ユン・ドゥジュン×キム・スルギ共演で贈る「タイムスリップ」と「ヒロインが男装」という鉄板ジャンルが一つになった作品です!
2015年アジアンTVアワーズ短編ドラマ部門・最優秀賞受賞作でウェブ版は再生数1000万回を越えるヒット作となりました。
平凡な女子高生がタイムスリップし、王に数学を教えるという斬新なストーリー。
キャスト一覧や作品紹介、あらすじ、みどころ、感想などをまとめました。
ポンダンポンダン王様の恋キャスト一覧
全2話(テレビ放送版)
U-NEXT全10話(ウェブ版)
インターネット配信 再生数1000万回越え
放送年度2015年12月に韓国で放送
演出、脚本:キム・ジヒョン
【世宗(セジョン)〔王〕役】ユン・ドゥジュン
【チャン・ダンビ〔高3〕役】キム・スルギ
【昭憲(ソホン)王后/ソヒョン役】チン・ギジュ
【ヨン役】アン・ヒョソブ
【大殿内官/数学教師役】コ・ギュピル
【ファン・ヒ役】キム・ガプス
【シム・オン〔王后の父〕役】チョン・ギュス
【ダンビの母役】イム・イェジン
作品紹介
2015年アジアンTVアワーズ短編ドラマ部門・最優秀賞受賞作。
本作はMBCスペシャルドラマとして制作されたもので、まずはウェブで先行公開し、のちに2週に分けてテレビ放送された作品です。
ウェブ版は再生数1000万回を越えるヒット作となりました。
ユン・ドゥジュンさんは放送当時はBEASTのリーダーでしたが、現在は新グループHIGHLIGHTとして活動されています。
ドラマ『ゴハン行こうよ』シリーズの主演として知られ、本作の中でもパロディ的にテーマ曲が流されています。
キム・スルギさんは多くの作品で癖の強いコミカルな役柄を演じ注目されており、大ヒットドラマ『ああ、私の幽霊さま』で大ブレイクし、本作での主演となりました。
チン・ギジュさんは2015年にデビューしたばかりで、本作がデビューから2作目。まだ二十歳そこそこかと思っていたら、89年生まれの26歳なんですね!代表作にドラマ『麗〈レイ〉』や映画『リトル・フォレスト』などがあります。
アン・ヒョソプさんは俳優グループONE O ONEのメンバーで、本作がデビュー作となります。現在までに多くの話題作に出演されており、2018年にはドラマ主演も決まっています。
ポンダンポンダン王様の恋OST情報
本作はCDにはなっていないようですが、主題歌はノリのいいラブソング「キム・ヒョンジュン/君にポンダン」です。
ポンダンポンダン王様の恋あらすじ
大学入試当日、高校三年生のチャン・ダンビは色々な重圧に耐えきれず試験から逃げ出しました。
そして雨の降る中公園に行くと、そこの水溜まりに吸い込まれてしまいます。
水中から抜け出すとそこは朝鮮時代の王宮。
その時代、深刻な日照りが続いていて、王は迷信だとは思いながらも雨乞いを行っていたのです。
そこに突然現れたのが現代からタイムスリップしてきたダンビで、1度は殺されそうになりますが数学や様々な知識を披露し、王・世宗に気に入られることに。
ダンビは男装し、王に知識を教えていくのですが、次第に親密になっていきます。
それを気に入らない王后や臣下たちは、二人を引き離そうとするのですが・・・。
ポンダンポンダン王様の恋みどころ
現代の韓国ではこれといった取り柄もない普通の女子高生のダンビが、朝鮮時代においては天才扱いされ、苦手だった数学を王に教えることになるという奇想天外な物語です。
ダンビ役のキム・スルギさんは流石のコメディエンヌっぷりを発揮していています。
世宗王役のユン・ドゥジュンさんも王の貫禄とコミカルな演技を同時に披露していて、食事のシーンは『ゴハン行こうよ』シリーズを思わせるもの!
この二人のコミカルかつドキドキのやり取りこそが、このドラマの真骨頂だと思います。
王に対してタメ口だったり、ゲームをしてデコピンしたりと、その度にダンビは剣を突き付けられるのですが、そこには想像していた時代劇の堅苦しさはなく微笑ましいものなんです。
約15分のショートドラマが10話のみと、スペシャルドラマ程度の長さなどで、サクッと気軽に見れてありがたいですね。
ポンダンポンダン王様の恋感想
第一話を見ると韓国の大学受験の問題点を提示して、それに耐えきれないヒロインが痛々しく見ていて辛くなるものでした。
「どのレベルの大学に入れるかで、その後の人生がほぼ決定する!」という過酷な現実は、気軽なラブコメを期待していただけに予想外でした。
そのプレッシャーから逃げたくなる気持ちも分かるし、そもそも国の制度自体がおかしいですよね。
そういう問題提示ドラマ?と思っていたら、タイムスリップしてからはコミカルな展開になり、このギャップを産み出したくての重苦しい導入だったのかもしれません。
個人的にはもっとライトな感じでも良かったと思うのですが、そこは好みによるかもしれません。
朝鮮時代に行ってからはサクサク見れるドラマなので、ラブコメ好きなら是非見た方がいいと思いますよ!
最後に
“大学受験でその後の人生が決まる!”という重苦しいテーマをラブコメに持ち込むのが嫌いなんですが、そこを除けば気軽に楽しめる秀作となっています。
そこを真面目に問題視したドラマを作るのならまだしも、その後異世界へ逃げ込んだりする”現実逃避”の展開への導入に使っているのは「ラブコメを期待して見てる視聴者は面白いと思うのか?」と疑問に思います。
まず現実の困難を提示して、その後それを乗り越えるという流れは定番ですが、毎度毎度同じパターンだと飽きますね。
シリアスはシリアスに、ラブコメはラブコメに集中した作品が私は好みですね。