キム・ソヒョン×ジス×シン・ジェハという人気若手俳優が共演し、『グッド・ドクター』や『君の声が聞こえる』のスタッフが製作した青春ラブストーリー。
キャスト、あらすじ、感想、みどころなどをまとめました。
(トップ画像公式ページより)
演奏者たち【韓国ドラマ】キャスト・視聴率
原題:ページターナー
全3話
U-NEXT全3話
平均視聴率:3.6%
最高視聴率:3.8%
放送年度2016年3月から韓国で放送
演出:イ・ジェフン
脚本:パク・ヘリョン
【ユン・ユスル役】キム・ソヒョン
【チョン・チャシク役】ジス
【ソ・ジンモク役】シン・ジェハ
【ユスルの母役】イェ・ジウォン
【チャシクの母役】ファン・ヨンヒ
【ジンモクの父役】キム・ミンサン
【チェ・サンピル役】キム・ドンヒ
【イ・ギュソン役】ユ・ヨンミ
OST情報
本作はピアノを題材とした作品なので、当然のように様々なピアノ曲が出てきます。
クラシック好きも、そうでない方も、作品の世界観とマッチしたOSTにも注目してみて下さい!
演奏者たち【韓国ドラマ】あらすじ
ユン・ユスル(キムソヒョン)は、ピアノの才能に恵まれ学校においても常にトップの成績を保っていました。
そんなユスルの幼馴染みでライバルでもあるソ・ジンモク(シンジェハ)は、ユスルのせいでずっと二番手に甘んじていました。
そんなある日、ユスルが交通事故に遭い失明してしまいます。
ジンモクはユスルの不幸を祈っていたせいではないかと自らを責め、これまでのようにユスルをライバルとは思えなくなり意識してしまうようになります。
一方、棒高跳びの選手として将来有望だったチョン・チャシク(ジス)は、試合会場で母親が嫌がらせされているのを見てしまい、怒りの感情を持ったまま試合に挑んでしまいます。
結果、新記録は出したものの、その後に負傷し選手生命を絶たれてしまいます。
それによりチャシクは絶望してしまうのですが、母親に実の父親は有名なピアニストであることを知らされます。
チャシクは自分にもその才能が受け継がれているのではないかと、ピアノ科のあるユスルたちの通う高校への編入しようと試みます。
しかし、簡単には編入出来ず、盲目となったユスルの手助けをする事を条件に通えるようになったのです。
チャシクはユスルと共に過ごすうちにピアノ二重奏コンクールに関心を抱くようになり・・・。
演奏者たち【韓国ドラマ】みどころ
本作は名作ドラマを製作してきたスタッフによる全3話約3時間の短編ドラマです。
事故により盲目となった才能あるピアニスト、その事故に責任を感じる幼馴染み、そして選手生命を絶たれた元棒高跳び選手。
この3人を中心とした青春ドラマであり、ピアノと出会ったことでそれまでとは人生が変わった若者たちを描いたのが本作となります。
主人公たちを演ずるのは、子役として数多くのヒット作に出演し今や大人の女優として主演もするようになったキム・ソヒョン、俳優歴は短いながらも次々と作品に起用されている若手注目株のジス、そして本作の脚本家からも厚い信頼を寄せられ高い演技力が評価されているシン・ジェハ、という3人が見事なケミストリーを見せてくれています。
短編ドラマにしてはキャスティングが豪華なのにも注目なのですが、内容についてもしっかりとしたもので、下手な連続ドラマよりもすぐれた作品になっているんです。
それぞれに複雑な問題を抱える3人はピアノのコンクールに出ることになるのですが、果たしてコンクールの行方は?
そして、3人はどんな将来を目指すことにするのかにも注目です!
演奏者たち【韓国ドラマ】感想と評価・評判
キャスティングに惹かれて見始めた作品だったのですが、予想以上にいい出来の作品でした。
ストーリー的には日本の漫画やスポ根ドラマなどでよくあるものなんですが、ヒロイン役のキム・ソヒョンはこういう役柄が非常に似合っていて、ちょっとした映画のような作品だと思いました。
挫折を味わった3人の若者たち、そんな3人を結びつけるピアノ、そして恋心と、青春ドラマに欠かせないものがしっかりとある秀作ですね!
そんな3人の関係以外にも親子の関係なども描かれていて、母親のために頑張るチャシク、母親からのプレッシャーに悩むユスル、自分の才能を疑い父親の言葉に揺れるジンモクと、この設定自体はよくあるものなんですが、丁寧に3人の複雑な心境を描いているのには惹かれました。
このストーリーは韓国ドラマにしては地味な方なので、十数話に渡って描くと無駄にサスペンス要素などが入ってきそうで、ある意味三時間程度で終わるのが良かったんだと思いますね。
まとめ:夢と恋で悩む高校生たちの日々を描いた良質な青春ドラマ!同時に親子の関係なども描かれていて、人間ドラマとしてもみどころがいっぱいでした。
最後に
日本では大々的に紹介されることは少ない韓国の短編ドラマですが、実は探せば名作が結構あるんです!
大物が主演しているものもありますし、本作のような豪華なスタッフによる作品などもあったりと、見るドラマが無いときの繋ぎで見るのには勿体ない出来のものもありますので、良ければ本作を機会に他の短編ドラマも見てみてはいかがでしょうか?