ユン・ジェムン、チョン・ソミン主演により日本のドラマを映画としてリメイク!
サラリーマンのパパと女子高生の娘の身体が入れ替わったことによるドタバタ模様を描いたヒューマンコメディ。
キャスト、あらすじ、日本のドラマとの比較、感想をまとめました。
(トップ画像公式ページより)
パパとムスメの7日間【韓国映画】キャスト一覧
原題:パパは娘
2017年4月12日韓国にて公開
上映時間:114分
監督:キム・ヒョンヒョプ
脚本:チェ・ユンミ
キム・ジソン
チン・ナリ
チョ・ソンウ
【ウォン・サンテ役】ユン・ジェムン
父。化粧品会社在庫処理チーム課長。
【ウォン・ドヨン役】チョン・ソミン
娘。女子高生。
【母役】イ・イルファ
サンテの妻。ドヨンの母。
【チュ・ジャンウォン役】カン・ギヨン
在庫処理チーム代理。
【ナ・ユンミ役】イ・ミド
在庫処理チーム代理。
【カン・ジオ役】イ・ユジン
ドヨンが憧れる先輩。
五十嵐貴久の小説「パパとムスメの7日間」を原作とした韓国映画。
日本では2007年(舘ひろし、新垣結衣主演)と2022年(飯沼愛、長尾謙杜/なにわ男子、眞島秀和主演)にテレビドラマ化されており、2018年にはベトナムでも映画化されています。
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パパとムスメの7日間【韓国映画】あらすじ
化粧品会社の万年課長ウォン・サンテ(ユンジェムン)は、最愛の娘からは洗濯物を一緒に洗うのが気持ち悪いと言われ悲しむ中年サラリーマン。
一方、サンテの娘ドヨン(チョンソミン)は、口を開けば勉強をしろとしか言わない父親にうんざりしながらも、学校では軽音部の先輩に憧れるごく普通の女子高生。
そんなある日、おじいさんのお見舞いに行った帰りの車内で、二人はいつものようにはげしい口喧嘩をしてしまい交通事故を起こしてしまう。
その後、病院で目を覚ますと、父親と娘の身体が入れ替わっていたのだ!
サンテの親友である精神科医に相談しても笑うばかりで信じてもらえず、仕方なく二人はお互いの日常生活を送ることにするのだが、二人には昇進を賭けた大事なプレゼンや、憧れの先輩との初デートを控えていて…。
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パパとムスメの7日間【韓国映画】みどころ
主人公二人の身体が入れ替わる!という定番設定を活用した父と娘のヒューマンコメディ。
本作はひょんなことから身体が入れ替わってしまった父と娘が、お互いの日常を7日間体験することで知らなかった思いや苦労に気付くというストーリーになっています。
簡単だと思っていた高校生の勉強の難しさに頭を抱えたり、教師や友人たちとの関係や初めての恋に悩む女子高生としての生活を送る父親と、ただ口うるさいだけの父親が会社で苦労し、家族のために努力していたことを知る娘は、7日後に迫る大事なプレゼンと初めてのデートを無事に乗り切ることが出来るのか!?
キャラクターが入れ替わったことによりドタバタコメディと、父と娘の想いが伝わる感動のドラマの両方が楽しめる作品です。
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パパとムスメの7日間【韓国映画】感想
やっぱりチョン・ソミンさんは男勝りなキャラクターを演じると最高ですね!
アラサーなのに女子高生役に違和感がなかったのはもちろん、中年のサラリーマンの魂が身体に入ったおじさん演技が見事だったり、そんな状態で男子高校生とイチャイチャする姿に笑わせられたりと、“身体が入れ替わる”という設定を難なく演じていました。
その状態でのロマンスは流石にありませんでしたが、中身がおじさんの女子高生が巻き起こすコメディとしては文句の無いものでしたね!
この高評価は悪役の印象が強いユン・ジェムンさんも同様で、あの見た目でコスメやスマホに詳しいとか、アイドル曲(?)を歌って踊る姿が笑えるとか、テレビショッピングでコスメを売る姿が様になるなど、おじさんな見た目が良い方に働いていましたね。
日本版の舘ひろしさんもギャップがあって笑えましたが、正直見た目が整いすぎているので笑ってはいけないいけない感じもあったんですよね。
そしてチョン・ソミンさんの役を演じたガッキーは、当時かなり若いこともあっておじさん演技をするにはハードルが高く、口が悪くてガニ股歩きというチョン・ソミンさんのコメディエンヌぶりには敵いませんかね。
とはいえ本作は、いい意味でも悪い意味でもよくある“入れ替わり系作品”なので、一定以上の面白さはあるものの予想を超えることは無いんですよね!
それに邦画版が公開された2007年時点はどうか分かりませんが、今となっては類似設定の映画、ドラマ、アニメなどが山ほどあるので新鮮味も感じられません…。
決して悪い作品ではないのですが、万人向けなホームコメディの良作といった感じですかね。
まずチョン・ソミンさんのコメディエンヌぶりが素晴らしいですし、ユン・ジェムンさんも見た目とのギャップもあって面白い。
しかし、世の中には似たような設定の作品が沢山あるのでストーリーや設定の新鮮味は無いんですよね…。
最後に
ちょっと一癖あるキャラクターを演じさせたら、やっぱりチョン・ソミンさんの魅力が増しますね!
大好きな「環魂」も中身が殺し屋の小間使いという“見た目と中身が違う”キャラクターでしたが、本作でもそれと同様な可愛らしさ・ギャップ・気が強いキャラクターというのが楽しめるんですよね。
「環魂」を見てチョン・ソミンさんのファンになった人なら見ておいて損はない良作ですよ!!