもしれませんけど・・・。
あと、ドラマの展開としては面白いのですが、恋愛リアリティショーとしては全くリアルでないというのが引っかかりました。
番組を主導するPDカン・チェリが出演者やスタッフ、放送局とも問題を起こしてばかりいるのをはじめ、ヤラセをしたり、参加者の気持ちを無視したり、撮影場所以外で無断撮影して無断放送したりと、各方面から訴えられたり放送倫理に引っかかるのは確実な番組なんです!
カン・チェリに関しては序盤から色々と恨みをかっていましたが、そのうち誰かから刺されるんじゃないか?と思うほどに人間味を感じませんでした。
ただ、終盤になり弱さが見えてくるとチェリに対する考えも変わってきますが。
最終選択のシーンに関しても誰も本音で語っておらず、体裁を整えるためやその場しのぎで済ませている感じがしてスッキリしない結末に。ここで大番狂わせがあったりしてこそ盛り上がるのでは?と思いましたが、その後の出演者たちが集まって回想するシーンでは、出演者の半分はいい人ぶりを発揮し好感度を増し、残りは恋愛以外の目論見が露見して嫌いになるという両極端なことに。
その中でも一番株を上げたのはまさかのジョンジェフ!序盤でのいけ好かない感じは何だったんだ?というほどに人として成長していて、見た目ではない人の魅力に気づけるようになったのには驚きました。
正にジョンジェフは後半の影の立役者でしたね!!